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6月9日-6月15日資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2024年 06月 16日

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目次

Nexus Labs


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LightspeedとPanteraが共同で主導するシリーズAラウンドで、2500万ドルを調達。他にはDragonfly、Faction、Blockchain Builders Fundが参加。

ゼロ知識仮想マシンを開発:検証可能なインターネットの実現に注力


Nexusは、検証可能なコンピューティングを大規模に実現するために設計されたゼロ知識仮想マシン(zkVM)です。

Nexus Labsの主力製品は、「Nexus 1.0 zkVM」です。

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Nexus 1.0 zkVMは、Rustプログラムをサポートするために開発されており、モジュール式で拡張可能なオープンソースのzkVMとなっています。パフォーマンスとセキュリティにも注力しており、高度な暗号技術を使用して、非常に効率的でインクリメンタルに検証可能な計算(IVC)を生成するようになっています。

Nexusは、将来的に、このzkVMを1兆ヘルツの計算能力にスケールアップすることを目指しているとのことです。

今回調達された資金は、Nexus 1.0のオープンソース開発やNexusエコシステムの成長、エンジニアリングチームの成長に用いられます。

公式サイト:https://nexus.xyz/

X:https://x.com/NexusLabsHQ

Layer3


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ParaFiとGreenfield Capitalが主導するシリーズAラウンドで、1500万ドルを調達。他にはElectric Capital、Immutable、Latticeなどが参加。

トークン配布プロトコル:今年夏にエアドロップを実施予定


Layer3は、プロジェクトがトークンを配布してユーザーを惹きつけ、維持することを可能にするトークン配布プロトコルです。

Layer3は、トークン配布戦略を最適化するための新しいAI対応プロトコルを開発中であり、今年後半にローンチ予定としています。このAI対応プロトコルは、プロジェクトがトークンを発行および配布するための新しい方法を開拓し、Layer3をエンドユーザーにとってよりパーソナライズすることが期待されています。

現在、Uniswap、Base、Arbitrum、Lineaなど100以上のクリプトプロジェクトがLayer3のプラットフォームを使用しており、120カ国で300万人以上のユニークユーザーにサービスを提供しています。

また、今年夏にネイティブL3トークンのローンチ及びエアドロップを実施する予定であり、トークン総供給量の51%をコミュニティに割り当てることが発表されています。

今回調達された資金は、エンジニアリング、データサイエンス、事業開発などの分野での人材採用に用いられ、年末までに現在の13人から20人にチームを拡大するとしています。また、アジア太平洋(APAC)地域でのプレゼンス拡大も目指しているとのことです。

公式サイト:https://layer3.xyz/ja/

X:https://x.com/layer3xyz

Discord:https://discord.com/invite/bzktXw3gEY

Nuffle Labs


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Electric Capitalが主導するラウンドで、1300万ドルを調達。他には、NEAR Foundation、Canonical Crypto、Fabric Venturesなどが参加。

NEARのモジュラー製品スイートを構築


Nuffle LabsはPagodaとNEAR Foundationから独立したベンチャー企業であり、NEARのデータ可用性レイヤー(NEAR DA)、NEAR Fast Finality Layer(NFFL)、およびNEARモジュラー製品スイートの他製品を構築しています。

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モジュール型ブロックチェーン設計を推進していることが特徴であり、NEARプロトコルの技術を活用し、Nuffle Labsはロールアップのための高スループット、コスト効率の高いデータ可用性、高速決済レイヤーを提供しています。

また、NEARから独立した企業として迅速な意思決定を行うことができるとしており、NEAR財団、イーサリアム、EigenLayerのエコシステムの間に戦略的に位置していることから、複数のプラットフォームの強みを活用し、NEARエコシステムの効率性と耐障害性を強化するとのことです。

