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6月2日-6月8日資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2024年 06月 10日

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目次

M^0


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Bain Capital Cryptoが主導するシリーズAラウンドで、3500万ドルを調達。他には、Galaxy Ventures、Wintermute Ventures、GSR、Caladan、SCB 10Xなどが参加。

暗号資産担保型ステーブルコイン発行のための分散型インフラレイヤー


M^0は、「デジタル時代のマネーミドルウェア」と称されており、分散型オンチェーンプロトコルとオフチェーン標準およびAPIのスイートの両方を提供し、複数の機関が独自のステーブルコインを発行できる環境を構築しています。

M^0の中核技術は、米国債などの高品質準備資産によって裏付けられたステーブルコインの発行を可能にする革新的なオープンフェデレーションモード(open federation mode)です。このモデルでは、複数のエンティティが「M」と呼ばれる統一された、代替可能な暗号資産を発行することができます。

これらの発行者は、独自の標準化された高品質の担保を持ち込み、ガバナンスプロトコルによって承認されると、M^0の分散型プラットフォームに接続して「M」を生成します。独立したエンティティであるバリデーターは、担保の継続的な検証と標準への準拠を保証します。

M^0のリーダーシップチームには、MakerDAOやCircleの元メンバーが含まれており、DeFiと伝統的な金融システムの両方に深い専門知識を持っているとのことです。M^0の金融インフラは、機関が分散型、相互運用可能かつ代替可能な暗号資産を発行できるよう、機関レベルのアプローチを採用しています。

M^0は、2023年にPantera Capitalが主導した2250万ドルのシードラウンドを実施しており、今回のものと合わせて5700万ドル近くの大規模な資金調達を達成した形となります。

公式サイト:https://www.m0.org/

X:https://x.com/m0foundation

Fhenix


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Hack VC、Dao5、Amber Group、Primitive Ventures、GSR、Collider Ventures、Stake Capitalなどが参加するシリーズAラウンドで、1500万ドルを調達。

データ機密性に特化したイーサリアムのレイヤー2


Fhenixは、機密性に特化したレイヤー2ネットワークであり、暗号技術企業Zamaの完全準同型暗号(FHE)技術を活用しています。

Fhenixの共同創業者兼CEOであるGuy Itzhaki氏によると、Fhenixレイヤー2は、プロジェクトビジョンの第一段階であり、Fhenixの長期的な計画は 「あらゆる場所 」でデータの機密性を推進することだとしています。

Fhenixは、FHEコプロセッサーの開発を支援するためにEigenLayerと提携しており、Itzhaki氏は「コプロセッサーは、レイヤー1とレイヤー2が最小限の変更でFHEサービスを利用できるようにするステートレスなロールアップである」と述べています。

現在、オープンテストネット「Helium」がローンチされています。これにより、開発者はFhenixのレイヤー2ネットワーク上で機密性の高いスマートコントラクトをデプロイできるようになりました。

Fhenixは、テストネットに開発者を惹きつけるために助成金プログラムを設立しました。プログラムの規模はまだ確定していませんが、かなりの額になるとされています。また、Fhenixのメインネットは、来年の第1四半期にローンチされる予定です。

公式サイト:https://www.fhenix.io/

X:https://x.com/FhenixIO

Docs:https://docs.fhenix.zone/

Discord:https://discord.com/invite/FuVgxrvJMY

Github:https://github.com/orgs/FhenixProtocol/repositories

GoPlus


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OKX Ventures、HashKey Capital、Animoca Brandsが参加するシードラウンドで、1000万ドルを調達。

ブロックチェーン主導のセキュリティソリューション


GoPlusは、パーミッションレスでモジュール式のWeb3セキュリティ・レイヤーを構築しており、あらゆるブロックチェーン・ネットワークと統合できるように設計されています。

ホワイトペーパーによると、セキュリティレイヤーは全体として、分散型ユーザーセキュリティネットワークと、綿密なリスク分析と効率的なセキュリティサービスのための最先端のAI搭載セキュリティソリューションの助けを借りて、ユーザー取引のライフサイクル全体を通じて統合的な保護を提供できるようになる予定とのことです。

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同社はまた、このセキュリティレイヤーを発展・成長させるため、主にガス料金に使用され、開発者がGoPlusのサービスに関与するインセンティブとして機能するトークンを導入する予定であるとしています。

ここ数年、GoPlusは大きな成長を遂げています。2022年以降、ユーザーのセキュリティ情報利用は5000倍以上に増加し、APIコールは1日あたり2100万回を達成しています。

