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投稿日 2025年 02月 07日
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本レポートは、2025年1月のNFTマーケット動向を調査したものです。
1月はEthereum、Solana、Bitcoinすべてで取引ボリュームが減少しました。Ethereum NFT市場では、Azukiの影響で一時的に増加する場面もありましたが、12月のPudgy Penguinsほどではありませんでした。
全体として、AI活用や提携を発表するプロジェクトが増え、AIエージェント導入の動きも見られます。今後の展開に注目が集まります。
Azukiがプロジェクト別の取引ボリュームランキングで1位を獲得しました。Animeとの提携や$ANIMEのエアドロップが影響し、取引ボリュームの増加につながったと考えられます。また、Azuki Elementalsもこの影響を受けてランクインしたと推測されます。さらに、Azukiはアニメのエピソード2の公開を控えており、今後の動向にも注目が集まります。
一方で、新規ランクインしたプロジェクトはなく、BAYCが10位と低迷しました。BAYCの順位がここまで下がるのは珍しく、市場の変化を示唆する結果となっています。
今月は、7件がCryptoPunksとなり、12月の1件から大幅に増加しました。
また、取引額についても変化が見られ、12月はPudgy Penguinsが125ETHで第1位でしたが、1月は、225ETHまで引き上げられました。取引ボリュームの増加が一部のプロジェクトに集中していることが読み取れます。
なお、CryptoPunksが多数ランクインする事例は過去にもあり、今回の結果が市場における大きな変化を示すものとは言い切れません。ただし、この傾向が続くかどうか、今後の動向を注視する必要があります。
EthereumのNFTマーケットプレイスでは、Azukiの影響で一時的に取引ボリュームが急増しました。特に、1月23日の$ANIMEローンチ後、Azuki関連のNFT取引が活発化し、全体の取引ボリュームを押し上げたと考えられます。
トレーダー数についても、Azukiの影響と見られるタイミングでBlurの数値が上昇しました。一方、12月に増加したOpenSea Proのトレーダー数は、1月には落ち着きを見せています。
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