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投稿日 2024年 04月 28日
目次
Polychain Capitalが主導するシリーズAラウンドで、3800万ドルを調達。他には、Hack VC、Placeholder、Archetype、Maven 11、Robot Ventures、Figment Capital、Nomad Capital、Bankless Ventures、OKX Venturesなどが参加。
Movement Labsは、分散環境でMoveプログラミング言語を使用してインフラ、アプリケーション、ブロックチェーンを構築・展開するためのモジュラーフレームワークを開発しています。
Movement Labsの主力製品として、「M1」と「M2」が挙げられます。M1はレイヤー1技術であり、M2はレイヤー2技術となっています。同じ言語でレイヤー1と2が完結していることが、大きな特徴といえます。
Move言語は、Facebook(現Meta社)によって開発された言語です。2019年にLibra(後に「Diem」と改名)という暗号資産が発表され、それに使用される予定の言語でした。Rust言語をベースに開発がされています。
最終的にLibra計画は破棄されましたが、当時の開発者が独立して設立したのがMove言語をベースとしているAptosとSuiになります。勿論、Movementは、AptosやSuiをサポートしています。
昨年9月にはプレシードラウンドとして、340万ドルの資金調達をしており、その際には「Movement SDK 」を発表していました。そこからおよそ7か月後に、大型の資金調達を行った形となります。
Movementは夏からテストネット段階に入るとのことであり、これからの発展に注目が集まります。
公式サイト:https://movementlabs.xyz/
X:https://twitter.com/movementlabsxyz
Docs:https://docs.movementlabs.xyz/
Blog:https://blog.movementlabs.xyz/
Hack VCが主導するシリーズAラウンドで、2000万ドルを調達。他には、DAO5、L2Iterative、NomadCapital_io、FinalityCap、Symbolic VC、Theta Capital、J17、EVG Venturesなどが参加。
Aligned Layerは、イーサリアムのゼロ知識証明をより良く、より速く、より安価にするようなソリューションを提供しています。また、EigenLayerのAVS(Actively Validated Service)でもあります。
Aligned Layerは、ゼロ知識証明を活用することで、イーサリアム上でのアプリケーション構築を安価にすることや、エンジニアによるコード証明のボトルネック回避を目的としています。
Aligned Layerの検証ソフトウェアはRustとGoプログラミング言語を使用して開発されています。また、開発者があらゆるスマートコントラクト内の証明結果を検証するのに役立つソフトウェア開発キットを提供する予定としています。
Aligned Layerのロードマップによると、今後数週間のうちにEigenLayerテストネットへ移行するとのことです。
公式サイト:https://alignedlayer.com/
X:https://twitter.com/alignedlayer
Lightspeed FactionとGalaxy Venturesが主導するシリーズAラウンドで、1500万ドルを調達。他には、Sequoia、Coinbase Ventures、Alchemy、Figment Capital、Mirana Venturesなどが参加。
Turnkeyは、ブロックチェーン開発者向けにウォレットインフラを構築している企業です。カストディアンがエンドユーザーに対して、より柔軟な資産の利用を安全に提供できるような一連のツールを作成することを目的としています。
現在のTurnkeyの主要顧客は、Alchemy社です。Alchemyはブロックチェーン開発プラットフォームですが、同社のwallet-as-a-serviceの提供にはTurnkeyのトランザクション署名の機能に関するツールキットがが使用されているとのことです。
公式サイト:https://www.turnkey.com/
X:https://twitter.com/turnkeyhq
Github:https://github.com/tkhq
Polygon Ventures、Mechanism Capital、Big Brain Holdings、Shima Capital、Animoca Brands、Morningstar Ventures、Woodstock Fundなどが参加するプレシード及びシードラウンドで、1200万ドルを調達。
Shiba Inuは、ミームコイン$SHIBを開発しているチームとして知られています。そんなチームが今回、プライバシー特化のレイヤー3ブロックチェーン開発をすることを発表しました。このレイヤー3は、Shibarium上に構築されるとのことです。
Shiba Inuが開発するレイヤー3では、完全準同型暗号(FHE)が活用されるとしています。また、これに伴って、FHE技術の専門家であるZamaとの提携も発表されました。Zamaは3月には7300万ドルの資金調達をしており、暗号分野において現在多くの注目を集めている企業です。
また、$TREATトークンの発表がされました。これはユーティリティおよびガバナンストークンとして機能するとのことであり、今回の資金調達は、この$TREATの売却によって行われたとのことです。
今回の資金調達は1200万ドルとシードラウンドにしては大規模なものとなりました。これは既に$SHIBを中心とした大きなエコシステムを構築しているShiba Inuチームへの期待値の高さを反映したものと言えるでしょう。
テストネットは今年の第3四半期のリリースが予定されているとのことです。
公式サイト:https://shib.io/
X:https://twitter.com/shibtoken
Discord:https://discord.com/invite/shibariumtech
Telegram:https://t.me/ShibariumTechnologies
Pantera Capitalが主導するシリーズAラウンドで、800万ドルを調達。
InfiniGodsは、Web3ゲームスタジオであり、基本プレイ無料のモバイルゲームを作成しています。
InfiniGodsは昨年1月には、ベータ版であり最初のゲームである「InfiniMerge」をリリースしていました。これは古代ギリシャをテーマにしたものでした。同社はそのほかにも、モバイル ゲーム「King of Destiny」や、タワーディフェンス ゲーム「Immortal Siege」といったゲームの開発も行っています。