また、5月下旬、SushiSwapがGoPlusの「ユーザーの資産を保護し、コミュニティーの信頼を高めるためのトークン・セキュリティAPI」を統合し、脅威の早期検知を提供し始めました。

今回の資金調達が、大手VCが参加する1000万ドルの大規模なものになったのは、これまでのGoPlusの取り組みが評価された結果と言えるでしょう。

公式サイト:https://gopluslabs.io/

X:https://x.com/GoplusSecurity

Docs:https://whitepaper.gopluslabs.io/goplus-network

Medium:https://goplussecurity.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/5cvSsaT8N5

Telegram:https://t.me/GoPlusSecurity

Mountain Protocol


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Multicoin Capitalが主導するシリーズAラウンドで、800万ドルを調達。他にはCastle Island Ventures、Coinbase Venturesなどが参加。

利回り付きステーブルコイン「USDM」を発行


Mountain Protocolは、利回り付きステーブルコイン「USDM」を発行しています。USDMは、米国債によって完全に裏付けられており、現在約5%の利回りを提供しています。

Mountain Protocolは、18ヶ月以上をかけてバミューダ金融庁からライセンスを取得しました。USDM準備金は会社の運営口座とは別の破産用隔離口座に保管しているとのことです。

同社は、2023年第4四半期の立ち上げ以来、すでに5000万ドル以上のUSDMを発行しています。イーサリアムだけで約4000万トークンとなっており、現在の主なユースケースは、分散型自律組織(DAO)の財務管理となっているとのことです。

また、年末までにUSDMの供給量を10倍の5億トークンに、2025年には100倍の50億トークンに拡大することを目標としています。

USDMは米国や、OFACの制裁対象国など一部の司法管轄区では利用できないことには注意が必要です。

今回調達された資金は、Solana、Aptos、Sei、Monadなどの新しいブロックチェーンへサポート提供し、USDMの発行を拡大するために使用される予定です。

公式サイト:https://mountainprotocol.com/

X:https://x.com/MountainUSDM

Docs:https://docs.mountainprotocol.com/

Glacier Network


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ForesightX、UOB Venture Management、Laser Digital、Kucoin Ventures、Signum Capital、Cogitent Ventures、Gate Labs、Candaq Fintech Groupなどが参加するエンジェル&シードラウンドで、800万ドルを調達(評価額は1億ドル)。

分散型アプリケーションの開発とインタラクションを促進するレイヤー2のロールアップ・ネットワーク


Glacier Networkは、AIを大規模に強化するための、プログラム可能でモジュール化されたスケーラブルなブロックチェーンインフラを構築しています。

Glacier Networkは、100億以上のクエリ、1050万のオンチェーンCRUDトランザクション、70万アドレスの作成など、多くの目標を達成しています。GlacierストレージデータはBNB Greenfieldレイヤーで1位を獲得し、BNB Chainの公式GitHubとGitBookで大きく取り上げられ、BNB Chain AI Landscapeでハイライトされています。

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Glacierは、GlacierAI、GlacierDB、GlacierDAを通じて検証可能なコンピューティングを支援しています。

GlacierDBとGlacierAIを活用し、Arweave、Filecoin、BNB Greenfield上のデータセットをシームレスかつ容易に処理できるデータ中心型ネットワークを提供し、GlacierDAを立ち上げることで、GenAIとDePINの実行状態のオフチェーン検証とコンピューティングの需要を解決しています。

Glacierは、マネタイズを促進するために、ユーザーにデータセットのミントと取引を許可しており、OKX Layer2ネットワークであるX Layer上ではすでに3万以上のNFTがミントされています。

今回の資金調達ラウンドは、10倍の応募超過となったと発表されており、Glacierがもたらすブロックチェーン上でのデータの利用・管理方法の再構築及び、AIのスケールアップに多くの関心が寄せられていることの証左と言えるでしょう。

公式サイト:https://www.glacier.io/

X:https://x.com/Glacier_Labs

Docs:https://docs.glacier.io/wiki

Medium:https://medium.com/@glacierlabs

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/glacier-network/

Discord:https://discord.com/invite/eYAGGz5W3b

Github:https://github.com/glacier-labs

Telegram:https://t.me/glacier_labs

Nubit


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Polychain Capitalが主導するシードラウンドで、800万ドルを調達。他にはNomad Capital、Spartan Group、L2IV、Big Brain Holdingsなどが参加。