公式サイト:https://nuff.tech/

X:https://x.com/nufflelabs

Medium:https://medium.com/@a_27569

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/nuffle-labs/about/

Ava Protocol


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Electric Capital、Taisu Ventures、Bloccelerate VC、BingX Exchange、Shima Capitalなどが参加する2回のシードラウンドで、1000万ドルを調達。

インテント中心のEigenlayer AVSを開発中


Ava Protocolは、DeFi、NFT、ゲームなどの多様なユースケースにおいて、プライベートな自律取引を促進するインテント・ベースのEigenlayer AVSです。

時間や価格の変化などのシグナルに基づいてクロスチェーン・トランザクションをトリガーするイベント駆動型の実行モデルを使用し、スケジュールされた定期的な支払い、ストップロス注文、ストリーミング報酬などの機能で分散型アプリケーションを強化しています。

現在、1万以上のユニークウォレットがAva Protocolのテストネットを使用しており、毎日1,000件以上の自動トランザクションを実行しています。また、30社以上のエコシステム・パートナーが、Ava Protocolのプライベート決済技術を利用したDappsの開発に取り組んでるとしており、Polkadot、Moonbeam、Astarとも製品提携を結んでいます。

同社は、今年の夏には、EigenLayer AVSおよびPolkadotパラチェーンとしてプロトコルをローンチし、APトークンを導入すること主要な目標としています。

今回調達された資金は、インテント中心のイベント駆動型EigenLayer AVSの開発に充てられます。

公式サイト:https://avaprotocol.org/

X:https://x.com/ava_protocol

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/avaprotocol/

Discord:https://discord.com/invite/7W9UDvsbwh

Telegram:https://t.me/ava_protocol

Squads


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Electric Capitalが主導するシリーズAラウンドで、1,000万ドルを調達。他には、RockawayX、Coinbase Ventures、L1D、Placeholder、Mert Mumtazが参加。

Solanaベースのマルチシグプロトコル


Solanaベースのマルチシグプロトコルであり、SolanaおよびSVMのスマートアカウント標準であるSquads Protocolを作成しています。

また、Squads Protocolの上に、250以上のチームから信頼されている企業向けプラットフォームであるSquads Appが構築されています。

Squads Appの採用が進むにつれ、ホットウォレットの代替手段を探している多くのセキュリティ意識の高い個人が、個人資産を保管するためにスマートアカウントを作成しているとのことであり、このスマートアカウント体験をより良くするために、シードフレーズを抽象化し、ウォレットリカバリーと2FA機能を提供するスマートウォレット「Fuse」が開発されています。

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Squadsを使用することで、企業はスマートアカウントを導入し、セキュリティと組織の要件を満たすように設定し、それを利用して財務、プログラムアップグレード権限、管理キー、トークン、バリデーターなど、幅広いオンチェーン資産を管理することができます。

Squads Labsの目標は、伝統的企業およびクリプトネイティブ企業の両方に対して、馴染みやすく直感的な、従来のSaaSのような製品体験をオンチェーン資産管理にもたらすこととしています。

公式サイト:https://squads.so/

X:https://x.com/squadsprotocol

Docs:https://docs.squads.so/main

Blog:https://squads.so/blog

Discord:https://discord.com/invite/YPXz64TrKs

Github:https://github.com/Squads-Protocol

Irys


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Lemniscapが主導するラウンドで、890万ドルを調達。他には、Framework、Primitive Ventures、Hypersphere、Permanent Venturesなどが参加。

スケーラブルなオンチェーンストレージを開発


Irysは、デジタル情報の追跡と検証を支援するインフラを備えた、スケーラブルなオンチェーンストレージを開発しています。

Irysは、以前はBundlr Networkとして知られていましたが、トランザクションのバンドル以外にもサービスを拡大し、スケーラブルなオンチェーンデータ開発のためのストレージスループットを向上させています。

Irysのユーザーには、Backpack、Metaplex、Sound.xyz、Lens Protocolなどの著名なプラットフォームが含まれており、これらのプラットフォームはすべて、データの整合性と透明性を確保するためにIrysの技術を活用しています。

