有料記事
投稿日 2024年 11月 03日
目次
Framework VenturesとUSVが主導するラウンドで、3000万ドルを調達。
Glow Labsは、太陽エネルギーの導入促進に注力しています。Glowプラットフォームは、アクセスしやすくインセンティブのある太陽光発電プロジェクトを通じて、気候変動と闘うコミュニティ主導のアプローチをサポートしています。
太陽光発電所への資金提供を可能にすることで、ユーザーはインパクトポイントと、Glowカーボンクレジット (GCC) を獲得します。これらは検証可能なCO2削減量を表します。Glowは、透明性を重視しており、第三者データを使用して環境への影響を検証します。
Glowネットワーク上の太陽光発電所は、発電量と引き換えにGLWトークンが支払われます。ここ一年で、Glowはアメリカの屋上ソーラー・プロジェクトから、インドに数百万ドル規模のソーラー・ファームを持つネットワークにまで成長しており、すでに建設された太陽光発電所は、その存続期間中に85,000トン以上のCO2排出を削減すると予測されています。
公式サイト:https://glowlabs.org/
Discord:https://discord.com/invite/vbdJKx2HXc
Hack VCが主導するラウンドで、2500万ドルを調達。他には、Distributed Global、SALT fund、Manifold、Presto Labs、Animoca Brandsなどが参加。
Nillionは、データを内容を明かさずに処理する「ブラインドコンピューティング」のコンセプトを中心にサービスを構築しています。
Nillionのテクノロジーにより、作業中もデータを安全に保ち、隠すことができるため、計算前にデータを復号化する必要がなくなります。つまり、外部の関係者がデータを見る機会を得ることができず、プライバシーとセキュリティが強化されます。同社は、これは、金融、ヘルスケア、人工知能アプリケーションなど、膨大な量のデータが移動され、プライバシーが最優先される多くの業界にとって基本的なことだと述べています。
Nillionでは、セキュアマルチパーティコンピュテーション(MPC)や準同型暗号化などの分散化およびプライバシー強化技術(PET)が活用されています。
Nillionの分散型インフラは、ブロックチェーンベースではありませんが、ブロックチェーンパートナーネットワークとの接続を形成して、分散型エコシステムの範囲を拡大していくとしています。
同社は最近、Ritualと提携して、データの性質を明かさずに処理できるAI用のピアツーピア生産ネットワークを開発しました。NillionはRitual以外にも、NEAR、Aptos、Arbitrumブロックチェーンネットワークと提携するなどしています。
公式サイト:https://nillion.com/
X:https://x.com/nillionnetwork
Docs:https://docsend.com/view/7bkgvzagr6ifhwrc
Discord:https://discord.com/invite/RsX8H7qpKf
Telegram:https://t.me/nillionnetwork
Haunが主導するラウンドで、2000万ドルを調達。
Ellipsis Labsは、Solana上の分散型取引所Phoenixを運営しており、レイヤー2ブロックチェーン「Atlas」を開発も行っています。
Atlasは、「検証可能な金融」に特化したものになると発表されています。Atlasは当初、イーサリアム上のレイヤー2ソリューションとして開発されていましたが、現在はイーサリアムとSolanaの両方の流動性プールにプラグインするように設計されています。
Atlasの主要機能として、低遅延のトランザクション処理、信頼性の高いオラクルの更新、ノンカストディアルのオンチェーン価格発見のための堅牢なシーケンシングが含まれます。
Phoenixは2023年のサービス開始以来、すでに500億ドル以上の取引を促進しています。Ellipsis Labsは、Phoenixで学んだ知見をAtlasに応用するとしており、新しいブロックチェーンの開発に注目が集まります。
公式サイト:https://www.ellipsislabs.xyz/
Docs:https://ellipsis-labs.gitbook.io/phoenix-dex/tRIkEFlLUzWK9uKO3W2V
Discord:https://discord.com/invite/ESaTYGzqpd
Github:https://github.com/Ellipsis-Labs/
Founders Fundが主導するラウンドで、1400万ドルを調達。他には、Maven11、Mirana、dao5などが参加。
Citreaは、ビットコイン初のゼロ知識(ZK)ロールアップです。ビットコイン、イーサリアム、ゼロ知識技術に重点を置くブロックチェーンインフラ企業Chainway Labsによって開発されています。
Citreaは、ZK技術を活用してビットコイン ブロックスペースを強化し、コンセンサスルールを変更することなくビットコインネットワーク上でさまざまなアプリケーションを開発できるようにしています。
また、CitreaはType 2 zkEVMに分類されており、zkEVMトランザクションバッチを処理し、ビットコインでの検証を容易にする簡潔なゼロ知識証明を提供し軽量ノードをサポート、ユニバーサルトラストが最小化された双方向ペグメカニズムを備えています。
現在、ビットコインが支援する分散型アプリケーションの開発を加速することを目的とした開発者プログラム「Citrea Origins」が立ち上げられています。開発者はすでに、ビットコインに裏打ちされたステーブルコイン、分散型貸付プラットフォーム、永久スワップなどのアプリケーションの構築を開始しています。
公式サイト:https://citrea.xyz/
Docs:https://docs.citrea.xyz/technical-specs/readme
Variantが主導するシードラウンドで、1050万ドルを調達。他には、Primitive Ventures、Animoca、Yield Guild Gamesなどが参加。
Sapienは、AIに活用するためのあらゆるデータの提供を人々に奨励するスタートアップです。
Sapienは、USDCまたは報酬ポイントのシステムを使用して、データラベリングユーザーの増加を奨励しています。データ作業は、モバイルデバイスを使用した交通標識などの日用品のラベル付けから、特定の種類のがん細胞の特定まで、幅広く対応しています。
