有料記事
投稿日 2024年 01月 04日
目次
Foresight Venturesが主導するラウンドで、資金調達。(額は不明)
Sleepless AIは、AIGCとLLMを活用したAIブロックチェーンベースのバーチャルコンパニオンゲームであり、リッチなストーリーベースのゲームプレイを実現しています。
今回の資金調達を主導したのはForesight Venturesですが、同社創設者のForest Bai氏は、「Web3には女性の存在感が顕著であるものの、そのニーズに特化した製品は少ない」と述べています。また、AI技術を活用することでブロックチェーンネイティブでの感情世界を備えた最初のメタバースになりうるとも述べています。
Sleepless AIは、Binanceが主導するアクセラレータプログラムである「MVB VI」(MVB:Most Valuable Builder)に選出された四つのプロジェクトのうちの一つです。
MVB VIで選出された他のプロジェクトの中には、現在エアドロップ活動でも話題となっている「KiloEx」や「Kinza」があり、それぞれ大きな盛り上がりを見せていることから、Sleepless AIにも同様に期待が持たれています。
今回の資金調達の発表に伴って、同プロジェクトのトークンとして「$AI」の存在が示唆されました。今後のプロジェクトやエコシステムの発展に期待が集まります。
公式サイト:https://www.sleeplessai.net/home
X:https://twitter.com/SleeplessAI_Lab
Big Brain Holdings、Rarestone Capital、Momentum 6、NxGen、Crypto Banter、Cogitent Venturesなどが参加が主導するラウンドで、190万ドルを調達。
Eclipse Fiは、Cosmos上に構築されたモジュール式のマルチチェーンローンチプロトコルです。特にCosmosエコシステムと新興のレイヤー2プロトコル内で、特定の流通と流動性のニーズに合わせたカスタマイズ可能なローンチ方法を提供しています。
Eclipseが他のローンチパッドと異なる点は、多くのローンチパッドを悩ませているクロスチェーンのユーザーエクスペリエンスと持続可能性の問題を解決しようとしている点です。これはスマートアカウントや、クロスチェーンアーキテクチャといった機能によって実現されます。
Eclipseプラットフォームのその他の特徴として、プライバシーを保護するための完全分散型zk-KYCアプリケーション、カスタマイズ可能なローンチのためのモジュラーツールキット、オンチェーンおよびオフチェーンでの評判スコアリング、ローンチパッドのプロジェクト候補のための包括的なデューデリジェンスプロセスなどがあります。
Eclipseのネイティブトークンである「$ECLIP」は各IDOですぐに売り切れ、その注目度合いを知らしめました。トークンのローンチには、Cosmos、Neutronなどへの上場も含まれており、トークン保有者は、ローンチ後すぐに$ECLIPトークンをステークすることが可能となります。
公式サイト:https://eclipsefi.io/
X:https://twitter.com/Eclipsefi
Docs:https://docs.eclipsefi.io/
Medium:https://medium.com/@Eclipsefi
Discord:https://discord.com/invite/ybDkvQ2Qp5
Telegram:https://t.me/EclipseFi
HTX Ventures、Infinity Ventures Crypto、DWF Labs、Mentha Partners、Vespertine Capital、Web3 Foundation、Singchain Investmentなどが参加するラウンドで、800万ドルを調達。
Cumulus Encrypted Storage System(以下、CESS)は、分散型ストレージプラットフォームであり、ブロックチェーンネットワークでもあります。
CESSでは、ファイルは複数のノードに保存されハッシュによって識別されています。また、ブロックチェーン、データストレージ、コンテンツ配信、アプリケーションレイヤーという4つのコンポーネント(レイヤー)が存在しています。
CESSは、データの永続性を保証するために、Proof-of-reduplication-and-recoveryやマルチフォーマットデータ確認など、さまざまな暗号プロトコルを使用しており、将来的には大規模な商用アプリケーションでの利用を目指しています。
分散型ストレージスペースに対する需要は2023年に急速に高まっており、ViewBlockによると、Filecoinの利用率は第2四半期に7%以上に達し、Arweaveの取引量は1年間で717%以上急増しています。
CESSのプロトコルは、メタバース、NFT、DeFi、ストリーミングメディア、RWAなど多くの用途に使えることが特徴として挙げられますが、今後の同分野の競争の中でどのような立ち位置を占めるかに注目が集まります。
公式サイト:https://cess.cloud/
X:https://twitter.com/CESS_Storage
Medium:https://medium.com/@CESS_LAB
Discord:https://discord.com/invite/cess
Telegram:https://t.me/CESS_Storage_official
Linktree:https://linktr.ee/cessofficial
UTXO Managementが主導するラウンドで、150万ドルを調達。他には、Zanshin Capital Management、Unbroken Chain、One Block Capital、Sora Ventures、OWL Venturesが参加。
BRC20.comは、ビットコイントークンに関するCoinMarketCapスタイルのダッシュボードを提供しています。
既存のサービスに加え、BRC20.comは将来的に、ユーザーが携帯電話でBRC-20トークンのブリッジ、取引、ステークを行えるモバイルアプリをローンチする予定です。また、.COMトークンを利用した新しいDeFiプロトコルのための分散型リレイヤーネットワークのリリースも計画しています。
現在、ビットコイン周辺のエコシステムは、2023年3月に策定されたBRC-20トークン規格をきっかけとしてより大きな高まりを見せています。BRC-20トークンは、Ordinalsプロトコルを介してビットコイン上でのFT(fungible tokens)の作成と転送を容易にするためのものですが、これにより、ビットコインブロックチェーンを利用したNFT発行が可能となりました。
BRC-20トークンは2023年のホットなトピックの一つあり、2024年にも大きな盛り上がりを見せると予測されます。BRC20.comの現在の試みや、今後の新たな製品開発は、そうした流れを加速させるものであり、今後のエコシステムの発展に注目が集まります。