今回調達された資金は、データスループットとストレージの効率強化、トランザクション量に対応するためのインフラのスケーリング、市場でのリーチを広げるための戦略的パートナーシップに使用されます。

公式サイト:https://irys.xyz/

X:https://x.com/irys_xyz

Docs:https://docs.irys.xyz/

Discord:https://discord.com/invite/sGEP5qqTQK

Telegram:https://t.me/irys_xyz

Symbiotic


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ParadigmとCyber Fundが主導するシードラウンドで、580万ドルを調達。

パーミッションレスなリステーキングプロトコル


Symbioticは、柔軟でパーミッションレスな調整レイヤーを提供する共有セキュリティプロトコルであり、ネットワークビルダーが独自のリステーキング実装を制御および適応できるようにします。

この特徴は、Symbiotic参加者に以下の独自の利点をもたらします。

  • モジュール化による柔軟性:ネットワークは、サポートされる担保資産、資産比率と上限、ノードオペレーター選択メカニズム、報酬、スラッシング、および関連する解決メカニズムなど、リステーキング実装のすべての側面を制御できます。
  • 不変性によるリスク最小化:イーサリアム上のアップグレード不可能なコアコントラクトは、外部ガバナンスリスクと単一障害点を排除します。Symbioticの最小かつ柔軟なコントラクト設計は、実行レイヤーのリスクを最小限に抑えています。
  • 担保のリステークによる資本効率:パーミッションレス、マルチアセット、ネットワークにとらわれない設計により、担保をスケーラブルで資本効率良く調達することが可能になります。
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また、Symbiotic のコンポーネントには、担保管理、ステーキングボルト(vaults)、オペレーター、リゾルバー(resolvers)、ネットワークの統合が含まれており、分散型セキュリティの包括的なフレームワークを作成しています。

想定されうる競合としては、EigenLayerやKarakが挙げられており、今後のリステーキングプロトコルのシェア争いに注目が集まります。

公式サイト:https://symbiotic.fi/

X:https://x.com/symbioticfi

Docs:https://docs.symbiotic.fi/

Blog:https://blog.symbiotic.fi/

Github:https://github.com/symbioticfi

Codatta


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OKX Venturesが主導するシードラウンドで、250万ドルを調達。他にはComma3 Ventures、Mask Network、OGV、Paramita Venture、Web3Port、CGV、Fibo Partners、CatcherVC、BlockAI Ventureなどが参加。

開発者、プロトコル、AIのための基礎的なデータインフラを構築する初の分散型データプロトコル


Codattaは、開発者とプロトコル向けに堅牢なデータインフラを作成するために設計された分散型データプロトコルです。Web3ユーザーがプライバシーを損なうことなく、公開可能なデータの開発におけるデータと労力を収益化することを目標としています。

Codattaでは、AI検証エビデンス、複数当事者による相互参照、ステーキングによる信頼性向上などを通じて、データの信頼性を高めるために、大規模なデータ貢献者ネットワークを構築しています。

また、開発者は、犯罪耐性ネットワーク、オンチェーン広告、dAppにとらわれないレコメンデーションシステム、信用ベースの融資商品などの分野で、機械学習モデルによって強化されたWeb3ネイティブアプリケーションを作成できます。

Codattaは、Microscopeの基盤の上に構築されており、2024年4月にベータテストを開始しました。このベータテストでは、ユーザーから数百万件のアドレスアノテーションが提供され、既存の5億件以上のラベル付きアドレスのデータセットを補完しました。

今回調達された資金は、開発者向けツールの開発加速、AI機能の強化、分散型技術を構築しコミュニティエンゲージメントを向上させるために使用されます。

公式サイト:https://codatta.io/

X:https://x.com/codatta_io

Medium:https://codatta.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/YCESVmHEYv

Telegram:https://t.me/codatta_io

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