有料記事
投稿日 2024年 03月 26日
目次
Jump Crypto、Pantera Capital、Lightspeed Factionが主導するシリーズAラウンドで、6000万ドルを調達。他には、Distributed Global、Ribbit Capital、CMT Digitalが参加。
Figure Technologiesは、Provenanceブロックチェーン上に構築された取引所であるFigure Marketsなどの分散型ソリューションを開発している金融テクノロジー企業です。
マルチパーティ計算(MPC)ウォレットを活用することで、Figure Marketsは中央集権型取引所特有の単一障害点(single-point-of-failure)リスクを軽減し、デジタル資産市場の効率性と安全性を促進しています。
また、ステーブルコインに代わる登録証券の開発にも取り組んでいるとのことです。
公式サイト:https://www.figuremarkets.com/
X:https://twitter.com/figuremarkets
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/figure-markets/
Paradigmが主導するシード及びシリーズAラウンドで、5500万ドルを調達。他には、Robot Ventures、Bankless Ventures、Geometry、ZK Validatorなどが参加。
Succinct Labsは、開発者のためのゼロ知識証明(ZKP)アクセスの民主化を目的としています。同社の代表的なプロダクトとして、「SP1」が挙げられます。
SP1は、高性能でオープンソースのzkVM(ゼロ知識仮想マシン)であり、開発者がRustを使ってZKPを記述することを可能にし、Succinctが提供する分散型証明者ネットワークを活用することで、ワンクリックで効率的に証明を生成することを可能にしています。
また、SP1以外にも「Succinct Prover Network」を開発しており、これはオープンソースの証明システムの証明生成をアウトソーシングするアプリケーションのためのホスト型インフラストラクチャーレイヤーであるとのことです。
現在、Celestia、Wormhole、Lido、Avail、Near、Gnosisなどのチームが、Succinctのインフラストラクチャを使用してZK対応アプリケーションを構築しています。
公式サイト:https://succinct.xyz/
X:https://twitter.com/succinctlabs
Blog:https://blog.succinct.xyz/
Discord:https://discord.com/invite/succinctlabs
Peak XV Partnersが主導するシードラウンドで、1800万ドルを調達。他には、Samsung Next、Hashkey、Mirana、Signum、Coinlist、Naval Ravikant、Sandeep Nailwal、Gokul Rajaram、Tribe Capital、Morningstar Venturesなどが参加。
Mystiko NetworkはWeb3の基礎となるゼロ知識(ZK)技術レイヤーであり、スケーラビリティ、相互運用性、プライバシーのためのユニバーサルZKプロトコルと開発キットを提供しています。
ブロックチェーン・データとアプリケーションのプライバシー・インフラとして機能しており、レイヤー1、レイヤー2、ウォレット、ブリッジ、分散型取引所にわたる機密取引、プライベート資産管理、保護されたビジネス上の意思決定を可能にしています。
また、Mystikoは、Binance MVB、Chainlink Startup、Polygon Ecosystem、Coinlist Seedなどのプログラムにも選ばれてることでも知られています。
Mystiko V1メインネットは、1年経たないうちに、1億3400万ドル以上もの取引量、5つの異なるレイヤー1/レイヤー2のブロックチェーン上で21万件以上のトランザクション、5万人以上のユニーク・アクティブユーザーをサポートしています。
公式サイト:https://mystiko.network/
X:https://twitter.com/MystikoNetwork
Docs:https://docs.mystiko.network/
Medium:https://medium.com/@Mystiko.Network
Discord:https://discord.com/invite/ThkaKhFZNS
Github:https://github.com/mystikonetwork
Shorooq Partnersが主導するラウンドで、1100万ドルを調達。他には、Three Point Capital、Forte Securities、Virtuzone、Hex Trust、GameFi Venturesが参加。
MANTRAは、ドバイの暗号規制当局VARAからライセンスを取得した中東に特化したプロジェクトであり、規制遵守を重視するユーザー向けに、規制されたデジタル資産のチェーンを構築しています。
MANTRAはCosmos SDKとTendermintコンセンサスを基盤に構築されていますが、特に力を入れているのはRWA領域です。MANTRA Chainは、トークン化された不動産やその他の資産をスワップするためのネットワークとして構築されています。
