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7月14日-7月20日資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2024年 07月 21日

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目次

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Allium


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Theory Venturesが主導するシリーズAラウンドで、1650万ドルを調達。他には、Kleiner Perkins、Amplify Partnersが参加。

ブロックチェーンデータへの正確、高速、シンプルなアクセスを提供


Alliumは、企業向けのブロックチェーンデータプラットフォームです。

Alliumは、既にStripeやVisaと協力しており、Visaのオンチェーン分析ダッシュボードの立ち上げを支援しています。また、Uniswap FoundationやSolanaウォレットプロバイダーのPhantomなど、クリプトネイティブのクライアントも抱えています。

Alliumのデータ製品スイートは、23のブロックチェーン(ウェブサイトによると、様々なEVM layer 2や他のチェーンを含めると40以上)をカバーしています。これらの製品には、デーダイビングのための視覚的なインターフェースを提供するAllium Explorerと、アプリケーションのためのデータ取り込みツールを提供するAllium Developer APIが含まれます。

また、分散型取引所、NFT、ステーブルコインの取引データを追跡するためのツールや、会計・監査サービスも提供しています。100社以上の企業がカスタムデータスキーマを構築するのを支援し、WormholeやJito Labsなどのプロジェクトのエアドロップ配布を支援してきました。

今回調達された資金は、データインフラへの投資、特にデジタル資産分野への参入を目指す企業を支援し事業を拡大する計画に利用される予定です。

公式サイト:https://www.allium.so/

X:https://x.com/AlliumLabs

Chainbase


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Tencent Investment GroupとMatrix Partners Chinaが共同で主導するシリーズAラウンドで、1500万ドルを調達。他には、Folius Ventures、Hash Global、JSquareなどが参加。

ブロックチェーンデータネットワーク:ガバナンストークンはQ4に発行予定


Chainbaseは、すべてのブロックチェーンデータを単一のプラットフォームに統合し、開発者がアプリケーションの構築と保守のためにアクセスして使用することを容易にする、オムニチェーンデータネットワークです。

Chainbaseのデータネットワークは、15000人以上の開発者と8000のプロジェクトをサポートし、5000億件以上のデータコールを管理しています。現在、このネットワークはホワイトリストを持つプロジェクト向けに利用可能ですが、分散型バージョンはテストネット段階にあります。

Chainbaseネットワークのメインネットとそのガバナンストークン$CBTは、今年の第4四半期にローンチされる予定です。このトークンは、データプロバイダー、ノードオペレーター、アーリーアダプターなど、Chainbaseの貢献者やユーザーに報酬を与えるために使用されます。

また、Chainbaseは、今後6カ月間にわたり、主要なクリプトハブ全体でローカルコミュニティを構築するために多額の投資を行うとしています。

公式サイト:https://chainbase.com/

X:https://x.com/ChainbaseHQ

Mira


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Bitkraft VenturesとFramework Venturesが共同で主導するシードラウンドで、900万ドルを調達。他には、Accel、Mechanism Capital、Folius Ventures、SALT Fundが参加。

分散型AIインフラプラットフォーム


Miraは、分散型機械学習インフラの構築に注力するクリプトAIスタートアップです。

MiraのAIインフラには、AIアプリ開発を簡素化するワークフローのライブラリや、あらかじめ設定された命令を含むツールキットが含まれています。これらのフローは、開発者コミュニティによって開発および維持され、開発者はその貢献を収益化することができます。

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Miraの最初のエコシステム製品である「Klok」は、500以上の静的およびリアルタイムのデータセット上に構築されたクリプトチャットボットであり、現在はクローズドベータ版となっています。

Web2およびWeb3の領域で10以上のプロジェクトがAIアプリケーションを開発するためにMiraのインフラを使用しており、その多くが今後数ヶ月のうちにローンチする予定としています。