Sapienは現在、AlibabaやBaiduなどを含む17の大企業パートナーのデータ駆動型の課題解決に取り組んでおり、これまでにデータを提供するために10万人以上のAI労働者を採用しています。
AIアプリケーションを訓練するためにラベル付きデータを収集する大企業はすでに存在し、その中にはフィリピンなどの国で低賃金の労働者を使用している企業もあるものの、Sapienは、この仕事をゲーム化し、工場ベースの活動を減らすとしています。
また、Sapienに労働者が参加するためには、「担保」を用いる必要があります。労働者が良い仕事をすれば、追加料金が支払われるものの、不正行為をしたり、ボットを使ったり、何らかの不正行為があった場合はその担保の一部が没収されます。このような仕組みで、労働者に善良な行動をとるインセンティブを与えています。
公式サイト:https://game.sapien.io/
X:https://x.com/SapienGamified
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/sapienlabeling/
Discord:https://discord.com/invite/sapien
SevenX VenturesとMirana Venturesが主導するシードラウンドで、1000万ドルを調達。他には、UTXO、Mantle Ecosystem Fund、Seven Seas Capital、Istari Venture、Arcane Group、Coinsummerなどが参加。
PumpBTCは、Babylonの共有セキュリティを通じてBTC保有者が利回りを最大化できるようにするリキッドステーキングプラットフォームです。
ユーザーはBTCデリバティブ(WBTCなど)をステーキングしてpumpBTCを獲得し、利回りを蓄積することができます。
PumpBTCは、BTC-fiイールドボールト(Yield Vault)を構築しようとしています。これは、Vedaを活用したプラットフォームとなっており、CeFiレベルのセキュリティを提供しながら、BTC建てのDeFiレベルのスケーラブルなリターンを提供するとしています。自動複利機能を備えているため、手動でのリバランス作業も不要とのことです。
また、CeffuとCoboのプルーフ・オブ・リザーブ・システムにより、セキュリティ、スケーラビリティ、および完全な資産の透明性が確保されるとしています。
PumpBTCは、2024年7月のローンチ以来、3400BTC以上、3万人以上のユーザーを獲得しています。その内、2000BTCほどがBabylonステーキングされているとしています。
公式サイト:https://mainnet.pumpbtc.xyz/
Docs:https://pumpbtc.gitbook.io/pumpbtc
Discord:https://discord.com/invite/pumpbtc
NascentとFigment Capitalが主導するプレシードラウンドで、450万ドルを調達。他には、Robot Ventures、Hash3、Bankless Ventures、Breed VC、Public Worksなどが参加。
Phylax Systemsは、ブロックチェーンベースレイヤーに埋め込まれたセキュリティフレームワーク「Credible Layer」を開発しています。
Credible Layerは、dApp開発者向けに設計されており、ハッキングや脆弱性を防ぐために検証可能なオンチェーンセキュリティアサーションを実施しています。Phylaxのシステムには、先制的なエクスプロイト検証のためのProof of Provenance (PoP) メカニズムと、セキュリティルールを管理および収益化するためのAssertion Registryが含まれています。
このインフラは、ブロックチェーンセキュリティに対する透明性の高い分散型アプローチを提供し、開発者がセキュリティ プロトコルを柔軟かつ簡単に定義および実施できるようにしています。
公式サイト:https://phylax.systems/
Whitepaper:https://github.com/phylaxsystems/credible-layer-whitepaper
Blog:https://phylax.systems/blog
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/phylax-systems/
Github:https://github.com/phylaxsystems
Bloccelerate、Animoca Ventures、CMS Holdings、Maelstrom、Veil VC、Builder Capital、Infinity Ventures、RockTree Capital、Wise3 Ventures、Stake Capital、Relayer Capitalなどが参加するシードラウンドで、390万ドルを調達。
Magmaは、Monad上に構築されたリキッドステーキングプロトコルです。ユーザーは、MONADトークンをステーキングして、DeFiで使用できるgMONADを受け取ることができます。
このプラットフォームでは、ブロックスペースオークションを通じて、MEV(最大抽出可能価値)報酬から生成された追加のAPYとともにステーキング報酬が分配されます。Magmaは、Monadエコシステム内のコミュニティガバナンスを重視し、メンバーが意思決定とプロトコルの方向性に参加できるようにするとしています。
今後数か月は、テストネットでローンチするものの、最終的には独自のコミュニティポイントプログラムと共に、メインネットをローンチすることが発表されています。
今回調達された資金は、リキッドステーキングプラットフォームとMEVアーキテクチャの更なる発展に使用されます。
公式サイト:https://www.magmastaking.xyz/
Docs:https://docs.hydrogenlabs.xyz/magma
Discord:https://discord.com/invite/zhBpaZvkbq
・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。
この続きを読むには
この記事は会員限定の記事になります。
登録すると続きをお読みいただけます。
タグ
DeFi
特集記事
お問い合わせはこちら
専門的なリサーチャーのリサーチしてほしい内容がある
新規事業のアイディア出しからコンサルティングしてほしい
その他、ブロックチェーン事業に関する全般的な相談をしたい