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7月21日-7月27日資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2024年 07月 29日

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目次

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NPC Labs


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Pantera Capitalが主導するシードラウンドで、1800万ドルを調達。他には、Makers Fund、Hashed、Collab+Currency、Sfermion、Mirana Ventures、Bitscale Capital、Mantle EcoFundなどが参加。

Baseプロトコル上でGameFiエコシステムを構築


NPC Labsは、Base上でWeb3ゲームを構築するエコシステムである「B3.fun」に貢献することをミッションとして掲げています。

NPC Labsは現在、Web3以外のユーザーがクリプトゲームを発見するためのより多くの方法を構築することを目指しており、その一環として、Basement.funのようなディスカバリーポータルを構築し、ユーザーが多くのゲームに参加できるようにするとしています。

同社は例としてMiniclipやAddicting Gamesのような古いHTML5やFlashのゲームサイトを挙げながら、ユーザーがウェブアプリにジャンプすると、多くの手順を踏むことなくすぐにプレイを開始することが出来るよう試みているとのことです。

公式サイト:https://www.npclabs.xyz/

X:https://x.com/NPC_Labs

ZAP


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昨年12月のシードラウンド90万ドル、先月のプライベートラウンドで210万ドル、そして現在進行中の「vault sale」1210万ドルの3つのラウンドで、総額1510万ドルを資金調達。

Blastベースのトークン分配プロトコル


ZAPは、昨年11月にBlast上で設立された「評判ベース」(reputation-based)のトークン分配プロトコルです。

ZAPプロトコルは、ユーザーの貢献度を検証し、公正で実力主義的なトークン報酬を確保することで、プロジェクトが持続的にコミュニティを開発・成長させることを可能にするとされています。

現在行われている「vault sale」はノードセールのようなものとのことであり、購入者にはまだローンチしていないZAPトークンの日次配布や他のエコシステムプロジェクトからのトークンエアドロップなどの特典が提供されます。また、仮に「vault sale」が完売となった場合、総額5000万ドルの資金調達となるとのことです。

ZAPの評価額は右肩上がりに増加しており、シードラウンド時には1500万ドル、プライベートラウンド時には3000万ドル、現在では約1億ドルの評価額に達しています。

ZAPは現在Blast上に構築されていますが、Baseをはじめとするより多くのブロックチェーンへの展開を目指すとしています。また、ノーコードのトークンランチャーとトークンローンチパッドを構築し、ユーザーにベンチャーキャピタルが支援するプロジェクトへのアクセスを提供するとしています。

公式サイト:https://www.zap.tech/

X:https://x.com/zaponblast

Caldera


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Founders Fundが主導するシリーズAラウンドで、1500万ドルを調達。他には、Dragonfly、Sequoia Capital、Arkstream Capital、Latticeなどが参加。

イーサリアムのための統一されたロールアップエコシステム「Metalayer」を構築


Calderaは、イーサリアムのWebスケール化を目指し、無数のロールアップの立ち上げを可能にするプラットフォームです。

同社は、「Metalayer」を開発していることでも知られています。Metalayerは、異なるロールアップフレームワーク間のシームレスな接続を提供し、イーサリアムエコシステムを統一することを目指すオムニチェーンの汎用抽象化レイヤーです。

Calderaは、これまでに60以上の高性能なロールアップのカスタマイズと立ち上げを支援しており、プロジェクトはOptimism、Arbitrum、ZKsync、Polygonスタックで自由にロールアップをローンチできるようになりました。

現在、Calderaのエコシステムは、170万以上のユニークウォレットと8億ドル以上のTVLを有しています。同エコシステム内には、Manta Pacific、InjectiveのinEVM、ApeChain、Treasure、Plume Network、Towns、Kinto、RARI Chain、ZerionのZero Networkといったチェーンも含まれています。

今回調達された資金は、Metalayerの開発のために使用されます。

公式サイト:https://www.caldera.xyz/

X:https://x.com/calderaxyz

Docs:https://calderaxyz.gitbook.io/caldera-documentation/getting-started/overview

Discord:https://discord.com/invite/caldera

Bitlayer


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Franklin TempletonとABCDEが主導するシリーズAラウンドで1100万ドルを調達。他には、Stake Capital Group、WAGMI Ventures、Skyland Ventures、Flow Traders、GSR Ventures、FalconX、Metalpha、280 Capitalなどが参加。

ビットコイン初のBitVMパラダイムに基づくレイヤー2ソリューション


Bitlayer Labsは、ビットコインの計算レイヤーとなることを目指すプロジェクトです。

Bitlayerは、ビットコインのスケーラビリティ問題の解決に焦点を当て、高速かつ低コストなトランザクション体験を提供することで、ビットコインのDeFi分野での応用を加速させ、大規模な普及への道を開くことを目指しています。

また、Bitlayerの開発チームは、4月15日のMainnet-V1ローンチ後も、ZK証明とfraud proofsを組み合わせたビットコインフレンドリーな証明システムによってレイヤー2の状態遷移を保護する、ビットコインネイティブのロールアップ「Mainnet-V2」の構築に取り組んでいます。

今回の資金調達を主導したVCにFranklin Templetonがいますが、Franklin Templetonの投資は、ETFライセンスを持つ機関がビットコインのレイヤー2インフラプロジェクトに戦略的投資を行う初めての事例であり、ブロックチェーン技術に対する機関投資家の関心と支持の高まりを示しているものと言えるでしょう。

