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投稿日 2024年 03月 05日
目次
BullishとCoinFundが主導するシリーズAラウンドで、2700万ドルを調達。他には、OKX Ventures、Foresight Ventures、Consensys、Amberなどが参加。
ether fiは、流動性リステーキングプラットフォームです。ether.fiではユーザーのETHをステーキングするだけでなく、ETHをステーキングすることで得られるトークンであるeETHもステーキングすることが可能となっています。ether.fiは、EigenLayerプロトコルで動いています。
DeFi Llamaによると、ether fiのTVLは18億ドルを超えており、リステーキング分野のプロダクトとしてトップのTVLを誇っています。
先週特集したEigenLayerやRenzoの資金調達にも代表されるように、イーサリアムのリステーキング・セクターに対する資金調達が加速しています。これは、イーサリアムのステーキングとリステーキングに対する業界の強い関心とサポートを示していると言えるでしょう。
公式サイト:https://www.ether.fi/
X:https://twitter.com/ether_fi
Docs:https://etherfi.gitbook.io/etherfi
Medium:https://medium.com/etherfi
Discord:https://discord.com/invite/zqGzcuQWvD
Github:https://github.com/etherfi-protocol
Telegram:https://t.me/+C3fpSjmPqzA5NTVh
Placeholderが主導するシリーズAラウンドで、1700万ドルを調達(評価額は1億2000万ドル)。他にはHashed、Robot Ventures、Wintermute Ventures、Amber Group、Selini Capitalが参加。
Backpackは暗号資産取引所でありマルチチェーンウォレットであり、セキュリティ強化のためにマルチパーティ計算技術を採用しています。特徴としては、実行可能なNFT(xNFT:executable NFT)のために特別に設計されたウォレットとしても機能することが挙げられます。
Backpackは2022年9月に、2000万ドルの資金調達を行なっていました。その際の投資家たちの中には、FTXがいました。そこから2年が経過し、プロジェクト拡大のための大規模な資金調達を再び行なった形となります。
また、Backpackが注目されたきっかけの1つとして、Solana モバイル「チャプター2」のエアドロ特典NFT「Mad Labs」があります。リーダーボード上位1500に入るとNFTを取得出来るのですが、この受け取りには、Backpackウォレットを用いる必要がありました。PhantomやSolflareで購入したユーザーが、Backpackウォレットに接続先を変更するなどして、Backpackの認知が広まりました。
今回調達された資金は、より多くの管轄区域への拡大するためのコンプライアンス及びライセンス費用として使用されます。
公式サイト:https://www.coral.community/
X:https://twitter.com/Backpack
Blog:https://www.coral.community/blog
Github:https://github.com/coral-xyz
Hack VCとDelphi Digitalが主導するシードラウンドで、750万ドルを調達。他にはCobie、DCF God、SplitCapital、Nascent、Figment Capitalなどが参加。
Initiaは、ロールアップに特化したブロックチェーンであり、レイヤー1技術とアプリケーション固有のレイヤー2インフラを組み合わせていることが特徴です。これにより、開発者に対して、アプリケーション固有のブロックチェーンをレイヤー2として起動するプロセスの簡素化や、ネイティブのステーブルコイン、マルチチェーンブリッジなどの機能が提供されます。
Initiaは、ネットワーク上の活動にインセンティブを与えることを重視しており、トークン供給の大部分をインセンティブプログラムに割り当てることで、これを実現しようとしています。
毎月、Initiaのレイヤー1ブロックチェーン上で、ガバナンストークン(INIT)のステークホルダーによる投票が行われます。投票者は、割り当てられたトークンがどのようにInitia上に構築されたレイヤー2ネットワーク間で分配されるかを決定することができます。また、特定の目標を達成した場合にのみネットワークがトークンを受け取れるように、主要業績評価指標を設定することも可能となっています。
これはいわば、トークン保有者がトークンを一定期間ロックし、投票権を得るというCurveのエスクローシステムを一部反映したものと言えます。
