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2023年11月19日-11月25日資金調達を実施したPJ 9選

投稿日 2023年 11月 27日

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目次

2023年11月19日-11月25日の期間中に資金調達を実施した9プロジェクトを紹介していきます。

過去の資金調達を実施したまとめ記事は下記よりご確認ください。

Artifact


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RW3 VenturesとIOSG Venturesが主導するプレシードラウンドで、200万ドルを調達。他には、Raptor Group、Cypher Capital、HerculesDAOが参加。

モバイルゲームでプレイヤーの収益化を可能にするプラットフォームを提供


Artifactは、ゲームやモバイルアプリにおいて、ユーザーに対して新たな収益化のアプローチを提供するプラットフォームを開発しています。

Artifactプラットフォームでは、統一されたユーザー所有のプロフィールをプレイヤーに提供することで、プライバシー制限や地理的規制がもたらす課題に対処し、パブリッシャーがCPMレートを高めることを可能にします。

また、Artifact Labの分散型オーディエンスネットワークは、より効率的にインセンティブを調整することが可能であり、広告収益化のための重要な要素となっているとのことです。

今回調達された資金は、プラットフォーム開発やチームの拡大に使用されます。

公式サイト:https://www.gotartifact.com/

X:https://twitter.com/gotartifact

Discord:https://discord.com/invite/acHpmkyPkz

GET EARLY ACCESS:https://www.gotartifact.com/get-early-access

Saga


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Placeholderが主導するシードラウンドで、500万ドルを調達。

スケーラビリティの問題解決に注力するゲーミングプロトコル:特にモバイルゲームに焦点を当てる


Sagaは、クリプトゲーム開発者が独自のブロックチェーンを立ち上げるのを支援するプロトコルです。(プロトコルの仕組みは後述いたします)

Sagaは特にスケーラビリティの問題解決に注力しています。これはゲームのような高性能アプリケーションの開発者を惹きつけるためでした。現在、Sagaはゲームに重点を置くプロトコルとなっていますが、将来的には一般的なインフラプラットフォームを目指しているとのことです。

その上で、同社はゲームがクリプトの主流採用を促進する鍵となると考えており、中でもモバイルゲームに焦点を当てています。というのも、モバイルゲームでは、常にアップデートが必要であり、トランザクションの量も多く、エンドユーザーのパフォーマンスも要求されるためです。

Sagaは、1月にメインネットのローンチを予定しています。

「チェーンレット」と呼ばれる並列チェーンでブロックスペースに柔軟性をもたらす


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ここからはSagaのアプローチ方法を紹介してきます。

EthereumやSolanaは、プロトコルが単一の「モノリシック」なブロックチェーンですが、この仕組みは、ブロックスペースの不足を必然的に生み出してしまいます。

仮にどれだけコンピュートを追加しても、チェーンそれ自体は一つでしかないため、いずれはブロックスペースが足りなくなってしまいます。多くのレイヤー1プロジェクトでは、サイドチェーンやロールアップ、アプリチェーンといったソリューションに目を向けていますが、これはブロックスペースを追加する場合、既存のチェーンにチェーンを追加して拡張する必要があるためです。

一方で、Sagaはアプリケーションごとに「チェーンレット」と呼ばれるカスタマイズ可能な並列チェーンを立ち上げるように設計されており、ブロックスペースの不足に対応するようにしています。

Sagaは、既に、Polygonの「スーパーネット」やAvalancheの「サブネット」を可能にするインフラの一部となっています。また、Sagaのテストネット(コードネーム:Pegasus)には現在300近くのプロジェクトが構築されています。

公式サイト:https://www.saga.xyz/

X:https://twitter.com/Sagaxyz__

Medium:https://medium.com/sagaxyz

Mirror:https://mirror.xyz/0x2313968Fc8599aC1aBb56d1D7486221E93243c2A

Discord:https://discord.com/invite/UCRsTy82Ub

Reddit:https://www.reddit.com/r/saga_xyz/

Telegram:https://t.me/sagaofficialchannel

Panoptic


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Greenfield Capitalが主導するシードラウンドで、700万ドルを調達。他には、HashKey、gumi Cryptos Capital (gCC)、L1D、Heartcore Capital、Comma3、Zee Prime Capitalなどが参加。

