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1月21日-1月27日資金調達を実施したPJ 9選

投稿日 2024年 01月 30日

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Polymer Labs


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Blockchain Capital、Maven 11、Distributed Globalが主導するシリーズAラウンドで、2300万ドルを調達。他には、Coinbase Ventures、Placeholder、Digital Currency Groupなどが参加。

ブロックチェーン間通信プロトコル(IBC)を利用したイーサリアムの相互運用性ハブ


Polymer Labsは、レイヤー2ネットワークと相互運用性トークンブリッジに注力しています。同社独自の特徴としては、Cosmos標準およびハブにOptimism Stackを利用していることが挙げられます。

Polymer Labsは2年前にシード資金として360万ドルを調達していました。今回の資金調達によってステルス状態から脱したことになりますが、今回のラウンドの詳細や評価額に関しては明らかになってはいません。

Polymer Labsは、3月までにテストネットを立ち上げる予定とのことです。また、テストネットのパフォーマンス次第では、今年中のメインネットのローンチも計画しているとのことです。

今回調達された資金は、イーサリアムベースの相互運用性ハブの構築の開発促進に使用されます。また、現在の開発人員は30人ほどとのことであり、その拡大にも充てられるとのことです。

公式サイト:https://www.polymerlabs.org/

X:https://twitter.com/Polymer_Labs

Medium:https://polymerlabs.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/hvMQp4qcM6

Github:https://github.com/polymerdao

Axiom


Axiom

Standard CryptoとParadigmが主導するラウンドで、2000万ドルを調達。他には、Robot Ventures、Ethereal Ventures、FlashbotsのHasu氏、ScrollのSandy Peng氏などが参加。

ゼロ知識証明を利用したオンチェーンデータアクセスプロトコル


Axiomは、スマートコントラクトがゼロ知識証明(ZK-proof)を使用してイーサリアムの全履歴にアクセスし、計算することを可能にするプロトコルです。これによりスマートコントラクト開発者は、オンチェーンでより多くのデータにアクセスできるようになります。

Axiomは、2024年1月現在、メインネットでAxiom V2としてサービスを提供しています。また、V2 のリリースに伴い、Axiom V2テストネットがGoerli から Sepolia に移行しました。2024 年 1 月 22 日付でAxiom V1は廃止される予定です。

Axiomでは、クエリを実行するために、以下の三つのステップを実行します。

①Read:Axiomはゼロ知識証明を活用して、過去のイーサリアムブロックのブロックヘッダ、ステート、トランザクション、レシートをトラストレスに読み取ります。Axiomはアーカイブノードがアクセスできるものすべてにアクセス可能です。

②Compute:データが取り込まれると、Axiomは検証済みの計算を適用します。開発者はJavascriptで独自の計算を指定でき、各計算の妥当性はゼロ知識証明で検証されます。

③Verify:Axiomは各クエリ結果にゼロ知識証明を添付します。このゼロ知識証明はAxiomスマートコントラクトのオンチェーンで検証され、最終結果はスマートコントラクトでトラストレスに使用できるようになります。

同社は、Axiomを使用してのアプリケーション構築のために、Axiom Typescript SDKを提供しています。その他、より詳細な説明やガイドは、同社のドキュメントで参照することが可能となっています。

今回調達された資金は、チームの成長及びコアゼロ知識プラットフォームの開発促進に使用されます。

公式サイト:https://www.axiom.xyz/

X:https://twitter.com/axiom_xyz

Docs:https://docs.axiom.xyz/

Discord:https://discord.com/invite/4nDgMUq7Ra

Github:https://github.com/axiom-crypto

Telegram:https://t.me/axiom_discuss

Dinari


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500 Startups、Alchemy Ventures、Sancus Ventures、Version Oneが参加するラウンドで、1000万ドルを調達。

dShareプラットフォームを通じて、現実世界の資産(RWA)に裏打ちされたトークンへのアクセスを提供


Dinariは、RWAに裏打ちされたトークンへのアクセスを提供しています。ユーザーは、Arbitrumネットワーク上のウォレットを使用して、アップルやテスラの株式などの証券へのアクセスが可能になります。

取引はdShareプラットフォームにて行われます。同プラットフォームは、透明性の高いブロックチェーン取引、不変の所有者証明、暗号ウォレットとの取引機能、他のブロックチェーン製品との複合性、即時決済を提供するように設計されています。

上記画像を参照して頂ければ分かるように、米国の主要会社に連動したトークンを売買することが可能となっており、米国株式市場が閉まっている間にも、取引をすることが可能となっています。(時間外の取引をした場合、次回の取引セッションにて、成立することには注意が必要です)