今回の資金調達は、Pantera Capital単独で行われました。Pantera Capitalは、InfiniGodsの900万ドルのシードラウンドも主導していました。(シードラウンドの他参加者には、Framework Ventures、Jefferson Capital、Animoca Brands、Double Peakがいます)
公式サイト:https://www.infinigods.com/
X:https://twitter.com/InfiniGods
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/infinigods/
Discord:https://discord.com/invite/rhmRuMeF3y
CoinFundとDistributed Globalが主導するシードラウンドで、550万ドルを調達。他には、Compound、Collab+Currency、Protocol Labsなどが参加。
Prime Intellectは、スケーラブルな分散型AI開発インフラを提供しています。集中型および分散型GPUプロバイダーの供給を集約しており、低コストでオンデマンドなコンピューティングを可能にしています。
同社は、生成AIにおける問題点として、集中管理モデルがボトルネックになっていることを指摘します。そこで、分散モデルトレーニングを利用することで、コンピューティング能力の民主化やコラボレーション促進を進め、全員の所有権を奨励する分散型AIプラットフォームを構築しているとのことです。
また、Prime Intellectは、ユーザーが共同でトレーニングしたAIモデルの一部をユーザーが所有できるようにする分散型プロトコルの立ち上げを計画しているとのことです。
公式サイト:https://www.primeintellect.ai/
X:https://twitter.com/PrimeIntellect
Discord:https://discord.com/invite/ZTFydGWPKj
Laser Digital(野村グループ)が主導するラウンドで、500万ドルを調達。他には、Hashkey Capital、Fenbushi Capital、Matter Labs、Draper Dragon、Faculty Group、Cogitent Ventures、Selini Capital、DWF Labsなどが参加。
Tevaeraは、zkSyncの最初のゲームプロジェクトの1つとして知られており、zkStackベースのゲームチェーン、マルチプレイヤー機能を備えたゲームスタック、UXに重点を置いたゲームアプリレイヤーを用いて、複数ジャンルのゲーム起動やプレイを簡素化しています。
また、TevaeraとzkSync Era及び全てのzkStackベースのハイパーチェーンとのネイティブ相互運用性により、zkNation内のユーザー、流動性、ビルダーの自由な流れが可能となっています。
現在では、ファンタジーゲーム「Guardian Islands」や、レースゲーム「Teva Run」といったWeb3ゲームの開発を行っていることでも知られています。Teva Runでは、100ヶ国以上、85万人を超えるユーザーを獲得しています。
Tevaeraでは、今後の計画として、2つの新作ゲームやzkSync上で初となる分散型レイヤー3ゲームチェーンを導入するとしています。
公式サイト:https://tevaera.com/
Medium:https://tevaera.medium.com/
Discord:https://discord.com/invite/tevaera
Telegram:https://t.me/TevaeraNews
Borderless CapitalとTioga Capitalが主導するラウンドで、460万ドルを調達。他には、Escape Velocity、Big Brain Holdings、WAGMI Ventures、Inception Capital、Laser Digital、Moonrock Capital、Cogitentなどが参加。
Natix Networkは、リアルタイムの世界地図を作成するブロックチェーンベースのクラウドソースカメラネットワークです。主力製品は「Drive&」であり、これにより地理空間データへのアクセスが民主化されるとのことです。
同社は、AI技術と世界に存在する450億台のカメラを組み合わせることで、、「カメラのインターネット」を活用した新しいクラウドソーシング地理空間データ経済を構築することを目指しています。また、カメラの所有者はリアルタイムデータの提供と引き換えにトークン($NATIX)を受け取る仕組みとなっています。
Natix Networkは、Messariによって2023年に急成長しているDePINプロジェクトの1つとしてみなされており、大きな成長を続けています。同社のスマートフォン戦略は、DePINイノベーションのマスアダプションという点において、非常に優れたものといえるでしょう。
今回の資金調達は、$NATIXトークンのローンチに先立って行われました。また、調達資金は、Drive&アプリへのさらなるドライバーアシスタント機能の導入やB2B収益化の促進といった、NATIXネットワークとそのエコシステムの成長に用いられるとのことです。
公式サイト:https://www.natix.network/
X:https://twitter.com/natixnetwork
Docs:https://docs.natix.network/whitepaper
Blog:https://www.natix.network/blog
Discord:https://discord.com/invite/ZqrCX9HBx6
Telegram:https://t.me/NATIXNetwork
6th Man Venturesが主導するプレシードラウンドで、250万ドルを調達。
OpenDeltaは、ビットコインに裏付けられたステーブルコイン「USDO」を開発しており、これはユーザーが担保として預けたビットコインをヘッジすることでドルの価値を維持する仕組みになっているとのことです。
USDOは、5月まで公開されないとのことであり、公開後もクローズドベータ版としてウェイトリスト参加者にのみ公開されます。しかし、将来的には、ビットコインエコシステム内のさまざまな資産プロトコルやレイヤーにまたがってリリースされるとしています。
現在、ビットコインエコシステムの開発やプロジェクトが非常に盛んになっています。中でも注目を集めているのがRunesですが、USDOはRunesプロトコルを介してビットコインのメインネット上に構築されているのが、他ステーブルコインと比較した際の特徴と言えるでしょう。
公式サイト:https://www.opendelta.com/
X:https://twitter.com/opendelta_
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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
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