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投稿日 2024年 05月 20日
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Founders Fundが主導するシリーズBラウンドで、4500万ドルを調達。他には、Vitalik Buterin氏(イーサリアム創設者)、1confirmation、ParaFi、Dragonfly Capitalが参加。
Polymarketは分散型情報市場プラットフォームであり、ユーザーは議論されているトピックについて取引し、予測に基づいてポートフォリオを構築することができます。
Polymarketは将来の出来事に対するトレーダーの見解に基づいた実用的なインサイトを提供することで、リアルタイムデータの主要な情報源となることを目的としています。
Polymarket上のトレーダーは指定された時間枠で現実世界のイベントの検証可能な結果にお金を賭けます。賭けの対象となるイベントは、スポーツの試合から有名人の婚約、金融業界まで多岐にわたります。
例えば現在では、米国証券取引委員会が5月31日までにETHのスポット上場ファンドを承認するかどうかをテーマとした賭けが行われています。
Polymarketは、2024年1月には既にGeneral Catalystが主導したシリーズAラウンドで2500万ドルの資金調達を行っていました。今回と合わせて7000万ドルの大規模な資金調達となりました。
公式サイト:https://polymarket.com/
Docs:https://docs.polymarket.com/#system
Medium:https://polymarket.medium.com/
Discord:https://discord.com/invite/Polymarket
Kingsway Capitalが主導するシードラウンドで、3000万ドルを調達(評価額は10億ドル)。他には、Animoca Brands、Blockchain.com、Shima Capitalが参加。
Humanity Protocolは、手のひらスキャンによって個人を認識するブロックチェーンベースのIDシステムを構築しています。
Humanity Protocol創設者Terence Kwok氏によると、第2四半期中にテストネットワークを立ち上げる予定であり、現在約50万人のウェイティングリストを有しているとのことです。また、スマホカメラを使って人々の手のひらをスキャンし、身元を特定するアプリのリリースも予定しているとのことです。
その次のステップとして、手のひらの静脈を利用して、スマートフォンに接続可能な小型赤外線カメラを必要とする別のセキュリティレイヤーの展開を予定しているとしています。このシステムにより、金融プラットフォームが顧客情報を管理したり、物理的な場所への入場許可などに役立つ可能性があるとのことです。
また、検証手数料の支払いに使用できるトークンをローンチする計画もあるとのことであり、資金調達も将来発行予定のトークンに関係するSAFTとして行われたとのことです。
Humanity Protocolの競合他社と言えるのは、Worldcoinでしょう。Worldcoinでは虹彩情報を利用することで、人間性の証明を行っています。Web2領域でも、AppleがiPhoneにFaceIDを実装していたりと、生体認証を用いた技術は日々実装が進んでいます。
生体認証とブロックチェーン技術の融合に注目が集まります。
公式サイト:https://www.humanity.org/
Discord:https://discord.com/invite/humanityprot
Telegram:https://t.me/HumanityProt
Animoca Brandsが主導するラウンドで、700万ドルを調達。他には、Delphi Ventures、P2 Ventures、Mechanism Capital、Merit Circle、TRGC Capital、MH Venturesなどが参加。
Param Labsは、複数のゲームとIPで構成される$PARAMトークンが管理するモジュール式ゲームエコシステムを開発しています。
現在は、Game Launcherや、3Dアセット作成プラットフォーム「Pixel to Poly」など、複数の製品を開発しています。また、プレイヤーがデジタル資産を獲得して競うオンライン・マルチプレイヤーゲーム「Kiraverse」も発表しました。
Param Labsは、アラブ首長国連邦で法人化しており、Kiraverseスキンの販売とPixel-to-Polyサービスから、過去18ヶ月間で400万ドル以上の収益を上げています。
同社はIP戦略にも注力しており、Pudgy Penguins、Neo Tokyo、Animoca BrandsのMocaverse、Pixelmonなどのブランドや、GameStopなどの小売大手など、エコシステム内に50以上のIPパートナーシップを組み込んでいます。
公式サイト:https://paramgaming.com/
X:https://x.com/paramlaboratory
Discord:https://discord.com/invite/kiraverse
Polychain CapitalとDAO5が主導するシードラウンドで、690万ドルを調達(評価額は6900万ドル)。他には、Arrington Capital、Maelstrom、Build-a-Beraなどが参加。
Shogunはインテント中心のDeFiプロトコルであり、トレーダーが抽出可能な価値(TEV)の最大化を目的としています。
TEVの最大化は、分散型取引所やパッシブ流動性保管庫を通じたロングテール資産のオンチェーン取引と、マーケットメーカーや集中型取引所を通じたインテントに基づくフルフィルメントを組み合わせたハイブリッドモデルを通じて流動性を積極的にルーティングすることで実現しようとしています。
また、Berachain、Cosmosエコシステム、Intensity Labs独自のクロスチェーンテレグラム取引ボットShogun Oakmontのための複数のインターフェイスを構築しています。
Shogunは今年2月、Binance Labsが行った第6回インキュベーションプログラムに選出されていました。同じく選出されたプロジェクトには、Ethena Labs、NFPromtが挙げられます。
Shogunプロトコルは、今年第2四半期のオンチェーンルーティングツールを始めとして、段階的なリリースを予定しています。また、将来的に独自トークン「$GUN」を発行するとしています。