Miraは将来的に、すべてのプラットフォーム取引を記録するためのブロックチェーンを立ち上げる予定ですが、それがレイヤー1になるかレイヤー2になるかはまだ未定です。また、トークン発行については、明言されていません。

Miraは現在、シンガポールとインドで25人の従業員を抱えており、エンジニアリング部門で少なくとも5人以上を採用してチームを拡大する予定としています。

公式サイト:https://mira.network/

X:https://x.com/Mira_Network

Caliza


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Initializedが主導するラウンドで、850万ドルを調達。他には、Abstract Ventures、New Form Capital、Digital Currency Groupなどが参加。

USDCを活用した中南米向けリアルタイム送金サービス


Calizaは、SWIFT経由の送金に代わるAPIとフロントエンドの決済システムを提供し、USDCと既存のリアルタイム決済ネットワークを使用して、即時の送金を可能にし、国際的な加盟店に米国のデジタル・ドル口座を提供しています。

中南米では通貨変動が懸念材料となっていますが、これは「場所や状況に関係なく、誰もが瞬時に安定した流動性にアクセスできるようにする」というCalizaのミッションと結びついています。

Calizaの具体的な顧客名は明らかになっていないものの、同社は国際的な取引を行う企業や、送金や給与計算のような機能を必要とする個人をサポートすることに熱心な銀行やフィンテック企業にサービスを提供しています。

10人からなるCalizaのチームのほとんどはブラジルに拠点を置いていますが、秋にはメキシコへの進出が計画されています。将来的には、アフリカが次のターゲットになる可能性が示唆されています。

公式サイト:https://www.caliza.co/

X:https://x.com/withcaliza

Haruko


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White Star CapitalとMMC Venturesが共同で主導するシリーズAラウンドで、600万ドルを調達。

CeFiとDeFiの統合ポートフォリオ管理プラットフォーム


Harukoは、2021年に設立されたデジタル資産投資管理プラットフォームです。

Harukoの技術は、取引所、オンチェーン、OTCアクティビティにまたがるポジションの統合と、リアルタイムおよび過去の価格、リスク、損益報告へのアクセスを通じて、デジタル資産のエコシステム全体に資本を展開する機関をサポートしています。これにより、効果的な資金管理、コンプライアンス、投資家への報告、財務管理機能が促進されます。

Harukoは、北米とヨーロッパで急速に事業を拡大しており、50以上の投資管理機関を顧客に持ち、ロンドンとシンガポールにオフィスを構えています。

顧客には、ヘッジファンド、ファミリーオフィス、マーケットメーカー、財務チーム、プライムブローカーなどが含まれ、包括的な取引所(CeFi)、オンチェーン(DeFi)、店頭(OTC)の取引所カバレッジとマルチ・プロダクト・サポートが評価され、大規模なトレーディング・ファームの間で高い採用率を誇っています。

今回調達された資金は、東南アジアへの進出を拡大し、世界的なプレゼンスのさらなる強化に使用されます。

公式サイト:https://www.haruko.io/

X:https://x.com/harukotech

PEXX


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TNB Auraが主導するシードラウンドで、450万ドルを調達。他には、Antler、EMO Capitalが参加。

ステーブルコインから法定通貨への決済プラットフォーム


PEXXは、USDTやUSDCなどのステーブルコインを、世界中の銀行口座に16種類の法定通貨で直接送金することを可能にするプラットフォームです。

これにより、仲介業者や従来の銀行口座なしで、シームレスな国際取引が促進されます。また、クリプトから法定通貨への変換プロセスが簡素化され、ユーザーは数日ではなく数分で銀行口座に送金できます。

PEXXは、2024年5月にAUSTRACライセンスを取得しており、高い規制基準へのコミットメントを強調し、独立した送金業者およびデジタル通貨送金プロバイダーとして運営することを可能にしています。このライセンスは、PEXXのコンプライアンス、セキュリティ、顧客からの信頼に対する献身を裏付けるものと言えます。