現在では、MANTRAネットワークはまだ稼動しておらず、RWAの発行や取引はまだできません。しかし、MANTRAによると、Cosmosにはトークン化されたRWAを取引するための、いわゆるappchainはまだないとのことであり、未だ満たされていない需要を埋めるためのソリューションだと言えるでしょう。
公式サイト:https://www.mantrachain.io/
X:https://twitter.com/MANTRA_Chain
Docs:https://docs.mantrachain.io/
Medium:https://mantrachain.medium.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/mantrachain/
Discord:https://discord.com/invite/gfks4TwAJV
Telegram:https://t.me/MANTRA_Chain
KR1、SNZ Capital、Scytale Digitalが主導するラウンドで、600万ドルを調達。他には、Arrington Capital、Borderless Capital、Wormholecrypto Cross-Chain Fund、Hypersphere、Blockchain Founders Fundなどが参加。
TanssiはMoondance Labsによって開発されたappchainインフラプロトコルであり、開発者のappchain展開を簡素化・高速化することを目的としています。また、Polkadotリレーチェーンによる共有セキュリティと相互運用性という利点も、提供されています。
Tanssiのモジュール化されたインフラプロトコルを用いることで、appchainのデプロイ時間を数ヶ月から数分に短縮することが可能になっています。また、Tanssiプラットフォームでは、ブロックプロダクション、ウォレット、信頼性の高いデータ、オラクル、クロスチェーン接続などの不可欠なas-a-serviceツールが実装されています。
appchainはの数は増加傾向にありますが、技術的、コスト的なハードルは以前として高いままとなっています。Tanssiは、このようなインフラの障害を取り除くことで、NFT、DeFi、ゲーム、不動産、グリーンエネルギーなどの用途のappchainに対して効率性をもたらしており、Tanssiエコシステム内には数多くのプロジェクトがあります。
今回調達された資金は、チームの成長とTanssi appchainインフラ・プロトコルの開発に使用されます。
現在、Moondance Labsは、Tanssiコミュニティとエコシステムに報酬を与えることを目的としたインセンティブ付きテストネットキャンペーンを計画しているとのことです。
このキャンペーンでは、「Tanssians」(一般ユーザー)、「Builders」(エコシステム・プロジェクト)、「Block Producers」の3つのトラックで構成されており、オンチェーンとオフチェーンをミックスしたチャレンジになっているとのことです。
公式サイト:https://www.tanssi.network/
X:https://twitter.com/TanssiNetwork
Discord:https://discord.com/invite/kuyPhew2KB
Github:https://github.com/moondance-labs/tanssi
Telegram:https://t.me/tanssiofficial
Gumi Cryptos CapitalとGreenfield Capitalが主導するラウンドで、600万ドルを調達。他には、Motier Ventures、Kima Venturesが参加。
Keyringは、クリプトコンプライアンス・プラットフォームです。ロンドンを拠点としており、金融機関投資家がコンプライアンスに準拠した方法で分散型金融(DeFi)プラットフォームとやり取りし、カウンターパーティーのアドレスを制限するのを支援する一方、ゼロ知識証明技術を使用してプライバシーと機密データを保護することを目的としています。
最近では、USDCステーブルコイン上にコンプライアンスラッパーを構築することで、野村のクリプト部門であるLaser Digitalとの概念実証試験を行なっていました。この実験は、サンドボックス環境ではなく、イーサリアムのメインネット上で送金テストがされたとのことです。
公式サイト:https://www.keyring.network/
X:https://twitter.com/KeyringNetwork
Docs:https://docs.keyring.network/docs
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/keyring-network/
Discord:https://discord.com/invite/QRABAMm4uZ
A Capital、Fenbushi Capital、WAGMI Ventures、GD1 web3、Cyfrin、DCV、Founderheadsなどが参加するシードラウンドで、450万ドルを調達。
Sablierは、オンチェーンでのトークン配布とマネーストリーミングサービスを提供するプロトコルです。受取人はリアルタイムで資金にアクセスでき、柔軟性と効率性が促進されています。
