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1月28日-2月3日資金調達を実施したPJ 9選

投稿日 2024年 02月 05日

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目次

Portal


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Coinbase Ventures、Arrington Capital、OKX Ventures、Gate Venturesが参加するシードラウンドで、3400万ドルを調達。

ビットコイン上の分散型取引所(DEX):異なるブロックチェーン間でBTCをP2Pで交換するための分散型インフラを提供


Portalはビットコインベースの分散型取引所(DEX)及びウォレットであり、ブロックチェーンを跨いだ暗号資産のレイヤー2スワップを提供しています。トラストの最小化とセキュリティに重点を置いていることが特徴であり、Portalはステーキングのためのラップトークンや仲介者を不要にし、クロスチェーン取引でのノンカストディアルなユーザー体験を実現しようとしています。

同社は、今回調達した資金によって、Portal DEX開発とウォレット開発を加速させることを発表しています。Portalウォレットは、Portal DEXを統合した完全にノンカストディアルなウォレットとなっているとのことです。

Portalは2021年9月にも850万ドルを資金調達していました。現在はまだテストネットの段階であり、2年以上製品開発を行なっていたことになりますが、同社によると現在では、監査を受け、プラットフォームをテストし、バリデータネットワークを構築している最中とのことです。

同社CEOであるChandra Duggirala氏によると、第2四半期までにプラットフォームをメインネットに対応させる予定とのことです。

公式サイト:https://portaldefi.com/

X:https://twitter.com/portal_finance

Whitepaper:https://docsend.com/view/pdk55ecxmuewiy8f

Medium:https://medium.com/@Portal_team

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/portal-crypto/

Discord:https://discord.com/invite/R7uA46Sa

Telegram:https://t.me/getportal

Cube


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6th Man Venturesが主導するシリーズAラウンドで、1200万ドルを調達(評価額は1億ドル)。他には、GSR Markets、Foundation Capital、ParaFi Digital、Susquehanna Growth Equityなどが参加。

従来の機能とDeFi機能を融合させたハイブリッド暗号資産取引プラットフォーム


Cube.Exchangeは、オフチェーン注文マッチングとオンチェーン決済のハイブリッドモデルを採用しているハイブリッド暗号資産取引プラットフォームです。これによってユーザーは、取引のために取引所のカストディアル口座に資産を移すことなく、資産を所有することが可能となります。

また、Cubeは、ネイティブ決済のために個々のウォレットを保管し、ブロックチェーン上の資産を直接保持するマルチパーティ計算保管庫(vault)を特徴としています。このアプローチにより、ユーザーはプルーフ・オブ・リザーブの監査に頼ることなく、オンチェーンで資産を確認することができ、またラップ(wrapped)アセットも不要となります。

Cubeは現在、ビットコイン、イーサリアム、Dogecoin、Solanaをネイティブに決済しており、将来的にはさらに多くのレイヤー1ネットワークをサポートする予定とのことです。

Cubeは、昨年10月に既に900万ドルのシードラウンド資金調達を行なっていました。今回の資金調達も含め、両方ともトークンのワラント付きの株式の形で行われたのことです。

今回調達された資金は、Cubeチームの大幅な拡大、多くの法域でのライセンス取得のために使用れます。

数ヶ月以内に一般公開が行われる予定:現在のところ、独自トークンの発行計画はなし


Cubeは現在アーリーアクセスモードですが、数ヶ月以内に一般公開が行われると発表されています。現在の段階では、Cubeが提供する様々な特典と交換できるポイントがユーザーに提供されています。

例えば、1億7500万枚分のGECKOトークン(2万5000ドル相当)の報酬プールが実施されるなどしていました。

Cubeは今後も上場トークンと提携して報酬プールを提供する予定とのことですが、現在のところ、独自トークンを発行する計画はないと発表されています。

公式サイト:https://www.cube.exchange/

X:https://twitter.com/cubexch

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/cubexch/

Github:https://github.com/cubexch

Pixelmon


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Animoca Brands、Delphi Ventures、Amber Groupなどが参加するシードラウンドで、800万ドルを調達。

分散型ゲーム「Pixelmon」を運営:知的財産分与システム「Mon Protocol」の導入でも知られる


Pixelmon Labsは、Web3ベンチャーキャピタルのLiquidX Studios傘下の子会社であり、分散型ゲーム「Pixelmon」を運営しています。2023年10月には、横スクロールゲーム「Kevin the Adventurer」をローンチしていました。

Pixelmonは現在、今月リリース予定のPixelPalsを含む4つのゲームを開発中です。また、同社の知的財産分有システム「Mon Protocol」によって、商標登録可能なゲームキャラクターの所有権をNFT保有者に配布し、コミュニティやゲーム・エコシステムとともに成長するIPの権利を与えることが可能となっています。