Dinariは、昨年8月にシードラウンドとして750万ドルの資金調達を行なっていました。今回も同様にシードラウンドとして行われました。二回のラウンドを通しての合計資金調達額は、1750万ドルにも及んでおり、各投資家からの注目が高いことが窺えます。

RWAは、2023年のクリプト分野において熱いトピックの一つでした。そして、2024年1月、ビットコインETFが承認されたこともあり、クリプト金融と既存金融の繋がりがより加速するものと思われます。2024年も同様にRWA分野への注目が欠かせません。

公式サイト:https://dinari.com/

公式サイト(sbt):https://sbt.dinari.com/tokens?orderType=0

X:https://twitter.com/DinariGlobal

Blog:https://dinari.com/blog

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/dinari-global/

Discord:https://discord.com/invite/SuDXYyHukB

Masa


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Anagramが主導するシードラウンドで、540万ドルを調達。他には、Avalanche Blizzard Fund、Digital Currency Group、GoldenTreeなどが参加。

分散型ゼロ知識データマーケットプレイス及びネットワークを構築


Masaは分散型ゼロ知識マーケットプレイスとネットワークを構築しており、AI時代の「分散型Google」を構想しています。

プライバシーに焦点を当て、Masaは個人データのためのオープンでインセンティブ付きの経済を構築することを目指しており、Cookie不要なMASAアナリティクスや、プライバシーを保護する分散型アプリケーションやAIモデルをゼロ知識上に構築するための開発者ハブといった包括的なサービスを提供しています。

2023年のChat GPTの登場に代表されるように、AI技術の開発が盛んになっています。現在のAI開発の主流は大量のデータを必要とする大規模言語モデル(LMM)であり、個人データに対する需要は、「石油」と称されるまでにその重要性が増しています。

そうした中で、個人データの安全な管理や、ユーザーに対する適切な利益の分配をMASAは実現しようとしています。現在、Avalanche、QuickSwap、Injective、Celoといったプロジェクトが、Masaを採用し始めているとのことです。

今回調達された資金は、今年に予定されているAvalancheでのサブネット立ち上げに使用されます。

公式サイト:https://www.masa.finance/

X:https://twitter.com/getmasafi

Whitepaper:https://docsend.com/view/g2m9a974r3f6967d

Discord:https://discord.com/invite/masafinance

Github:https://github.com/masa-finance/

Arcade2Earn


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Crypto.comが主導するラウンドで、480万ドルを調達。他には、Solana Ventures、Shima Capital、KuCoin Labs、GSRが参加。

イーサリアム及びAvalanche上のPlay-to-Earnゲームプラットフォーム:かつてはSolana上にて開発が進む


Arcade2Earnは、Play-to-Earnゲームプラットフォームです。同プラットフォームでは、「Mission Pools」と呼ばれるシステムを通じてゲームへのアクセスが提供されており、ゲーマーはNFTを所有しなくてもゲームをプレイして収入を得ることが可能です。このシステムには、ミッションプール運営者(MPO)とミッションプール貢献者(MPC)が関与しています。

MPOにはゲームギルドや個人ゲーマーが含まれ、ユーザーはArcadeのトレジャリーやプラットフォームに貸与されたNFTを使用してWeb3のゲームをプレイします。一方、MPC(基本的にはArcadeトークン保有者)は、ミッション・プールにトークンを預けることで、特定のMPOやゲーム内活動を支援し、ミッションの成功に応じて報酬が分配される仕組みとなっています。

Arcade2Earnは、2022年に行われた以前の資金調達の際には、すでにSolana上で大部分の開発が進んでいましたが、アプリケーションの技術的な考慮から、現在はイーサリアム及びAvalancheに移行しています。しかしながら、Solanaのコードは廃棄されたということではなく、将来的にはマルチチェーン展開に利用される予定とのことです。

2月27日から公開トークンセールを実施予定


Arcade2Earn

今回の資金調達は、将来のトークン($ARC)に関するものとして行われました。また、公開トークンセールも行われる予定です。トークンセールに関する現時点での情報は以下の通りです。

  • 期間:2月27日から72時間
  • 場所:Fjord Foundryプラットフォーム
  • 供給量:総供給量の1.875%(8億トークンのうち1500万トークン)

プライベートトークンラウンドの投資家に対するトークン配布は、2月27日から6ヶ月間後から順次配布されていき、18ヶ月間の権利確定期間を経るものとしています。

公式サイト:https://www.arcade2earn.io/

X:https://twitter.com/arcade2earn

Medium:https://arcade2earn.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/hhCm89Tsn7

