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投稿日 2024年 03月 19日
目次
Brevan Howard DigitalとFramework Venturesが主導するラウンドで、6900万ドルを調達。
Berachainは、Cosmos SDK上に構築されたDeFiに特化したレイヤー1ブロックチェーンです。Proof of Liquidity Consensusを搭載し、EVM互換となる予定です。
Proof of Liquidity Consensusによって、流動性とセキュリティを高める試みがされています。これによりユーザーは、DeFiプロトコルに並行して流動性を提供しながら、トークンをステークできるようにすることを目指しています。
その他のBerachainの特徴として、$BERA(ネイティブのガストークン)、$HONEY(ネイティブステーブルコイン)、$BGT(譲渡不可能なガバナンストークン)の3つのトークンシステムを有していることが挙げられます。
Berachainのメインネットは、第二四半期にローンチが予定されているとのことです。
公式サイト:https://www.berachain.com/
X:https://twitter.com/berachain
Discord:https://discord.com/invite/berachain
Github:https://github.com/berachain
PlaceholderとHack VCが主導するシリーズAラウンドで、5000万ドルを調達。他には、Polychain Capital、Delphi Digital、Maven 11、DBA、Fenbushi Capitalが参加。
Eclipseはカスタマイズ可能なロールアップ・プロバイダーであり、複数のレイヤー1ブロックチェーンと互換性があります。
Eclipseプラットフォームでは、特にSolanaとEthereum間に注力しています。Eclipse Labsの創設者であるNeel Somani氏は、多くのレイヤー2エコシステムでは、EVMとの完全な互換性のみに最適化されているため、レイヤー2エコシステムは断片化を起こしていると指摘します。そこで、Eclipseは、SolanaとEthereum間のギャップに対するソリューションを提供しています。
同プラットフォームでは、SVM(Solana Virtual Machine)とイーサリアム上の流動性の深いプールを統合しようとしています。また、開発者はSolanaオペレーティングシステムを搭載した独自のロールアップをデプロイすることができ、セキュリティやデータストレージに任意のチェーンを使用することが出来るようになっています。
Eclipseメインネットは第2四半期にローンチ予定となっています。
公式サイト:https://www.eclipse.xyz/
X:https://twitter.com/EclipseFND
Discord:https://discord.com/invite/PVcbxdqj6r
Telegram:https://t.me/eclipse_labs
Polychain Capitalが主導するラウンドで、2000万ドルを調達(評価額は10億ドル)。他には、Animoca Brands、Emirates Consortium、Mapleblock Capital、Hashkey Capital、UoB Ventures、Symbolic Capital、Longhash Venturesなどが参加。
Polyhedraは、ゼロ知識プロトコル「zkBridge」を提供することで知られるWeb3インフラプロバイダーです。ゼロ知識技術を製品の基盤として使用しており、セキュリティとスケーラビリティの向上に注力しています。
zkBridgeでは、ネットワーク間の相互運用性の促進を実現しようとしています。25以上のブロックチェーン間で2000万件以上のクロスチェーン取引を行っているだけでなく、Web2とWeb3のシステム間でのアセット送信にも注力しています。
また、ZK分散IDソリューション(zkDID)も提供しています。これはparaPlonkと呼ばれる大規模な分散証明生成ネットワークを使用したスケーラビリティソリューションであり、ゼロ知識のロールアップを加速するものです。
今回調達された資金は、同社の世界的な拡大および従業員雇用のために使用されます。
公式サイト:https://polyhedra.network/
X:https://twitter.com/PolyhedraZK
Discord:https://discord.com/invite/WkjUe5tfZP
R3が主導するラウンドで、900万ドルを調達(評価額は3000万ドル)。他には、Republic Crypto、KuCoin Labs、Big Brain Holdings、Magnus Capital、DWF Labsが参加。
Tenは、イーサリアムレイヤー2ソリューションであり、プログラム可能な暗号化によってプライバシーとスケーラビリティを提供しています。開発者はスマートコントラクトのどの部分を非公開にし、どの部分を公開するかを選択することが可能になっています。
暗号化以外でも、速度や既存のイーサリアム・ツールとのシームレスな統合、最大抽出可能価値(MEV)の排除といった機能でも注目されています。
TenはObscuroによって開発されていますが、Obscuroのチームは半分以上がR3出身者で構成されており、Tenは設立当初からR3からの支援を得ています。
Tenが行った資金調達は、トークンのワラントと将来株式(SAFE)によって構成されているとのことです。
公式サイト:https://www.ten.xyz/
X:https://twitter.com/tenprotocol
Discord:https://discord.com/invite/yQfmKeNzNd
Github:https://github.com/ten-protocol
Telegram:https://t.me/tenprotocol
Mysten LabsとMaelstromが主導するシリーズBラウンドで、800万ドルを調達(評価額は8億ドル)。他には、Manifold、Amber Group、GSR、Flowdeskなどが参加。
Elixir Protocolは、トレーダー同士の直接取引を可能にするオーダーブックモデルを開発しており、これは自動マーケットメーカー分散型取引所システムよりも効率的であるとのことです。
現在では、Vertex、Bluefin、RabbitXといった取引所の流動性に寄与しています。今後は、dYdX、ApeX、Hyperliquid、Orderly Network、NFTPerpへのネイティブな統合も目指しているとのことです。
Elixirのメインネットは8月に予定されており、先日にはポイントベースのエアドロップキャンペーン「Apothecary」を発表していました。
公式サイト:https://www.elixir.xyz/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/elixir-protocol/
Discord:https://discord.com/invite/GeKAZFjYT3
