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投稿日 2023年 12月 18日
目次
Bitgetが主導するラウンドで、資金調達(額は不明)。
Morphは、OptimisticとZKのロールアップ技術を組み合わせたレイヤー2のコンシューマー向けブロックチェーンです。価値主導型(value-driven)のDappsにとって効率的なスケーリングとセキュリティを提供しています。
分散型シーケンサーネットワーク、Responsive Validity Proof (RVP)システム、モジュール設計などの特徴的な機能を有しており、イーサリアムネットワークのセキュリティ、可用性、互換性を維持しながら、効率的で柔軟なスケーリングを実現しています。
Morphは、Bitgetとの協業にあたって、取引所のネイティブアフィリエイトシステムを実装し、5000万人以上の大規模なフォロワーベースに拡張し、初期ユーザーの獲得と長期的な参加と投資を促進するように設計されるとのことです。
Morphのテストネットベータは2024年1月初旬に開始される予定であり、メインネットベータは2024年第2四半期に稼働する予定とのことです。
公式サイト:https://www.morphl2.io/
Docs:https://docs.morphl2.io/docs/how-morph-works/intro/
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DaoMaker、Insignius Capital、BlackDragon、DeltaHub Capital、Viral Ventures、Halvings Capitalが参加するラウンドで、120万ドルを調達。
Hacklessは、DeFiプロトコルのセキュリティに特化したプラットフォームであり、監視ツール、分析、セキュリティサービスといった包括的なツールキットを提供しています。
潜在的なハッキング攻撃を検知・防止するよう設計されており、開発者に広範な継続監視機能、動的トランザクション分析、メンプールの追跡、資金フロー分析、アラートシステムを提供し、EVM互換ブロックチェーンのインフラレベルでDeFiプロトコルのセキュリティを強化しています。
同社の主要プロダクトは、「Wallet Rescue」と「Sentinel」です。
Wallet Rescueは、ETHとBSCの両ネットワーク上のハッキングされた暗号資産ウォレットにある資金(ステーキング報酬、既得トークン、NFTなど)を回復を支援するサービスです。ベータ版では既に70万ドル以上を回収しています。
Sentinelは、個々のユーザーとプロトコルの両方のセキュリティインフラを強化するためのツールです。モジュール式のマイクロサービス・アーキテクチャ上に構築されており、高レベルのスケーラビリティと耐障害性を保証していますが、最大の特徴はイベント駆動型モデルということです。ブロックチェーンデータフィードを利用してトランザクションやスマートコントラクトの活動を監視しており、これにより重要なセキュリティ・イベントへの即時対応が可能となっています。
その他にも、Hacklessプラットフォームには自動化レイヤーが備わっており、ユーザーは複雑な "if-this-that"(IFTTT)ロジックモデルを確立することも可能となっています。
公式サイト:https://hackless.io/
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Borderless Capitalが主導するプレシードラウンドで、120万ドルを調達。他には、Avalanche Blizzard Fund、Polygon Ventures、Wormhole Cross-Chain Ecosystem Fundなどが参加。
NodeKitはSEQを構築しています。SEQは共有シーケンサーレイヤー1ネットワークであり、ロールアップチェーンのトランザクションシーケンスの立ち上げと分散化を支援しています。また、SEQはAvalancheエコシステム内の個別のブロックチェーンまたはサブネットとして運用されています。
NodeKitを使用することで、ロールアップのシーケンスを分散化して稼働時間を改善し、相互運用性を実現することが可能です。
SEQは、AvalancheのHyperSDKソフトウェア・ツールキットを使用して開発された最初の主要プロジェクトの1つです。また、NodeKitはロールアップのシームレスな相互運用性を可能するものであり、オンチェーンアプリケーションに、中央集権的なオフチェーンアプリケーションに対する競争力が与えられるとされています。
既存のロールアップチェーンのほとんどは、スマートコントラクトのロールアップ(ZKやoptimisticなど)やOP Stackのようなフレームワークを含むソフトウェアの面でSEQと互換性を有しています。また、SEQと統合するロールアップは、互いにクロスチェーン相互運用性を得ることになります。
また、SEQの設計は、Celestiaのようなデータ可用性レイヤーもサポートしています。
公式サイト:https://www.nodekit.xyz/
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Y Combinator、Franklin Templeton、Ascensive Assets、Emurgo Ventures、Stacker VC、Sudo Research、Token Metrics Venturesなどが参加するラウンドで、180万ドルを調達。
EthosXは、分散型デリバティブ取引プラットフォームであり、「SWITCH」という製品を開発していることが特徴です。
SWITCHは、暗号資産の永久ロールオーバープットオプションを容易にするトークンのペアを表すものであり、トレーダーに安全でノンカストディアルなソリューションを提供するものです。
その他にも、EthosXの主力製品として機関投資家向けOTC取引プラットフォームがあります。このOTC取引インフラ上の商品の一つに、貸出プロトコルの清算保護があり、ユーザーは事前仕組オンチェーン・デリバティブを購入することが出来ます。これはレンディング・プロトコルの清算に対する24時間365日の自動保険として機能し、分散型金融におけるリスク管理を強化することが可能となっています。
EthosXは3つの課題を設定し、それに対するソリューションを提供しようとしています。
公式サイト:https://www.ethosx.finance/
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Lightspeedが主導するシリーズAラウンドで、4800万ドルを調達(評価額は10億ドル)。他には、Mubadala Capital、Pantera Capital、Framework Ventures、Bain Capital Ventures、Digital Currency Groupなどが参加。
