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投稿日 2023年 06月 12日
目次
本レポートでは、2023年5月に公開されたEthereumメインネット上の規格ERC-6551を扱います。
提案のタイトルは「ERC-6551: Non-fungible Token Bound Account(NFTに紐づけられたアカウント)」となっており、タイトルの通り、NFTそれぞれに紐づいたアカウント(スマートコントラクト)を導入する提案となります。
提案自体は、FUTURE PRIMITIVE(@futureprimitive)ら数名によって2023年2月に公開されました。
アカウントを秘密鍵で管理する代わりに、NFT(PFPやIDなど)ごとにアカウントを作成することで、これまで通り資産やその他アセットの管理など、通常のアカウントと同レベルの機能性を利用できるようにするというものです。
これにより、ベースとなるNFTがアイテムやトークンを保有するという状態を作ることができ、これはファッション分野やIDの文脈、ゲーム内インベントリなど、ERC721のみでは達成不可能であった応用の可能性が示唆されています。
本文となる以下では、ERC6551について、導入の背景、提案の概要、ERC6551を利用するプロダクト、コントラクト側の設計、ユーザーサイドの利用手順、最後に筆者の考察を紹介していきます。
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