今回調達された資金は、ゲームポートフォリオ全体の開発促進に使用されます。

公式サイト:https://hub.pixelmon.ai/

X:https://twitter.com/pixelmon

Discord:https://discord.com/invite/thepixelmon

Forgotten Playland


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Merit Circle、Spartan Group、C2 Ventures、 Paper Venturesが参加するラウンドで、700万ドルを調達。

放置された屋根裏部屋を舞台としたソーシャルパーティーゲーム


Forgotten Playlandは、ソーシャルパーティーゲームです。放置された屋根裏部屋を舞台として、プレイヤーはカスタマイズ可能なぬいぐるみと一緒に探検や交流、ミニゲームなどをすることが可能です。

2024年第1四半期にさまざまなミニゲームとともにリリースされる予定とのことです。

2023年3月ごろからMerit Circleと密接な関係を築いており、同年5月19日にアムステルダムで開催されたMerit Circle DAOのコミュニティ・イベントでは、ゲームの最初のプレイアブル・バージョンを公開していました。

公式サイト:https://forgottenplayland.com/

X:https://twitter.com/ForgotPlayland

Gevulot


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Variantが主導するシードラウンドで、600万ドルを調達。他には、RockawayX、Volt Capital、Staking Facilitiesなどが参加。

ゼロ知識証明に特化したレイヤー1ブロックチェーン:ゼロ知識証明の生成と検証に最適化された分散型計算ネットワーク


Gevulotは、ゼロ知識証明における証明生成の需要に注目しており、同分野の問題点として、ほとんどすべての証明インフラが許可制であり、多くのアプリケーションが単一の証明者に依存していることを指摘します。これは中立性と検閲への耐性を損なう可能性があります。

これらに対するソリューションとして、Gevulotはゼロ知識証明の生成と検証のためだけに最適化された分散型計算ネットワークを構築しようとしています。ユーザーは任意の証明者(prover)をパーミッションレスにデプロイし、ハードウェアオペレータのネットワークに計算をオフロードすることができます。

Gevulotの主な利点として、以下の三点が挙げられます。

  • 安価:Gevulotは、業界全体からの証明ワークロードを集約し、ネットワークのハードウェアリソースをより有効に活用することで、すべての参加者のコスト構造を改善することが可能です。
  • パフォーマンス:Gevulotは、証明と検証に最適化されており、その他のブロックチェーン機能をすべて削除することで、多くの種類のワークロードで中央集権型の同様のサービスと同等のパフォーマンスを実現しています。
  • 柔軟性:Gevulotは、任意の証明者(prover)のパーミッションレスなデプロイをサポートしており、証明者は、RustやC++などの様々な言語を使用することが出来、マルチスレッドやGPU証明のようなセットアップで最適化をすることが可能です。

Devnetは3月25日に開始される予定とのことです。

公式サイト:https://www.gevulot.com/

X:https://twitter.com/gevulot_network

Docs:https://docs.gevulot.com/gevulot-docs/

Blog:https://blog.gevulot.com/

Github:https://github.com/gevulotnetwork/gevulot

Telegram:https://t.me/gevulot

Squid


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Polychain Capitalが主導するラウンドで、400万ドルを調達。他には、Nomad Capital、North Island Ventures、Maelstrom、Chorus One、The Department of XYZ、Breed、Binary Builders、Typhon Venturesなどが参加。

Axelar Networkのクロスチェーンスワップと流動性ルーティングプロトコル


Squidは、ブロックチェーンとアプリ間の相互運用性の改善に努めており、トークンのスワップ、購入、入金、ステーキングなどのクロスチェーンアクションをワンクリックで可能にしています。

Squidは、アプリ上で60以上のEVMとCosmosチェーンをサポートしています。ユーザーはSquid Boostを使用することで、20秒ほどでチェーン間のスワップを行うことが出来ます。

その他にも、「Squid NFT Checkout」の提供を開始したことが特徴として挙げられます。これは、ユーザーがNFTの収集、ミント、デプロイをするに際して同じクロスチェーンアクセスができるようになるものです。ユーザーはどのチェーンからでもSquid NFT Checkoutで直接NFTを簡単に購入することができ、OpenSea上でもクローム拡張機能上で購入することができます。

公式サイト:https://www.squidrouter.com/

App:https://app.squidrouter.com/

X:https://twitter.com/squidrouter

Docs:https://docs.squidrouter.com/

Medium:https://medium.com/@squidrouter

Discord:https://discord.com/invite/squidrouter

Github:https://github.com/0xsquid

Stride


Hivello

DBAが主導するラウンドで、400万ドルを調達。他には、1confirmation、Road Capital、Modular Capital、Imperator、Chorus Oneなどが参加。

