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2024年10月13日-10月19日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2024年 10月 23日

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目次

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Azra Games


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Pantera Capitalが主導するシリーズAラウンドで、4270万ドルを調達。他には、a16z crypto、A16Z GAMES、NFXが参加。

モバイルRPG「Project Legends」を開発


Azra Gamesは、モバイルRPGの新たな進化を目指し、コンソールレベルのゲーム体験をモバイルで実現することに注力しています。

創業者兼CEOのMark Otero氏は、「第4世代のモバイルRPG」として、オープンワールド、リアルタイムバトル、そして拡張されたPvEキャンペーンを特徴とする次世代のゲーム体験を提供すると述べており、同社のフラッグシップタイトル「Project Legends」は、このビジョンを目指した作品となっています。

Azra Gamesは、人工知能(AI)にも注力しており、同社は今回調達された資金を用いて、R&Dチーム「Azra Labs」を拡大し、RPG開発プロセスの産業化に取り組み、モバイルゲーム市場の急速に進化する需要に対応できるようにするとのことです。

公式サイト:https://azragames.com/

X:https://x.com/AzraGames

Opacity Network


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ArchetypeとBreyer Capitalが主導するラウンドで、1200万ドルを調達。他には、a16z Crypto Startup Accelerator(CSX)、Finality Capital Partners、Bodhi Ventures、Escape Velocity(EV3)が参加。

ゼロ知識証明(ZK)を活用したデータ検証プラットフォーム


Opacity Networkは、ゼロ知識証明(ZK)を活用したデータ検証プラットフォームです。主要技術として、ゼロ知識トランスポートレイヤーセキュリティ(zkTLS)を使用することで、ユーザーが個人情報を開示せずに情報を検証できる仕組みを提供していることが特徴です。

また、マルチパーティー計算(MPC)アーキテクチャやEigenLayerのAVSも活用して、データの検証プロセスを強化していることも特徴です。

Opacity Networkは、NoshやTeleportなどの分散型物理インフラネットワーク(DePIN)プロジェクトで、ドライバー情報の検証に使用されています。さらに、物流APIを提供するHealeや、給与データを検証してより良い貸付条件を提供するEarnifiなど、複数の新しいパートナーシップも進行中とのことです。

現在、Opacityには15人が勤務しており、今後の成長を効率的に進めるために、小規模な体制を維持する予定としています。

公式サイト:https://www.opacity.network/

X:https://x.com/OpacityNetwork

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/opacity-labs/

Telegram:https://t.me/+Xgj5vWoYTM84ZmQ5

Solv


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Laser Digital、Blockchain Capital、gumi Cryptos Capital、OKX Ventures、CMT Digitalなどが参加するラウンドで、1100万ドルを調達。

ビットコインステーキングソリューションを提供


Solv Protocol は、DeFi、CeFi、TradFi 間の流動性をブリッジする分散型プラットフォームです。

主要製品であるSolvBTCは、20,000BTCのステーク量を有しており、10の主要ブロックチェーンで展開され、40万人以上のユーザーがSolvBTCを利用しています。SolvBTCは、ビットコイン保有者が流動性と利回りを活用する新しい方法を提供し、Bitcoin-Finance(BTCFi)という新しい金融エコシステムを形成しています。

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同社は現在、Staking Abstraction Layer(SAL)を開発しています。BNB Chain、Ceffu、Chainlinkとの共同開発によって、ビットコイン保有者が複数のプロトコルやエコシステムでステーキングを容易に行えるようになり、ビットコインステーキングの透明性とプログラム可能性が向上しました。

この他にも、Liquid Staking Tokens(LSTs)を導入し、ビットコイン保有者に新たな利回りの機会を提供しています。以下はその一例となっています。

  • Babylon LST (SolvBTC.BBN): リステーキングによる利回りを提供
  • CoreDAO LST (SolvBTC.CORE): Coreネットワークのステーキングメカニズムに連動
  • Ethena LST (SolvBTC.ENA): Ethenaのベーシス取引戦略を活用した利回り生成