Telegram:https://t.me/arcade2earn

Reddit:https://www.reddit.com/r/arcade2earn/

Web3Intelligence


Web3Intelligence

DAO MAKER、Shima Capital、Gate.ioが参加するラウンドで、450万ドルを調達。

投資アプリ「Dopamine」を開発:ネイティブトークン$DOPEのローンチを予定


Web3Intelligenceは、投資アプリ「Dopamine」を開発していることで知られており、毎日数百万件のリクエストに対応し、DeFiビルダーや標準化された金融パス認証を求める機関にオンチェーンソリューションを提供しています。

今回の資金調達は、ネイティブトークン$DOPEのローンチのために行われました。DOPEはDopamineにアクセスするためのユーティリティトークンとして機能します。DOPEトークンは、第1四半期中に中央集権型取引所と分散型取引所で利用可能になる予定とのことです。

また、DOPEを保有する機関は、Web3Intelligenceのマネーロンダリング防止インフラへのアクセスも得られます。Web3Intelligenceは、金融機関にAML情報を提供することで、顧客が従来の金融で期待されるコンプライアンスと同じ基準を満たしていることを確信できるようにすることを目指しています。

公式サイト:https://www.web3intelligence.com/

公式サイト(Dopamine):https://www.dopamineapp.com/

X:https://twitter.com/mydopamineapp

Telegram:https://t.me/myDopamineApp

Bagel


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CoinFundが主導するプレシードラウンドで、310万ドルを調達。他には、Protocol Labs、Borderless Capital、Maven 11 Capital、Graph Paper Capital、Breed VCが参加。

機械学習(ML)モデルのサポートに特化した分散型データプラットフォーム


Bagel Networkは、ML領域におけるデータ所有権の集中という問題に取り組んでいます。データサイエンティストやAIエンジニアが、プライバシーを保護した方法で検証可能なデータセットを効率的に交換・ライセンスできるマーケットプレイスを構築しようとしています。

Bagelプラットフォームは、データの完全性と品質を保証するために、ゼロ知識コミットメント、レピュテーションメカニズム、ステークを利用したスタンドアロンチェーンとして運営されています。

AIに代表される機械学習の領域は、大量の資本やデータを必要とする都合上、大手テクノロジー企業によってサイロ化される傾向にあります。そのため、分散型のソリューションの需要が潜在的に存在しており、Bagelはそうした需要を反映したプロジェクトと言えるでしょう。

公式サイト:https://www.bagel.net/

X:https://twitter.com/bagel_network

Blog:https://blog.bagel.net/

Synonym Finance


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Borderless Capitalが主導するシードラウンドで、150万ドルを調達。他には、Robot Ventures、Big Brain Holdings、Cross-Chain Ecosystem Fund、SerDAO、Marshland Capitalなどが参加。

DeFiプロフェッショナル向けのユニバーサルクロスチェーンクレジットレイヤー


Synonymは、Wormholeのクロスチェーン技術スタック上に構築されています。ユーザーが様々なエコシステムで流動性にアクセスし、借入を行うことを可能にし、クロスチェーンレンディングセクターとしてのサービスを提供しようとしています。

1月30日にメインネットのローンチが予定されています。

今回調達された資金は、新しいエコシステムやチェーンへの拡大に使用されるとのことです。

公式サイト:https://www.synonym.finance/

X:https://twitter.com/synonymfinance

Docs:https://synonym-finance.gitbook.io/synonym-finance/documentation/overview

Discord:https://discord.com/invite/synonymfinance

Scallop


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Cetus Protocolから資金調達。調達額は不明。

Suiエコシステム上のP2Pマネーマーケット:Sui財団から公式助成金を得た最初のDeFiプロトコル


Scallopは、SuiエコシステムのためのP2Pマネーマーケットであり、Sui財団から公式助成金を受けた最初のDeFiプロトコルとしても知られています。

機関投資家グレードの品質、強化されたコンポーザビリティ、強固なセキュリティを重視しており、高金利貸出、低手数料借入、AMM、デジタル資産自己管理ツールを提供し、プロのトレーダー向けにSDKを提供するといったダイナミックなマネーマーケットを構築することを目的としています。

Scallop

ユーザーは、Scallopプロトコルを通じてUSDCやUSDTといった主要ステーブルコインや、SUIやCETUSを貸し借りできるようになります。Mysten Labs、Sui Foundation、Openblock Labsが出資する一時的なインセンティブ・プログラムを通じて、Scallopは貸し手と借り手の双方に報酬を与えます。

ScallopプロトコルのTVLは、2023年最終四半期から2024年初頭にかけて急激に上昇しており、Suiネットワーク上にてトップのTVLを誇っています。(記事執筆時)

公式サイト:https://www.scallop.io/

X:https://twitter.com/Scallop_io

Docs:https://docs.scallop.io/

Medium:https://medium.com/scallopio

Telegram:https://t.me/scallop_io

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・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。

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