Discord:https://discord.com/invite/shogunfi
Hack VCが主導するシード拡張ラウンドで、620万ドルを調達。他には、Foresight Ventures、Inception Capital、HTX Ventures、Figment Capital、Hypersphere Ventures、Alumni Venturesが参加。
ChainMLは、AIへのアクセスを分散化することを目的としたWeb3対応のAI研究開発スタートアップです。
また、エージェントベースレイヤー「Theoriq」を発表しました。これは、複雑なタスクを達成するための自律型AIエージェントのフレームワークとして機能します。
最近では、0G Labsとの戦略的パートナーシップを発表しました。0G Labsは、分散型データストレージとAIブロックチェーンソリューションをリードしており、ChainMLはこのパートナーシップによりWeb3でのAI駆動型アプリケーションの再構築を行うとしています。
テストネットは今夏、メインネットは今年後半に予定されています。
公式サイト(ChainML):https://www.chainml.net/
公式サイト(TheoriqAI):https://www.theoriq.ai/
X(ChainML):https://x.com/chainml_
X(TheoriqAI):https://x.com/TheoriqAI
Discord:https://discord.com/invite/j368bFPr
Github:https://github.com/chain-ml
Telegram(TheoriqAI):https://www.linkedin.com/company/theoriqai/
SBI Holdings、Sygnum、Azimut、Unicorn Factory Ventures などが参加するラウンドで、600万ドルを調達。
Chainstackは、開発者にブロックチェーンプラットフォームへの容易なアクセスを提供するWeb3 Infrastructure-as-a-serviceのリーディングプロバイダーです。
Chainstackは2019年にシンガポールで設立されており、25以上のパブリックブロックチェーン、4つのアプチェーンフレームワーク、4つのコンソーシアムプロトコル、主要クラウドプロバイダーとのパートナーシップを結ぶなど、多岐にわたるサービスを提供しています。
地理的には、Chainstackの事業は12の地域にまたがっており、インフラとユーザーベースの分布が一致しています。これにより、99.9%の稼働率を維持しながら、毎月1000億を超えるリクエストを効率的に処理することを可能にしています。
公式サイト:https://chainstack.com/
Blog:https://chainstack.com/blog/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/chainstack/
Discord:https://discord.com/invite/Cymtg2f7pX
Telegram:https://t.me/chainstack
Hack VCが主導するシードラウンドで、270万ドルを調達(評価額は2500万ドル)。他には、Wintermute Venturesなどが参加。
Ravenは、独自の高頻度アルゴリズム取引会社です。また、SLAs(Service Level Agreements)の一環として、取引所やプロジェクトにも流動性を提供しています。同社は、Wintermute出身者3名によって共同設立されています。
また、Ravenは、同社の主力指数であるGMCI 30をサポートするために、WintermuteとThe Blockが共同構築した暗号資産指数プロバイダーのGlobal Markets Crypto Intelligenceと提携しています。
今回の資金調達は、株式のラウンドとして行われており、トークン発行は予定されていないとしています。調達された資金は、中央集権型および分散型の取引所への同社の拡大に使用されます。
公式サイト:https://www.ravendao.net/
Framework Venturesが主導するプレシード&シードラウンドで、340万ドルを調達。他には、Cherry Ventures、Fabric Ventures、First Capital、Heartcore Capitalなどが参加。
Hyléは、アプリケーションがゼロ知識証明(ZKP)を活用してスケーラビリティとプライバシーを強化できるようにしています。
Hyléネットワークは、ZKP検証専用に構築されており、誰もが自分のニーズに最適なシステムを選択出来るようになっています。これにより、アプリケーションは、パーミッションレスのままで、実行環境、データ可用性ソリューション、証明システムを自由に選択できるようになっています。
また、ゼロ知識証明の問題として、コストの高さがありましたが、Hyléの専用ブロックチェーンによって、検証コストがゼロになると発表されています。
Hyléは既に、Risc Zero、Groth16、SP1証明をサポートしていますが、今後新たなサポートも追加していくとのことです。
公式サイト:https://www.hyle.eu/
Telegram:https://t.me/hyle_org
Sfermionが主導するシードラウンドで、200万ドルを調達。他には、Psalion VC、Foresight Ventures、Typhon Ventures、Volt Capitalなどが参加。
Focus Treeは、スマートフォンの使用を最小限に抑えたユーザーに報酬を与えることで、デジタルデトックスを促進するように設計されたWeb3生産性アプリです。
ユーザーは、Focus Treeアプリを起動し、25分間スマホ操作を一切しないことで、ポイントを獲得することが可能です。獲得したポイントは、アプリ内の仮想庭園の栽培に使用でき、ポイントが高くなると新しい木や庭のタイルなどの貴重な報酬へのアクセスが可能となります。
ユーザーは、アプリ内の機能を用いることで、進捗状況を共有し、共同フォーカスセッションに参加し、お互いの生産性目標をサポートすることが可能です。これは、コミュニティの関与を促進し、集中力、生産性、個人の成長を促進するエコシステムの構築を目的とした仕組みとなっています。
公式サイト:https://www.focustree.app/
Discord:https://discord.com/invite/focustree
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