Initiaの他の特徴は、「Enshrined Liquidity」と呼ばれる流動性を備えていることです。これは、Initiaネットワークの中心にネイティブな流動性を提供し、ユーザーがレイヤー2ネットワーク間を移動する際にトークンを交換しやすくするものです。
この仕組みは、トークン保有者が特定のLPトークンとINITトークンをペアにしてステークすることで機能するものです。同時に、このペアでステークされたINITトークンは、インセンティブ・プログラムの投票にも使用することが可能となっています。
公式サイト:https://initia.xyz/
X:https://twitter.com/initiaFDN
Blockchain CapitalとBreyer Capitalが主導するラウンドで、600万ドルを調達。他には、dao5、CMS Holdings、Bankless Ventures、NGC Ventures、Matrixport Ventures、Primitive Ventures、Arcane Group、IDG Capital、Bixin Venturesなどが参加。
BounceBitは、BTCのリステーキングプロトコルとネイティブBTCリステーキングチェーンです。また、Mainnet DigitalとCeffuのの規制されたカストディによって保護された、さまざまなリステーキングプロダクトのための基礎レイヤーも提供しています。
BTCとBounceBitトークンの両方で保護されたデュアルトークンステーキングシステムが特徴であり、DeFiとCeFiの利回りメカニズムを導入し、BTC保有者がネイティブバリデータステーキング、DeFiエコシステム、CeFiミラーリングメカニズムを通じて利回りを獲得することを可能にするものです。
また、BounceBitのリステーキングソリューションは、エコシステム全体で共有されたセキュリティを提供することも特徴としています。これらのインフラコンポーネントは、共有セキュリティクライアント(SSC:Shared-Security Clients)と呼ばれています。
BounceBitでは、BNBチェーン上のBTCBが主要なリステーク資産となっています。
同社のロードマップとしては、3月8日にテストネット立ち上げ、ビットコインの半減期と同時の4月にメインネット立ち上げを予定しているとのことです。
今回調達された資金は、BTCリステーキングインフラを構築するために使用されます。
公式サイト:https://bouncebit.io/
X:https://twitter.com/bounce_bit
Docs:https://docs.bouncebit.io/
Medium:https://medium.com/@bouncebit
Discord:https://discord.com/invite/bouncebit
Cadenza Venturesが主導するシードラウンドで、580万ドルを調達。他には、Blockchain Founders Fund、Bloccelerate、Blockwall、Side Door Ventures、Metamatic、GS Futures、AP Capitalが参加。
Validation Cloudは、スイスのツークに本社を置いており、「Web3のCloudflare」として知られるシステムアーキテクチャを開発しています。これによりステーキング、ノードAPI、データサービスを提供するスケーラブルなプラットフォームを提供しています。
同社は、Chainlink、Hedera、Stellarのような確立されたものから、Aptos、Eigenlayer、Berachainのような新興ネットワークまで、幅広いエコシステムをサポートしており、同社のプラットフォームは、企業がネットワークを採用するための土台を築いています。
CloudflareのWeb2スケーリング・インフラは、ビデオストリーミングなどの高スループット・アプリケーションを大衆に提供し、数兆ドルの市場価値を生み出しています。Validation Cloudが、Web3領域においてどのような価値を作り出すのかに注目が集まります。
公式サイト:https://www.validationcloud.io/
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Linkedin:https://www.linkedin.com/company/validationcloud/
GalaxyとIDEO CoLab Venturesが主導するシードラウンドで、450万ドルを調達。他には、Spartan、SevenX、HashKey、Flybridge、Delta Fund、Draper Dragon、Compa Capitalなどが参加。
Karma3 Labsは、分散型評判プロトコル「OpenRank」を開発しています。これはWeb3ソーシャルグラフ・プロトコル用のEigenTrustアルゴリズムを使用したレピュテーション・インフラであり、開発者はレコメンデーションとシビル耐性システムを作成することが可能です。
Uber、Amazon、AirbnbのようなWeb2.0企業の中には、企業や個人に評価システムを提供しているところありますが、Web3の世界ではそのようなシステムはほとんどありません。OpenRankはそうした課題に対するソリューションと言えます。