オラクルフリーのDeFiオプションプロトコル:現在は分散型取引所の開発に注力中


Panopticは、UniswapベースのDeFiプロトコルであり、Perpetual オプションをDeFi市場に投入しようとしています。永久オプションは、有効期限がなく、12秒ごとに継続的にロールオーバーされることが特徴です。

Uniswap v3上に構築されたPanopticプラットフォームでは、ユーザーは任意の2つのイーサリアムERC-20トークン間で永久オプションを取引することができ、ヘッジや収益生成を含むより高度で柔軟なDeFi取引戦略を導入することが可能となっています。

DefiLlamaによれば、1日のDEX取引高は約35億ドル(執筆時)である一方で、DeFiオプションの取引高は約500万ドルであり、1.4%ほどのシェアしかありません。DeFiオプション分野は未だ未開拓の領域であり、Panopticの試みはこうした需要を埋めるものと言えるでしょう。

今回調達された資金は、ベータテスト中の永久オプション分散型取引所プラットフォームの開発に使用されます。

公式サイト:https://panoptic.xyz/

X:https://twitter.com/panoptic_xyz

Docs:https://docs-panoptic.vercel.app/docs/intro

Discord:https://discord.com/invite/7fE8SN9pRT

Telegram:https://t.me/panoptic

OMTrade


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Find Satoshi Lab (STEPN開発元)、Folius Ventures、Meteorite Labs、Incuba Alpha、KSK Fund(元サッカー日本代表主将の本田圭佑氏)などが参加するシードラウンドで、600万ドルを調達。

コピートレードシステムに注力する取引所:プロモーターシステムの導入も


OMTradeは、コピートレードシステムに注力していることが特徴の取引所です。その理由として、新規のクリプトユーザーやWeb3に興味がある人に訴求するために、難しい意思決定をする必要をなくし、参入障壁を低くするという目的があるためです。

OMTradeにおいて実装されているコピートレードシステムは幾つかありますが、その中の一つとして、トレーダーが取引をする際には、その取引と同時に(そのトレーダーの)フォロワーのトレードを決済することで、価格のスリッページやフロントランニングを排除していることが挙げられます。

そのほかにも、プロモーターシステムが導入されていることも特徴です。

プロモーターは、トレーダーとフォロワーの間に設けられた役割であり、トレーダーのスカウト役として機能します。プロモーター(大抵は自身のコミュニティを持つインフルエンサー)は、優秀なトレーダーを他者へと紹介し広めることで、手数料及びそのフォロワーの取引利益を得ることが可能となります。

これはトレーダーにとっても利益となる仕組みです。トレーダーはプロモーターによってもたらされたフォロワーからプールされたより多くの資金を活用することが出来、自身の利益を最大化出来るようになるためです。

OMTradeは、コピートレード周りの機能が充実しているだけでなく、トレーダー、フォロワー、プロモーターを三位一体としたシステム構築を行なっていると言えるでしょう。

公式サイト:https://www.omtrade.com/ja-jp

X:https://twitter.com/OMTrade_crypto

Discord:https://discord.com/invite/MPN2NPxt4P

Telegram:https://t.me/+kTZ3iDBZXAIwMDA5

Privy


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Paradigmが主導するシリーズAラウンドで、1800万ドルを調達。他には、Sequoia Capital、BlueYard Capital、Archetypeなどが参加。

全てのユーザーをWeb3へとオンボーディングするためのAPIを各企業に提供


Privyは、オフチェーンデータを安全に活用し、チェーンやウォレットに関係なく、開発者がユーザーをオンボーディングするためのAPIを提供しています。

PrivyのSDKは、ウォレットコネクタと自己認証型組み込みウォレットを結合し、開発者に消費者を迅速にオンボードさせる認証フローを提供する権限を与える仕組みとなっています。

Privyは既に多くの企業をサポートしており、例えば、Blackbird(レストランアプリ)では、独立系レストランが顧客と連絡を取り合い、特典や報酬を提供できるようにする広範なサービスの一環として、Privyのウォレットツールを使用しています。