今回調達された資金は、グローバルな事業拡大計画、Bitlayer上に展開される開発者やプロトコルの誘致、Bitlayerプロトコルの設計などに活用されます。

公式サイト:https://www.bitlayer.org/

X:https://x.com/BitLayerLabs

Igloo


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Founders Fundが主導する戦略的資金調達ラウンドで1100万ドル以上を調達。他には、Fenbushi Capital、1kx、Everest Ventures Group、Selini Capitalなどが参加。

消費者向けレイヤー2ブロックチェーン「Abstract」を開発中


Iglooは、人気NFTブランドPudgy Penguinsの親会社であり、「Abstract」と呼ばれる新たな消費者向けレイヤー2ブロックチェーンを開発しています。

Abstractは、Matter LabsのZK StackとEigenLayerのデータ可用性レイヤーEigenDAを使用して構築されており、分散型アプリの開発プロセスをより簡単、安価、安全にすることを目的としています。

Abstractは現在テストネットで稼働しており、メインネットは年末近くにローンチされる予定です。Abstractは消費者中心のアプローチを採用しており、パートナーを通じてアプリがコミュニティや文化を構築するのを支援することに焦点を当てています。

Pudgy Penguinsは、ブランドを通じてユーザーを有機的に獲得しており、この強みを活かすことでAbstractがより成長するものと見られています。また、企業やブランドが消費者とのより良い接点を持てるようにすることで、Abstractは大衆へのクリプトに対するマスアダプションとなることが期待されています。

今回調達された資金は、Abstractレイヤー2ブロックチェーンの開発を監督・貢献するための新しいベンチャーであるCube Labsの設立に活用されます。

公式サイト:https://www.igloo.inc/

X:https://x.com/iglooinc

aPriori


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Pantera Capitalが主導するシードラウンドで800万ドルを調達(トークン評価額は1億ドル)。他には、Consensys、OKX Ventures、CMS Holdings、ABCDE、Gumi Cryptos Capital、Flow Traders、Laser Digital、Chorus One、Everstake Capitalなどが参加。

Monadブロックチェーン上で構築されるMEVを活用したリキッドステーキングプラットフォーム


aPrioriは、Monadブロックチェーン上にMEVを利用したリキッドステーキングプラットフォームを構築しており、ステーキングとMEV報酬の両方を組み合わせていることが特徴です。

Monadブロックチェーンはまだメインネットをローンチしていませんが、今年中にローンチされれば、ユーザーはaPrioriでMonadトークンをステーキングし、報酬を獲得し、他のDeFiアプリケーションで使用できるリキッドステークプールのトークンを受け取ることができるようになります。

aPrioriは、Monadのテストネット初日にプラットフォームのテストネットを、Monadのメインネット初日にプラットフォームのメインネットをローンチする予定です。

Monadは現在、プライベートなdevnetで稼動しているとのことであり、aPriori自身のトークンローンチに関しては、予定されていないとしています。

公式サイト:https://www.apr.io/

X:https://x.com/aprMEV

Mezo


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Ledger Cathay Fundが主導する戦略的資金調達ラウンドで750万ドルを調達。他には、ArkStream Capital、Aquarius Fund、Flowdesk、GSR、Origin Protocol、Mantle EcoFundなどが参加。

ビットコインのスケーリングネットワーク


Mezoは、ベンチャースタジオThesisによって構築されたビットコインのスケーリングネットワークです。

2013年に設立されたThesisは、Mezo、Acre、tBTC、Foldなど、ビットコインに焦点を当てた複数のプロジェクトを立ち上げてきました。また、アジア地域でのBitcoinFiへの関心の高まりを受け、元Binance幹部のKathy Zhu氏をアジア太平洋地域責任者として採用しました。

Mezoは現在約12000人のユーザーを抱えており、約2376 BTCが預けられています。MezoはBTCを預けたユーザーに「Proof of HODL」ポイントを発行しており、これまでにトップ10ユーザーに12億ポイント以上を発行しています。Mezoは独自のトークンMEZOを発行予定です。

Mezoは他企業からの注目も多く、LedgerはMezoを自社の製品スイートに直接統合する計画を発表しています。

今回調達された資金は、ネットワークの普及拡大に活用され、ビットコインのステーキングプラットフォームであるAcreなど、ネットワーク内のより多くの製品統合がされるとのことです。

公式サイト:https://mezo.org/

X:https://x.com/mezonetwork

Discord:https://discord.com/invite/mezo

DAOBase


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SevenX Ventures、AntAlpha Ventures、y2z Ventures、Tanuki Studioなどが参加するシードラウンドで600万ドルを調達。

DAO向けにカスタマイズされた、AIを活用したデータ分析プラットフォーム


DAOBaseは、分散型自律組織(DAO)のために特別に設計されたAI駆動型データおよびインフラプラットフォームです。

DAOBaseプラットフォームは、7つのブロックチェーンをシームレスに統合し、16万以上のDAO、600万人の投票者、200以上の認定パートナーをカバーしており、市場で最大のDAOアグリゲーターおよび分析プラットフォームとしての地位を確立しています。

DAOBaseは、高度なアルゴリズムを活用し、DAOと投票者がオンチェーンおよびオフチェーンのデータ評判レイヤーを確立するのを支援しています。これにより、ユーザーはDAOガバナンスをインテリジェントに監視し、情報に基づいた意思決定を行い、将来のワークモデルを探求することができます。

同社は、2024年第4四半期に、本格的な開発段階に入る予定と発表されています。最近では、Web3ガバナンス・ユーザーのためのオンチェーン評判システム「DAO BadgeX」を開始しており、将来的にはさらに多くのプラットフォーム・アセット・シリーズを導入するとのことです。

今回調達された資金は、製品開発、市場拡大、グローバルなアウトリーチに主に使用されるとのことです。

公式サイト:https://daobase.ai/

X:https://x.com/daobase_ai

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