OpenRankは、開発者やWeb3プロトコルが、中央集権的な運営主体を必要とせずに、オープンなランキングやレコメンデーションを持つ消費者向けアプリ、コミュニティ、マーケットプレイスの立ち上げ支援を目的としています。分散化を重視する目的として、評価や評判システムの分散化は、単一の団体が評判スコアを所有し、それを操作したり変更したりすることを防ぐことが挙げられます。
今回調達された資金は、OpenRankの採用拡大と、開発者向けプロトコルの初期バージョンのリリース支援のために使用されます。
公式サイト:https://karma3labs.com/
X:https://twitter.com/karma3labs
Docs:https://docs.karma3labs.com/
Mirror:https://mirror.xyz/0x6BE454113A58861A09Fc2A57940a344357B3859a
Telegram:https://t.me/karma3labs
North Island Venturesが主導するシードラウンドで、350万ドルを調達。他には、Modular Capital、Road Capital、Tangent、Reverieなどが参加。
GEODNETは、リアルタイム・キネマティクス(RTK)ベース測位のための全地球航法衛星システム(GNSS)参照ネットワークを構築しています。標準的なGPSは通常2メートル程度の誤差がある一方で、GEODNETのグローバルRTKネットワークに接続されたデバイスは、1~2センチ以内の精度を達成することが可能となっています。
GEODNETは、コミュニティベースの分散型物理インフラネットワーク(DePIN)であり、「Satellite Miner」と呼ばれるRS(Reference stations)を設置・運用することで、誰でもネットワークに貢献することができます。参加者はネットワーク貢献に対してGEODトークンで報酬を得る仕組みとなっています。
GEODNETでは既に、120カ国以上の2500以上の都市で4000以上のRSが登録されています。最終的にGEODNETは、自動運転車、農業、消費者向けロボットなど、様々な産業に堅牢で精密なナビゲーションシステムを提供することを目指しています。
ドローンや先進運転支援システム(ADAS)など、多くのIoTや自律型アプリケーションは、標準的なGPS測位の代わりに、RTKに移行しつつあります。GEODNETの試みはそれらにWeb3の要素を足したものと言えるでしょう。
公式サイト:https://geodnet.com/
X:https://twitter.com/GEODNET_
Whitepaper:https://geodnet.com/file/Geodnet whitepaper.pdf
Medium:https://medium.com/geodnet
Discord:https://discord.com/invite/geodnet
Github:https://github.com/geodnet/whitepaper
Telegram:https://t.me/geodnet
Polychain Capitalが主導するシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、dao5、Hash3、TRGC、WAGMI Ventures、Inception Capitalが参加。
Talus Networkは、集中型AIシステムの問題点として、少数の強力なアクターに支配される危険性を挙げており、AIの分散化に焦点を当てたブロックチェーンプラットフォームを構築しようとしています。また、消費者に優しいAIアプリケーション、特にスマートエージェントを育成し、日常のオンチェーン生活にシームレスに統合することも目的としています。
その他の特徴としては、Moveを採用していることが挙げられます。Moveのスマートコントラクトのセキュリティ、パフォーマンス、オブジェクト指向プログラミングを取り入れることで、TalusはDeFi、インテント、ゲーム、ガバナンス、IMO(Initial Model Offering)を含む様々なAIスマートエージェントアプリケーションのためのエコシステムを提供しています。
Talus Networkは現在開発中ですが、プライベートテストネットの立ち上げが近いことが告知されています。また、今後数か月にわたって、技術アーキテクチャの詳細が公開されていくとのことです。
公式サイト:https://talus.network/
X:https://twitter.com/TalusNetwork
Github:https://github.com/Talus-Network
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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
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