他には、friend.techが挙げられ、Privyはユーザーが既存のTwitterログインを使ってWeb3の機能にアクセスできるようにする仕組みを提供しています。

現在、Privyのインフラは毎月数百万のトランザクションを処理しており、過去2ヶ月だけでも100億以上のRPCリクエストがありました。

クリプトに馴染みのないユーザーをWeb3へとオンボーディングさせるのは未だ難しく、多くのソリューションを必要としていますが、Privyはそうした需要を埋める主要プロジェクトの一つと言えるでしょう。

公式サイト:https://www.privy.io/

X:https://twitter.com/privy_io

Docs:https://docs.privy.io/

Blog:https://www.privy.io/blog

Github:https://github.com/privy-io

IntentX


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Magnus Capitalが主導するシードラウンドで、250万ドルを調達。他には、Agnostic Fund, Prismatic Capital, MS2 Capital, Coral DeFi, Contango Digital Assets, Castle Capitalなどが参加。

初のオムニチェーンOTCデリバティブ取引所


IntentXは、初のオムニチェーンOTCデリバティブ取引所であり、180以上の取引可能なペアを提供しています。

インテントベースのIntentXプラットフォームでは、流動性の利用効率が大幅に向上されており、従来のオーダーブックやパッシブAMMと比較して、より深く、より集中した流動性がもたらされています。これにより、低手数料と幅広いペア可用性を実現しています。

また、IntentXはスループット要件が低く、インテントベース取引のJIT流動性機能を備えているため、マルチチェーン展開に制約がないことも特徴です。

ユーザーエクスペリエンスやセキュリティにも力を入れており、取引プロセスの簡素化、ワンクリック取引、口座の抽象化、効率的なフィアット・オンランプなどの機能も搭載されています。

今回調達された資金は、製品開発の促進に使用されるとのことです。

公式サイト:https://intentx.io/

X:https://twitter.com/IntentX_

Docs:https://docs.intentx.io/introduction/what-is-intentx

Medium:https://medium.com/@IntentX

Discord:https://discord.com/invite/intentx

Blast


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Paradigm, Standard Crypto, Jez, Andrew Kang, Hasu, foobarなどが参加するラウンドで、2000万ドルを調達。

Blur創設者によるレイヤー2ネットワーク:預け入れ資産に応じたポイント制を導入


Blastは、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワークです。Blastは、Pacman氏によって立ち上げられましたが、Pacman氏はNFTマーケットプレイス「Blur」の創設者でもあります。

Blastはまだ開発段階ですが、ETHやステーブルコインの預け入れを行なっており、預け入れた資産に応じた利回りを受け取れる他、Blastポイントがもらえる仕組みとなっています。

また、預け入れたステーブルコインは、自動的に新しいステーブルコイン「USDB」へと変換される仕組みとなっており、MakerDAOといった米国債と連動したプロトコルを用いることでUSDB保有者に利回りが還元されるようになっています。(ETHの場合は、Lidoからの利回りとなっています)

利回りの数値は、ETHの場合は4%ほど、ステーブルコインに対しては5%ほどとなっています。

預け入れた資金のロックやセキュリティに対して幾つかの懸念の声が上がる


一度預け入れた資産は、Blastプラットフォームのメインネットが立ち上げられる2024年2月まで引き出すことができない仕組みとなっていることには注意が必要です。

また、まだ開発段階のプロダクトにおいて、レイヤー2よりも先にブリッジをローンチしたり、資金引き出しが不可能となる仕組みを用いていることに関しては、Paradigm関係者が、懸念の声を上げています。

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https://twitter.com/danrobinson/status/1728817674543862023?s=20

BlastのTVLは、立ち上げから4日で4億ドルに達するなど、右肩上がりに上昇しています。しかし、これは預け入れた資産を引き出せない関係上、TVLが増えることはあっても減る事はないことに由来しています。

また、セキュリティに対する懸念もあり、Polygon Labsの開発者であるJarrod Watts氏は、Blastに対してセキュリティリスクがあることを指摘しています。