今後数週間で、SALフレームワークを活用した新たな製品が展開され、ビットコイン保有者向けの利回り機会がさらに拡大される予定であることが発表されています。

公式サイト:https://solv.finance/home

X:https://x.com/SolvProtocol/

Docs:https://docs.solv.finance/solv-documentation/getting-started/overview

Medium:https://medium.com/solv-blog

Discord:https://discord.com/invite/ewpb9jqzyD

Github:https://github.com/solv-finance

Telegram:https://t.me/SolvProtocol/

Mento Labs


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T-Capital、HashKey Capital、Flori Ventures、w3 fund、Verda Ventures、No Limit Holdingsが参加するラウンドで、1000万ドルを調達。

分散型EVMプラットフォームを開発


Mento Labsは、Mentoという分散型EVMプラットフォームを開発しており、安定したデジタル通貨の発行と運用を支えています。

Mentoは現在、世界で最も使用されているステーブルコインプラットフォームの一つであり、400万人以上のユーザーと50万人以上のデイリーアクティブユーザー(DAU)を持ち、Web3経済を促進するための実際のユースケースを提供しています。

Mentoプラットフォームは、Celo上で分散型のローカル通貨ステーブルコインを発行・運用できる機能を提供しており、cUSD(Celoドル)、cEUR(Celoユーロ)、cREAL(Celoレアル)、cKES(Celoケニアシリング)などをサポートしています。これらのステーブルコインは、1.5億ドル以上の暗号資産で裏付けられたMento Reserveによって過剰担保されています。

上記に加え、3つの地域にまたがる分散型ローカル通貨のポートフォリオの拡大も計画されています。PUSO(フィリピン)、cCOP(コロンビア)、cGHS(ガーナ)の新しいステーブルコインの発行が発表されており、このようなローカル通貨ステーブルコインは、金融包摂を促進し、特にマイクロレンディングやオンチェーンFX取引などで新たなユースケースを開拓することが期待されています。

公式サイト:https://www.mentolabs.xyz/

X:https://x.com/MentoLabs

Docs:https://docs.mento.org/mento

Blog:https://www.mentolabs.xyz/blog

Discord:https://discord.com/invite/7CXxS5ub96

Predicate


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1kx、Tribe Capital、Figment Capitalが主導するラウンドで、700万ドルを調達。他には、Reciprocal Ventures、Hashkey Capital、White Star Capital、GSR Markets LTD、Cyber Fundなどが参加。

事前トランザクションルールを可能にする分散型ネットワーク


Predicateは、オンチェーンアプリケーション用のカスタマイズ可能な事前トランザクションルールを可能にする分散型ネットワークです。

開発者はPredicateを利用することで、オペレーターによって強制されるポリシーを作成し、安全なルールベースのトランザクションを確保できます。ポリシーは AML、KYC、異常検出を管理でき、透明性を確保するためにイーサリアムに保存されます。

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Predicateは、イーサリアムや他のEVM互換チェーンで利用可能であり、今後さらに多くのブロックチェーンに対応すると発表しています。同社はEigenLayerと協力してステーキングシステムを通じて技術を展開し、トランザクションの承認や拒否を行うためのコミュニティを構築していくとしています。

今回調達された資金は、同社従業員の拡大に用いられます。

公式サイト:https://predicate.io/

X:https://x.com/0xPredicate

Docs:https://docs.predicate.io/essentials/introduction

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/predicatenetwork/

ZeroBase


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Binance Labs、Lightspeed Faction、Dao5、IDG、Symbolic Capitalなどが参加するラウンドで、500万ドルを調達。