SablierプロトコルはDAO、企業、個人向けに設計されており、Shapeshift、NounsDAO、VitaDAO、Maple Financeといった組織で、権利確定、給与支払い、エアドロップ、助成金、その他同様のユースケースで採用されています。
Sablierは、5年前からオンチェーンでのトークン配布とマネー・ストリーミング・ソリューションをリードしています。過去3年間で、6万5千以上のストリームが作成され、5千万ドルのステーブルコイン・ボリューム、1億6100万ドル以上のTVLを記録しています。
また、ロンドンで開催されたCSX Spring 2024コホートの参加者として、a16z Crypto Startup Acceleratorから資金提供を受けたことでも知られています。
今回調達された資金は、人材採用やプロダクトの改善・拡張などに使用されるとのことです。
公式サイト:https://sablier.com/
Coinbase Ventures、500 Global、Quantstampなどが参加するシードラウンドで、400万ドルを調達。
Umojaは、世界初のスマートマネー・プロトコルであり、マネー取引、リスクからの保護、利回りの最適化を可能にしています。Umojaは、1月に200万ドルの資金調達を行なっていましたが、追加で200万ドルの資金調達を成功させ、資金調達の合計額は400万ドルとなりました。
Umojaは、スマートマネーの中核的な構成要素である「Synths」を活用しています。UmojaのdAppを通じて、デルタニュートラル・ステーブルコイン(例:EthenaによるUSDe)やヘッジ資産(例:ゼロダウンサイドETH)といった金融商品の作成をより容易にしています。
資産運用市場は、2032年までに8兆3000億ドル規模になると予測されています。こうした情勢の中で、Umojaのスマートマネー・プロトコルは、投資家がデジタル資産を簡単に運用できるわかりやすいソリューションと言えるでしょう。
Umojaは現在、ベータ版の提供を進めていますが、アーリーアダプターを募集しています。また、将来的に、トークンのエアドロップを予定しているとのことです。
公式サイト:https://umoja.xyz/
X:https://twitter.com/UmojaProtocol
Docs:https://umoja.gitbook.io/umoja-protocol
Collab+CurrencyとCanonical Cryptoが主導するシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、Digital Currency Group、Quantstamp、Amber Groupなどが参加。
Tensorplex Labsは、、分散型AIネットワーク向けの資本とインテリジェンスのインフラ構築に注力しているスタートアップ企業です。
同社のミッションは、分散型AIの成長を促進し、ブロックチェーン技術と統合することで、分散型金融(DeFi)アプリケーションとのシームレスな統合及び、AIの可能性を増幅させる汎用的で相互運用可能なデジタルインフラを構築することです。
https://x.com/opentensor/status/1713958073226649948?s=20
Tensorplex Labsは、Bittensorと綿密な関係を築いています。Bittensorは、人工知能や機械学習モデルの開発、訓練、共有、取引を行うための分散型プロトコルです。AIタスクに取り組むマイナー、マイナーの結果を検証するバリデータ、そしてエンドユーザーからなるサブネットのネットワークを構築しています。
Tensorplex Labsは最初のプロダクトとして、Bittensor(TAO)のリキッドステーキングトークンである「stTAO」をローンチしました。ローンチから1ヶ月以内で、1200万ドルのロック金額を達成しています。
stTAOのローンチ以外にも、Bittensorのサブネット6と9でランク1を達成したり、これまでにバリデータに委譲された8000万ドル相当のTAOを集めるなど、他の分野でも重要なマイルストーンを達成しています。
今回調達された資金は、アプリケーションとインフラの開発継続及び、AIトレーニングへの人間の参加を奨励する新しいBittensorサブネットの導入に使用される予定とのことです。
公式サイト:https://www.tensorplex.ai/
X:https://twitter.com/TensorplexLabs
Discord:https://discord.com/invite/zVZbRdt6U4
Telegram:https://t.me/+ug7C1J7Apf8wNzc1/
・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。
・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
この続きを読むには
この記事は会員限定の記事になります。
登録すると続きをお読みいただけます。
タグ
無料公開
資金調達
お問い合わせはこちら
専門的なリサーチャーのリサーチしてほしい内容がある
新規事業のアイディア出しからコンサルティングしてほしい
その他、ブロックチェーン事業に関する全般的な相談をしたい