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https://x.com/jarrodWattsDev/status/1727584404485128362?s=20

Watt氏が指摘する内容は、Blastは「3/5マルチシグ」であり、5つの署名のうち3つがあれば取引を承認できる関係上、3つの秘密鍵をコントロールすることが出来れば、コントラクトの資産を全て盗むことが可能であるというものです。

Blur創設者によるレイヤー2であり、またポイント制が導入されていることから、知名度やエアドロップへの期待もあり、Blastは大きな注目を集めています。しかし、多くの懸念材料があることには注意が必要です。

公式サイト:https://blast.io/ja

X:https://twitter.com/Blast_L2

Discord:https://discord.com/invite/blast-l2

Expanso


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General CatalystとHetz Venturesが主導するシードラウンドで、750万ドルを調達。

企業向け分散データ処理のパイオニア:データ処理プラットフォーム「Bacalhau」を開発中


Expansoは、企業向け分散データ処理に注力しており、データ処理プラットフォーム「Bacalhau」の開発を行っています。

現行のデータ分析は、企業は複雑なETLパイプラインを通じて膨大な量のデータをネットワーク上で移動させ、クラウドデータプラットフォームにすべてを集中させることで、膨大な量のデータからインサイトを引き出すという手法が採用されています。しかし、この方法では多くの時間とコストがかかってしまいます。

Expansoは、「Bacalhau」を用いることで、こうした問題に対するソリューションを提供しています。

Bacalhauは、組織がすでに導入している(あるいは導入予定の)分散システム上で実行され、データが存在する場所で、そのデータに対してコンピューティングジョブをスケジューリングします。Bacalhauエージェントをマシンにインストールし、パブリック/プライベートクラウドネットワークに参加させるコマンドを実行するだけでよい仕組みとなっています。また、分析ニーズが高まった場合でも、Bacalhauノードを追加プロビジョニングすることで容量を増やすことが可能です。

これにより、チームは軽量のBacalhauノードを使用して、ローカルデータを即座に分析することができます。データセンターの複製やクラウド間のデータ移動の管理といった運用上のオーバーヘッドが削減され、セキュリティとスピードが向上し、コストも削減されるとのことです

今回調達された資金は、Bacalhauの開発促進のために使用されます。

公式サイト:https://www.expanso.io/

X:https://twitter.com/ExpansoIO

Docs(Bacalhau):https://docs.bacalhau.org/

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/expanso-io/

Github(Bacalhau):https://github.com/bacalhau-project

Matr1x Fire


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ABCDE Capital、Jambo、Initiate Capital、Find Satoshi Lab(STEPN開発元)などが参加するラウンドで、1000万ドルを調達。

モバイル向けFPSゲーム:『Hyper Front』の悲劇を回避出来るか


Matr1xは、5人1組のチームで戦うモバイル向けFPS『Matr1x Fire』を開発しています。類似の既存ゲームとしては、『Valorant』が挙げられます。

Matr1xは『Matr1x Fire』をesport化したいと考えているとのことです。また、現在では2つのNFTコレクションがリリースされており、今後、メンバーシップパスとして機能する3つ目のコレクションがリリースされる予定とのことです。

先ほど、Matr1x FireがValorantに類似していることに言及しましたが、ここで『Hyper Front』の一件を振り返ってみます。

Hyper FrontもValorantに非常に酷似したFPSゲームでした。そして、Riot Games(Valorant開発元)は、NetEase(Hyper Front開発元)に対して著作権侵害を理由に訴訟を起こし、最終的には、Hyper Frontが閉鎖したという経緯があります。

多くのゲーマーたちが、Matr1x Fireに対してValorantと類似していることを指摘しており、“Valorant mobile”とも呼称されています。

Matr1x社によれば、「Matr1x Fireでは特殊能力やスキルはなく、ValorantよりはCS:GOのカテゴリーの方に近い」と述べています。

公式サイト(Matr1x):https://www.matr1x.io/

X:https://twitter.com/Matr1xOfficial

Medium:https://medium.com/@Matr1x_Official

Discord:https://discord.com/invite/matr1x

Telegram:https://t.me/matr1xofficial

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