今回調達された資金は、エンジニアリングチームと製品チームの強化、東南アジアをはじめとしたマーケティングおよび事業開発活動の拡大に活用される予定です。

公式サイト:https://pexx.com/

X:https://x.com/pexxme

Medium:https://medium.com/@pexxme

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/pexxme?originalSubdomain=sg

Telegram:https://t.me/PEXXOfficial

Truvius


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Galaxy Venturesが主導するプレシードラウンドで、320万ドルを調達。他には、New Form Capital、Chainview Capitalが参加。

個人および機関投資家向けのクリプト投資プラットフォーム


Truviusは、個人および機関投資家向けの暗号投資プラットフォームであり、2022年に設立されました。ボストンを拠点とする米国証券取引委員会に登録された投資顧問会社でもあります。

同社は、暗号資産セクター別および規模別の独立型インデックスと、複数の基礎インデックスに配分するモデルポートフォリオを提供していることが特徴です。また、独自のSMA(Separately Managed Account)テクノロジースタックを構築することで、独自の投資戦略を提供しています。

その他にも、アメリカで唯一の連邦認可を受けたクリプト銀行であるAnchorage Digitalと提携することで、顧客に対して適格なカストディおよび取引サービスを実現しています。

Truviusプラットフォームの最低投資額は15000ドルから50000ドルとなっており、パッシブ投資とアクティブ投資の両方のオプションを含むさまざまな商品をカバーしています。

Truviusでは現在4人の従業員が雇用されていますが、営業およびエンジニアリング機能のためにさらに人員を雇用することを検討しているとしています。

公式サイト:https://x.com/truvius_tech

X:https://x.com/truvius_tech

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/truvius-tech

Owlto Finance


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Matrixportが参加するラウンドで、資金調達(額は不明、評価額は1億5000万ドル)。

ブリッジサービスで知られるブロックチェーン相互運用性プロトコル


Owlto Financeは、相互運用性プロトコルでありブリッジサービスがよく知られています。

2023年6月にメインネットをローンチし、1年以内に200以上の国と地域で200万人近くのユーザーを獲得し、主要なWeb3ブリッジとなりました。現在、BTC、ETH、Solanaエコシステム内の45以上のネットワークをサポートしており、Arbitrum、Linea、Starknet、Base、Binance Web3 Wallet、OKX Web3 Wallet、Kromaなど、100以上の著名なプロジェクトと提携しています。

BTCエコシステムでは1億5000万件以上のトランザクションで第1位、ETHエコシステムでは24時間のトランザクション数でトップ3にランクインしており、DefiLlamaのトップ10ブリッジの中では最も新しいプロジェクトです。

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Owlto Financeは、安全性とスピードの面で際立っており、Web3監査機関CertiKからAA評価を獲得しています。これは、クロスチェーンブリッジカテゴリで最高評価のプロジェクトの一つです。また、Owltoはチェーン間のブリッジ速度も高速であり、過去のデータによると、90%以上のクロスチェーン取引が30秒以内に完了しています。

Owlto Financeは現在、複雑なクロスチェーンの専門知識を持たずに、または潜在的に危険な操作を行うことなく、ユーザーがシームレスでリスクのないブリッジ操作を実行できるようにするAI Intent Interoperability Protocolを開発中です。

この他にも、DApps向けのOmnichain Liquidity Solution V2を実装することで、独自のマルチチェーン流動性を展開することなく、OwltoのSDK、API、またはスマートコントラクトを直接利用して、非カストディアルなクロスチェーン取引を促進できるようにするとしています。

近い将来、トークノミクスモデルやエアドロップ、上場の発表がされることが示唆されています。

公式サイト:https://owlto.finance/

X:https://x.com/Owlto_Finance

Docs:https://docs.owlto.finance/

Medium:https://owlto-finance.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/owlto

Github:https://github.com/owlto-finance/

免責事項


・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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