Placeholderが主導するシリーズA1ラウンドで、600万ドルを調達。他には、Maven 11、Launch Labs Inc、Kahuna Ventures、Brevan Howard、The LAO、Reciprocal、a_capital Venturesなどが参加。
NFTfiは、NFT保有者がデジタル資産を担保に暗号通貨を借り入れることを可能にするNFT融資プロトコルです。ユーザーは自分のNFTをリストアップし、他のユーザーから融資オファーを受けることが可能です。
NFTfiプラットフォームは、イーサリアム上で運営されており、借り手への手数料は0%で且つ一定の融資期間を提供することで、NFTに結びついた投資機会の拡大へのソリューションを提供しています。
同プラットフォームで担保として利用されているNFTには、CryptoPunks、Bored Ape Yacht Club、Mutant Ape Yacht Club、Art Blocks、Autoglyphs、Doodles、Pudgy Penguins、Azuki、Clone X、Otherdeedなどがあります。
NFTfiは2020年のサービス開始以来、総額5億3400万ドルの融資を促進し、同プラットフォームの貸し手は1500万ドル以上の利息を得ているとのことです。
今回調達された資金は、P2Pローンのサポート導入やSDKの機能拡充に使用されます。
公式サイト:https://nftfi.com/
Discord:https://discord.com/invite/nftfi
Delphi Digital、Bitkraft Ventures、Sanctor Capital、Spartan Groupが参加するラウンドで、500万ドルを調達。
MetalCoreは、Studio 369によって開発されているブロックチェーンベースのPvPシューティングゲームです。オープンワールドの複合兵器ゲームであり、プレイヤーは派閥ベースで領土を征服していきます。プレイヤーは、乗り物の製造や取引、パイロットの募集、さまざまな活動を通じて、惑星戦争の覇権を目指します。
AI主導のミッションシステムが特徴です。また、Immutable zkEVMと統合することで、クラフト、アップグレード、購入といったガスフリーな体験を実現しようとしています。
現在、MetalCoreはクローズドベータ版が提供されており、Epic Games Storeのアーリーアクセスに掲載されています。オープンベータは、2024年末までに開始する予定とのことです。
今回調達された資金は、MetalCoreの継続的な開発および今後の機能実装のサポートに使用されます。
公式サイト(MetalCore):https://www.metalcore.gg/
公式サイト(Studio 369):https://www.369.fun/
X:https://twitter.com/playmetalcore
Medium:https://medium.com/metalcoregame
Discord:https://discord.com/invite/metalcoregame
Lemniscapが主導するシードラウンドで、430万ドルを調達。他には、Mechanism Capital、Zee Prime Capなどが参加。
Fjord Foundryは、トークン販売プラットフォームであり、流動性ブートストラップ・プール(LBPs:Liquidity Bootstrapping Pools)によって、公平性と透明性を実現しようとしています。
トークン販売において、一部のクジラやボットの存在は、一般ユーザーにとっては障壁となります。Fjord Foundryでは、LBPを導入することでそれらのリスクを軽減し、アーリーステージの機会へのアクセスを民主化しようと試みています。
将来的には、ネイティブユーティリティトークン$FJOのローンチを計画しているとのことです。
公式サイト:https://www.fjordfoundry.com/
X:https://twitter.com/FjordFoundry
Docs:https://help.fjordfoundry.com/fjord-foundry-docs/welcome-info/about
Medium:https://medium.com/@fjordfoundry
Discord:https://discord.com/invite/wt27PUHw
Maple VCが主導するプレシードラウンドで、400万ドルを調達。他には、Altos Ventures、huoxun Ying氏(Magic Eden)、Michael Ma氏(CreatorDAO)などが参加。
Blockusは、Web3ゲームプラットフォームです。ユーザーのオンボードに注力しており、シームレスに統合されたWallet-as-a-Serviceや、ホワイトラベルNFTマーケットプレイス、ゲームのためのフィアットおよび暗号決済の提供をしていることでも知られています。
Blockusはこれまでに、30を超えるパートナーを有していることでも知られています。Ambrus StudioやPolygon、Suiだけでなく、Epic GamesのUnreal Engineといった従来のゲームプラットフォームもサポートしています。
今回調達された資金は、チームの拡大や販売業務の強化、製品開発に使用されるとのことです。
公式サイト:https://www.blockus.gg/
X:https://twitter.com/HelloBlockus
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/helloblockus/
Discord:https://discord.com/invite/t3zF6PwMVV
Spartan Group、Symbolic Capital、Cypher Capitalが参加するラウンドで、250万ドルを調達。
Palletは、Sei上に構築されたNFT取引所です。Sei固有の取引速度を利用することで、NFTの取引体験の強化を目指しています。
また、ユーザー維持にも重点を置いており、アプリ内メッセージングなどのソーシャルメディア戦略を使用して、同じNFTコレクションに興味のある人々がマーケットプレイスで互いに交流できるようにしています。
現在、PalletはSeiにおけるNFT市場シェアの約99%を占めており、年初から現在までの取引高は2000万ドルを超えています。この1年間でのユニーク訪問者数は200万人以上となっているとのことです。
公式サイト:https://pallet.exchange/
X:https://twitter.com/Pallet_Exchange
Discord:https://discord.com/invite/kHCTQHStZa
・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
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・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。
・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
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