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投稿日 2022年 12月 02日
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今回のレポートテーマは、リキッドステーキングと呼ばれる、Proof of Stake(PoS)を採用するネットワークのネイティブトークンの流動化を担うデリバティブプロダクト群をテーマとしており、特に活発な参入が見られるEthereumをフォーカスとしています。
Ethereumのリキッドステーキング系プロダクトでは、ユーザーはプロダクトに対してETHを預け入れることで、ステーキング利回りを内包したトークンを獲得できます。
原資産とステーキング利回りに対する請求権を常に持ちながらも、ステーキングの参加に必要とされる高い要件(32ETH保有やノード運用)や、ステーキング資産のロックアップによるの資本効率面での制約を効果的に回避できるため、PoS導入後爆発的に導入が加速している状況となっています。
Ethereumにおけるステーキングは、2020年末頃より、PoWに並列するビーコンチェーンという形で導入されており、当時よりステーキング利回りの獲得が可能となっていました。
現在、The Mergeアップグレードを通過し、PoSへの移行を終えたものの、時期Shanghaiアップグレードまでは引き出しは制限されている状況となっています。
市場シェアに注目すると、最も早い段階で参入したLido(ライド)の$stETHが最も大きなシェア(執筆時でおよそ76%)を獲得しています。
stETHはDeFiエコシステムにおける活用も拡大しており、ETH同様にレンディングプロトコル等で担保資産として活用される動きなどが見られてます。
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