Andalusia Labsは、デジタル資産のリスク管理インフラをグローバルに提供しており、Karakレイヤー2ブロックチェーン、Subsea(クリプトリスク管理マーケットプレイス)、Watchtower(セキュリティ中心の機関投資家向けプラットフォーム)といったソリューションを提供しています。
Karakは、金融の安全性を優先するリスクインフラであり、各種ブロックチェーンに安全性とセキュリティを提供します。既にオープンテストネットに入っており、近日中には、Karakメインネットが、XPの獲得に関する大きな発表と同時にローンチされる予定です。
今回調達された資金は、製品開発の加速(Karakテストネット)、グローバル展開の促進(アブダビにてグローバル本部の設立)、チームの成長に使用されるとのことです。
公式サイト:https://andalusia-labs.com/
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a16zが主導するシリーズAラウンドで、1350万ドルを調達。他には、Founders Fund、Castle Island Ventures、Breyer Capital、Nikil Viswanathanなどが参加。
Dynamicは、Web3認証のための多用途で安全なソリューションを開発しており、ユーザーにスマートなログインフローや分かりやすいオンボーディングを提供しています。
現在、DynamicプラットフォームはEVM、Solana、Starknet、Algorand、Cosmos、Flowの6つのチェーンに対応しています。また、チェーン全体で160万人以上のユニークユーザーがいるとのことです。
また、Dynamicの機能の中には、ノンカストディアルな組み込みウォレットがあります。このウォレットは、インタラクションを簡素化することに重点を置いており、パスキーやセキュアエンクレーブ(FaceIDとTouchID)、事前生成ウォレット、ユーザーフレンドリーなリカバリーフローといった機能が備わっています。
ZeroDevおよびAlchemyとの提携により、Dynamicの組み込みウォレットをスマートコントラクトウォレットと組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンスのさらなる合理化が実現されています。これにより、開発者は、ユーザーに代わってガス代をスポンサーしたり、署名要求を制限するためにセッションキーを導入したり、コストを削減するためにトランザクションをバッチ化したりすることが可能となります。
今回調達された資金は、組み込みウォレットやブランドウォレットの統合、デジタル所有権の包括性の促進に使用されるとのことです。
公式サイト:https://www.dynamic.xyz/
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Blog:https://www.dynamic.xyz/blog
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/dynamiclabs/
1kxが主導するシリーズAラウンドで、300万ドルを調達。他には、Maven 11、Mechanism Capitalなどが参加。
NFTperpは、NFT永久先物DEXであり、BAYCやCryptoPunksといったブルーチップNFTプロジェクトをロングまたはショートすることが可能となっています。
NFTperpのミッションは、非流動性資産に永久先物をもたらすことであり、これによってより良い価格発見、ヘッジ、NFTの潜在的なユーザーベースの増加が可能になるとのことです。
NFTエコシステムの課題の一つとして、流動性の低さが挙げられます。NFTperpの試みはこうした課題へのソリューションと見做されます。また、v2が目前に迫るNFTperpですが、v1の段階で既に5億ドルの取引高を達成していることからも、注目が高いプロジェクトと言えるかもしれません。
公式サイト:https://nftperp.xyz/
Medium:https://medium.com/@nftperp
Discord:https://discord.com/invite/m8DGMgfhMg
dao5が主導するラウンドで、資金調達(額は不明)。他には、Whampoa Digitalなどが参加。
Dora Factoryは、分散型ガバナンスと公共財のためのマルチチェーン資金調達に特化したプロトコルです。現在、Doraの公共財バリデーターは、30以上のエコシステムに拡大しており、総ステーク金額は2億5000万ドルを超えています。
将来的にDora Factoryは、公共財のステークをフロンティアテクノロジーへの資金提供に振り向けることを計画しています。量子コンピューティング、宇宙探査、長寿研究などの重要な分野の研究開発を支援することを目指し、公共財の資金調達とWeb3全般における地位確立に邁進するとのことです。
今回調達された資金は、Dora Factory製品のインフラ構築や強化に使用されます。
公式サイト:https://dorafactory.org/
X:https://twitter.com/DoraFactory
Docs:https://docs.dorafactory.org/docs
Discord:https://discord.com/invite/gKT5DsWwQ5
Github:https://github.com/DoraFactory
Telegram:https://t.me/dorafactory
BITKRAFT Venturesが主導するシリーズBラウンドで、800万ドルを調達。他には、Prisma Ventures、Hypersphere Ventures、Seven Seven Six、Pathfinder Ventures、Bain Capital Venturesなどが参加。
Lolliは2018年にローンチして以来、現在25,000以上の店舗と提携しています。同社CEOのAlex Adelman氏によれば、2025年までにユーザーが買い物をできる店舗数を10万店舗以上に拡大する予定とのことです。
Lolliの報酬プログラムは、レストランや店舗でオンラインまたは直接買い物をすると、ユーザーにビットコインやキャッシュバックを付与するものです。現在の還元率は平均で7%となっています。また、アクティブユーザー数も増加しており、2023年10月時点では、前年比で35%以上増加しているとのことです。
2023年はビットコインが大幅な上昇を見せた年となりましたが、こうした動きを背景として、Lolliは2024年にかけてより多くの製品やパートナーシップ、金融教育を展開する予定とのことです。
公式サイト:https://www.lolli.com/
X:https://twitter.com/trylolli
Discord:https://discord.com/invite/RWTSNXHAnq
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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
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