ビットコインネイティブデータ可用性レイヤー


Nubitは、ビットコインの経済的セキュリティを活用し、セキュリティとスケーラビリティの両方を保証するためのデータ可用性レイヤーを提供しています。

Nubitは、Babylon、BounceBit、Unisat、Merlin Chainといった主要プロジェクトと統合しているだけでなく、ビットコインエコシステムに安全性をもたらすために、BRC-20やRunesのようなメタプロトコルのためのトラストレス実行レイヤーなどの開発にも取り組んでいることが特徴です。

最近では、ビットコイン以外にもPolygon CDK、OP Stack、Arbitrum Orbit、Scrollを含む主要なレイヤー2フレームワークへもサポートを拡大しており、普遍的に適用可能なデータ可用性ソリューションとなっています。

2024年4月、Nubitはプレアルファテストネットを立ち上げ、15万人のユーザー獲得、5000のモジュールサービスの展開、56万のトランザクションの処理を達成しています。

メインネットのローンチは今年後半に予定されており、その前に最終段階であるアルファテストネットが6月にローンチされるとしています。

公式サイト:https://www.nubit.org/

X:https://x.com/nubit_org

Medium:https://blog.nubit.org/

Everclear(旧Connext)


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Pantera Capitalが主導するラウンドで、500万ドルを調達。

ブロックチェーン相互運用性プラットフォームのConnextのリブランディング


Everclearは、Connextのリブランディングであり、インテントベースのブリッジのための「クリアリングレイヤー」の開発に焦点を当てています。

クリアリングレイヤーは、独自のブロックチェーンとして機能し、インテントに基づくブリッジのオーダーマッチングを容易にするバックエンドの流動性プラットフォームとして機能するものです。

このシステムでは、あるブロックチェーンのユーザーが別のブロックチェーン上のアプリケーションと対話したい場合、その意図をブロードキャストし、ソルバー(solver)が少額の手数料でその意図を満たすために競争し、必要に応じて自己資本を提供することができます。

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EverclearはArbitrum Orbitベースのロールアップチェーンとして開発されており、異なるチェーン間のパーミッションレス通信にハイパーレーンを利用し、Eigen Layerによって保護されるようになっています。

現在、テストネットが運用されており、Socket、Particle Network、Router、Enzoなど、いくつかのパートナーがすでに開発を行っています。メインネットの立ち上げは2024年第3四半期に予定されているとのことです。

今回の資金調達は、500万ドル分のトークン売却によって行われました。

公式サイト:https://www.everclear.org/

X:https://x.com/everclearorg

Docs:https://docs.everclear.org/

Medium:https://blog.everclear.org/

Discord:https://discord.com/invite/everclear

Halo


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IDG Capital、KuCoin Ventures、Hashkey Capitalが参加するシードラウンドで、300万ドルを調達。

ソーシャル影響力を収益化するWeb3ソーシャルアプリ:今年TGEを実施予定


Haloは、ソーシャル影響力を収益化することに特化したWeb3ソーシャルアプリです。香港政府が支援するCyberportインキュベーションプログラムのサポートも受けています。

Haloは、2023年10月以来、ソーシャル収益化レイヤーとして位置づけられています。Genesis Passのローンチにより、Haloは100カ国以上のユーザーを引きつけ、多くのWeb3インフルエンサーとのパートナーシップを確立し、ユーザー数の10倍増を達成しました。

それだけでなく、2024年4月にHalo Genesis PassからHalo Membership Pass(HMP)にアップグレードすることで、ソーシャル・インタラクションの収益化を加速させるだけでなく、新規HMPマイナーに最大50%という優れたリターンをもたらしました。開始から2週間で、コアHMPホルダーの数は400%急増し、取引量はOpenSeaのBNBチェーンにおける30日間のトップコレクションで4位にランクインしています。

Haloは今後、インフルエンサーバッジを発表する予定です。これは、クリエイターが革新的な方法で社会的影響力を収益化しながら、視聴者とのつながりを深めることができるように設計されているとしています。また、Farcasterとの統合も計画しているとのことです。

Haloは今年、パブリックセールとTGEを実施するとしており、ソーシャルファーミングを通じてコミュニティメンバーに最大30%のシェアを配分するとしています。

公式サイト:https://halo.social/

X:https://x.com/HaloDotSocial

Medium:https://medium.com/@HaloDotSocial

Discord:https://discord.com/invite/958cKHaG2m

Telegram:https://t.me/halodotsocial

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・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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