Cosmosリキッドステーキングプロトコル:Celestiaサポートへ向けた拡大を計画中


Strideは、現在Cosmosで最大のリキッドステーキングプロトコルです。Cosmos Hub、dYdX、Osmosisなどのチェーンで90%以上の市場シェアと1億ドルのTVLを有しています。

現在では、同社はCelestiaのサポートに注力しており、今回の資金調達もそのために行われました。Celestiaは、モジュール型データ可用性(DA)ネットワークです。誰でも簡単に独自のブロックチェーンを立ち上げることが特徴であり、170億ドルのFDVを記録していることからも、その注目の高さが窺えます。

今回調達された資金は、Celestiaエコシステムにおける同社の成長に使用されます。

stTIAをローンチ:500 万 STRD(最大供給量の 5%)のエアドロキャンペーンを実施中


Stride

https://x.com/stride_zone/status/1753057572708315569?s=20

Strideは、2月1日にstTIAをローンチしました。stTIAは、Celestiaのロールアップ全体で使用される主要トークンである「モジュラー・マネー」になることをビジョンとして設計されています。

現在、今後150日間においてstTIA保有者を対象としたSTRDのエアドロキャンペーンが実施されています。500 万 STRDが配布予定であり、これは最大供給量の 5%です。

STRDの割り当ては、日々のstTIAの保有額によって変動します。対象となるstTIA供給総額の割合に比例したSTRDの割り当てを受けることになりますが、150日間全てで均等にSTRDが割り当てられている訳ではありません。

具体的には、最初の60日間では300万STRD(1 日あたり50000STRD)が、残り90日間では200 万STRD(一日あたり22200STRD)が配布されるようになっており、早期ユーザーに対するインセンティブが高くなるように設計されています。

公式サイト:https://www.stride.zone/

X:https://twitter.com/stride_zone

Docs:https://docs.stride.zone/docs/getting-started

Discord:https://discord.com/invite/stride-zone

Github:https://github.com/Stride-Labs/stride

Hivello


Hivello

NGC、Blockchain Founders Fund、IDG、Blockchange (USA)、Cypher Capital、MH Ventures、Primal Capital、Contango Digital Assets、Candaqが参加するラウンドで、250万ドルを調達。

予備リソースに焦点を当てた分散型物理インフラネットワーク


Hivelloは分散型物理インフラネットワークであり、ユーザーがコンピューター、ルーター、モデム、ストレージノードなどのデバイスから予備のリソースを提供し、Web3アプリケーションのDePIN(分散型物理インフラネットワーク)プロトコルをマイニングすることを可能にします。

同社は、1ヶ月ほど前に100万ドルの資金調達を行っていましたが、今回150万ドルの追加調達をした形となります。これは、分散型物理インフラに対する業界の注目の高さを反映したものと言えるでしょう。

今回調達された資金は、技術力の拡大及び、製品開発の促進に使用されるとのことです。

公式サイト:https://www.hivello.com/

Reboot World


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ZMT Capital、Eureka Capital、DeData Technologies、Signum、PAKAが参加が主導するシードラウンドで、250万ドルを調達。

分散型の生成メタバース・プロジェクト:EigenLayerの採用や、SolanaやArbitrumといったEVMへ対応していることも特徴


Reboot Worldは、生成AI(AIGC)とMixed Reality Generated Content(MRGC)に基づく初のオムニチェーン・オープンネスト型メタバースです。プレイヤーは物理的アセットをNFTの形でデジタルアセットにマッピングし、オールインワンのマーケットプレイスにアップロードし、ゲームメーカーとともにゲームに統合することができます。

Reboot Worldプラットフォームの特徴として、Eigenlayerとシームレスに統合されていることが挙げられます。これにより、データの可用性を高め、よりスケーラブルで費用対効果の高いソリューションが提供されています。

この他にも、LayerZeroを活用し、Solana、Arbitrum、EVM互換のパブリックチェーンを組み込んだモジュール式のクロス・チェーンを構築していることも特徴です。また、IPFSは、LAND、AVATAR、ASSETSのすべての関連情報を保存するために使用され、それぞれの所有者の許可なしにこれらの情報が変更されないことが保証されています。

公式サイト:https://reboot.world/

X:https://twitter.com/RebootDotWorld

Medium:https://medium.com/@Reboot_World

Discord:https://discord.com/invite/EuNQ8VWnJ7

Telegram:https://t.me/rebootdotworld

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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。

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