ゼロ知識(ZK)検証ネットワークを提供


ZeroBaseは、安全でリアルタイムのゼロ知識 (ZK) 証明生成を提供するように設計された分散型プラットフォームです。

ZeroBaseプラットフォームは、プライバシー保護認証用のzkLogin、機密取引用のzkDarkPool、安全な ID 検証用のzkKYCなどのソリューションを提供します。信頼できる実行環境 (TEE) を活用することで、ZeroBaseは透明性やコンプライアンスを犠牲にすることなく、機密データのプライバシーを確保しています。

ZEROBASEのZK証明ネットワークの主な特徴は次の通りです:

  • 速度: 400ミリ秒以内に証明を生成し、既存のソリューションと比べてコストを大幅に削減します。
  • プライバシー: TEE(Trusted Execution Environment)を利用して、プライベートな証明計算と改ざん防止のデータ保護を保証します。
  • 分散化: 分散コンピューティングアーキテクチャにより、グローバルなノード間でスケーラビリティとレジリエンスを確保し、単一障害点を排除します。

EROBASEは今後、独自の加速アルゴリズムとノードネットワークの分散化を進め、ZK技術を幅広いエコシステムおよび現実世界のアプリケーションにオンボードする計画です。

公式サイト:https://zerobase.pro/

X:https://x.com/zerobasezk

Drop Protocol


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CoinFundが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達。他には、CMS Holdings、Anagram、Interop Ventures、Cosmostationなどが参加。

インターチェーン資産のリキッドステーキングプロトコル


Drop Protocolは、インターチェーンの流動性ステーキングを提供する分散型プラットフォームです。ユーザーは資産を流動性に保ちながら、自動複合ステーキング報酬を獲得できます。

Dropのリキッドステーキングアプリでは、ユーザーがDropを通じてATOMなどの資産をステークすると、dATOMのようなステークされたポジションを表す受領トークン(dAssets)が受け取れます。dAssetsはステーキング報酬を自動で複利運用し、Dropのエコシステム内でさらに追加の利回りを得るために利用可能です。これまでにDropは1万人以上のユニークユーザーを獲得し、さまざまなdAppやDeFiに2000万ドル相当のデジタル資産を展開しています。

インターチェーンネットワーク(Cosmos HubやCelestiaなど)では、ステーキングされた資産のうち、リキッドステーキング資産は2%未満にとどまっていますが、イーサリアムのエコシステムでは約30%がリキッドステーキングされています。Dropはこれまで停滞していたデジタル資産に流動性を与え、ブロックチェーン経済に新たな資産の活用法をもたらすことをミッションにしています。

公式サイト:https://www.drop.money/

X:https://x.com/Dropdotmoney

Docs:https://docs.drop.money/

Telegram:https://t.me/drop_protocol

Pell Network


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Paper Ventures、Halo Capital、Mirana Venturesが主導するプレシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、Delta Blockchain Fund、ArkStream Capital、Web3Port、Caliber Venture Builder、Cogitent Venturesなどが参加。

オムニチェーン分散型バリデーションサービスネットワークを構築


Pell Networkは、リステーキングメカニズムを活用した。オムニチェーン分散型バリデーションサービス(DVS)ネットワークを構築しています。

Pell Networkのアーキテクチャは、リステーキングレイヤー、Pellチェーン、サービスレイヤーの3つの主要コンポーネントで構成されており、資本、資産、消費者を調整することでリソースの最適化とリターンの最大化を図っています。

同プラットフォームは、BSC、、Core、Babylon、Mantle、Ethereumを含む20のチェーンでの展開を既に達成し、3億ドル以上のTVLと43万人以上のステーキング参加者を有しています。

現在、Pell Networkは、エアドロップキャンペーンなどを伴ったテストネットがローンチされており、参加者たちに報酬を提供しています。

今回調達された資金は、Pellネットワークの開発に使用されます。

公式サイト:https://pell.network/

X:https://x.com/Pell_Network

Docs:https://docs.pell.network/

Medium:https://pell-network.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/pell-network

Telegram:https://t.me/Pell_Network

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