公式サイト:https://brc20.com/
X:https://twitter.com/BRC20com
Telegram:https://t.me/brc_20_com
Waterdrip Capitalが主導するシードラウンドで、資金調達(額は不明)。他には、UniSat、CoinSummer、SatoshiLab、Sora Venturesが参加。
Ordz Gamesは、ブロックチェーンベースのレトロゲームを季節ごとにリリースするシリーズです。プレイヤーはプレイ中にゲームポイントを獲得することができ、このポイントは$ORDG(BRC-20トークン)と交換することが可能です。
Ordz GamesプラットフォームにはNFTもあり、プレイヤーの成績や保有資産に応じたゲーム報酬を提供し、ゲーム関連の資産やアイテム関連のマーケットプレイスも存在します。
公式サイト:https://www.ordz.games/
X:https://twitter.com/ordzgames
Docs:https://www.ordz.games/faqs
Discord:https://discord.com/invite/tkFK3efQmw
Telegram:https://t.me/+P77WFi4mLHdmYzc8
LDA Capitalが主導するラウンドで、3500万ドルを調達。
Grapeは、Web3の分散化とセキュリティとWeb2の使いやすさを組み合わせた分散型台帳技術(DLT:distributed ledger technology)プラットフォームです。
Grapeは有向非巡回グラフ (DAG) テクノロジーとシャーディングを利用して優れたスケーラビリティを実現し、量子グレードのセキュリティも備えています。また、将来的には高速分散型台帳VINE、スマートコントラクトやDApp開発を簡素化する人工知能エンジンANNE、分散型クラウドストレージを備えていくとのことです。
また、Grapeのネイティブトークンである「$GRP」のエアドロップが1月31日に行われることが発表されています。
今回調達された資金は、市場での地位の強化、GRPの利用可能性の拡大、Grapeの製品ロードマップのさらなる発展に充てられます。また、$GRPの流通供給量を削減しトークン価値を向上させるための戦略的な$GRP買い戻しにも使用されるとのことです。
公式サイト:https://grap3.com/
X:https://twitter.com/Grap3Inc
Litepaper:https://grap3.com/wp-content/uploads/2023/12/Grape-Presentation-V7.pdf
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/grape-blockchain/
Discord:https://discord.com/invite/ZkVaxeQWqc
Antalpha Ventures、MEXC Ventures & Labs、Waterdrip Capital、NewTribe Capital、NxGen.lens、MixMarvel DAO、y2z Venturesが参加するラウンドで、資金調達(額は不明)。
TonUPは、TONブロックチェーン上で、将来性の高い暗号通貨を支援し、宣伝するために作られたローンチパッドです。
TONは、Telegramによって開発された分散型ブロックチェーンプラットフォームです。元々は、「Telegram Open Network」という名称でしたが、現在は「The Open Network」と名称を変えています。コンセンサスアルゴリズムにはPoSを採用しており、スケーラブルなクロスチェーン相互運用性を目指しています。
現在、TONのTVLは、DefiLlamaによると1360万ドルであり、全ブロックチェーンの中では72位に位置しており、盛り上がりを見せているとはまだ言えません。
エコシステムの拡大には、多くのプロジェクトやプロダクトが登場することが必要であり、新興プロジェクトの支援に繋がるTonUPのローンチパッドサービスは、こうした需要に応えたものと言えるでしょう。
公式サイト:https://tonup.io/
X:https://twitter.com/TonUP_io
Telegram:https://t.me/TonUP_io
Linktree:https://linktr.ee/tonup
Bluesky Capital Managementが主導するラウンドで、1億1000万ドルを調達。他には、Kestrel 0x1、Nural Capitalが参加。
Arkonはグローバルなデータセンター・インフラ企業であり、世界クラスの持続可能な電力供給によるデータセンターの購入、建設、運営を行っています。
同社の事業やポートフォリオは機関投資家向けとなっており、安定した管轄区域への分散、信頼性の高い低コストの持続可能な電力や、エンドユースケースの拡大に支えられながら、高い収益と成長を実現しています。Arkonのデータセンターは、物理的な制約のある送電網の中で電力を消費し、産業や技術的な雇用機会を通じて地域経済の維持にも貢献しています。
Arkonは、Sabre56から新たに建設された施設を取得し、Arkonの既存の100MWにさらに50MWの容量を追加することで、米国のデータセンター資産ポートフォリオを急速に拡大しています。この契約は、テキサス州とノースカロライナ州において、2024年8月までに完成予定の150MWの新設サイトの開発にも及ぶものです。
今回調達された資金1億1000万ドルのうち、8000万ドルは、米国での200MWの追加容量の取得サポートに使用されます。
残りの3000万ドルは、同社がノルウェーに既に有している30MWデータセンターでのAIクラウドサービスプロジェクトの開発資金に充てられるとのことです。これにより、急成長する生成AIと大規模言語モデルのトレーニング市場にサービスを提供する計画です。
Arkonは将来的に、規模と電力コスト効率の面で世界トップ5のビットコインデータセンター運営会社になることを目指しています。
公式サイト:https://www.arkonenergy.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/arkon-energy/about/
・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。
・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
この続きを読むには
この記事は会員限定の記事になります。
登録すると続きをお読みいただけます。
タグ
無料公開
資金調達
お問い合わせはこちら
専門的なリサーチャーのリサーチしてほしい内容がある
新規事業のアイディア出しからコンサルティングしてほしい
その他、ブロックチェーン事業に関する全般的な相談をしたい