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投稿日 2024年 08月 12日
目次
Dragonflyが主導するシリーズAラウンドで1800万ドルを調達。他には、CMT Digital、Castle Island Ventures、Wintermute Ventures、6th Man Ventures、ParaFiなどが参加。
Andrenaは、Solanaベースの分散型物理インフラネットワーク(DePIN)プロトコルを開発し、分散型インターネットサービスの提供を目指しています。
Andrenaは、DAWN(分散型自律無線ネットワーク)を開発しています。DAWNは、消費者が自身の無線インターネットを所有・生成し、余剰分をグリッドに売却できるようにすることを目指しています。
Andrenaは、プリンストン大学のPramod Viswanath教授と協力し、DAWNに「proof of backhaul」を実装しました。Proof of backhaulは、ノードがより広範なインターネットへの機能的な接続を持っていることを保証するものです。Viswanath教授は、DAWNのトラストレスシステムシステムの重要な要素であるproof of backhaulのアルゴリズムを開発しました。
DAWNでは、ユーザーはモバイルアプリを通じてネイティブトークンを購入し、それをコミュニティからインターネット帯域幅を購入するために使用できます。モバイルアプリは、インターネットアクセスを提供・共有するアンテナ付きの家庭用ハードウェアデバイスに接続されます。
ユーザーは、接続維持、紹介、バリデーターとして参加することで報酬を獲得可能です。DAWNのウェブサイトによると、例えば、24時間接続するごとに1440ポイントが加算されます。
DAWNの無線ネットワークは、開始時には米国の300万世帯以上をカバーし、将来的にはアジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカにもグローバルに展開する予定です。
DAWNは現在テストネットで運用されており、Solana上でローンチされる予定です。メインネットとトークンローンチのスケジュールについては明らかにされていません。
公式サイト:https://andrena.com/
Spartan Groupが主導するプレシリーズAラウンドで、合計900万ドルを調達。他には、gumi Cryptos Capital、HashKey Capital、Animoca Ventures、Hivemind Ventures、Mask Networkなどが参加。
Moonveil Entertainmentは、ケイマン諸島に拠点を置くWeb3ゲームスタジオです。自社ゲームとして、タワーディフェンスモバイルゲーム「Astrark」と「Bushwhack」を開発しており、まもなくリリースされる予定としています。
また、近日中に、$MOREトークンPlay-to-AirDropイベントを開催することが発表されており、多くの注目を集めています。
Moonveilチームは、Riot Games、Tencent、Netease、Funplus、CARVなどの大手ゲーム企業出身者で構成されており、創設者はLeague of Legends、Valorant、Minecraft、EVE Onlineなどの主要タイトルに携わっていたとのことです。
今回調達された資金は、Polygon CDKを搭載したZK搭載レイヤー2チェーン上の成長イニシアチブといくつかの実験プロジェクトに使用されます。
公式サイト:https://moonveil.gg/
X:https://x.com/Moonveil_Studio
Medium:https://medium.com/@Moonveil_Studio
Discord:https://discord.com/invite/NyECfU5XFX
Telegram:https://t.me/+AeiqS8o2YmswYTgx
Bitkraft Venturesが主導するシリーズAラウンドで750万ドルを調達。他には、Fabric、Dune、StarkWare、Primitive、Ergodicなどが参加。
Cartridgeは、オンチェーンゲームのためのインフラプロバイダーです。資金調達の発表に伴って、「Dojo 1.0」が発表されました。
Dojoは、証明可能なゲームを構築するためのオープンソースの開発者ツールセットおよびフレームワークであり、今夏リリースされるLoot Survivor、Paved、Dope Warsなどのオンチェーンゲームのサポートのために使用されています。
Cartridgeは、ゲームのオンチェーン構築に注力していることが特徴として挙げられます。ゲームを完全にオンチェーンで構築する利点として、「共有コンポーネントを活用することで、必要なリソース量を削減可能」、「既存のエコシステム上に構築することで、市場開拓リスクを軽減可能」などが挙げられます。
同社はまた、ニューヨーク市で8週間のトレーニングプログラムであるDojo Sensei Residency Programなど、開発者向けの新しい教育および資金提供イニシアチブを開始することも発表しました。
今回調達された資金は、Dojoの維持、プレイヤーのアイデンティティと評判を管理するCartridge Controllerの開発、実行レイヤーであるSlotの開発などに使用されます。
公式サイト:https://cartridge.gg/
SNZ VenturesとSummer Venturesが共同で主導するラウンドで400万ドルを調達。
TONXは、SuperAppレイヤーを通してWeb3アプリケーションのスケーリングに特化したプラットフォームです。
TONXは、TON Core Devチームのメンバーであり、Cypherpunks TaiwanとBitcoin Chinese Societyの共同設立者でもあるDr. Awesome Dogeと、BlockTempoの共同設立者であるWegoによって共同設立されました。
今回の資金調達は、最大のTONサミットであるThe Open Summitで発表されました。調達資金はTONX APIテクノロジースタックの強化に活用されるとしています。TONX APIは、TONブロックチェーン上の開発者にとって信頼性が高く安定したRPC DEVtoolを提供するものです。
また、TONXは、POS報酬の獲得とノードのコンセンサスセキュリティ向上のためのTONX Node、スマートコントラクトの脆弱性を特定するためのTONX Securityなど、他のモジュラー製品や公共財も開発しています。
公式サイト:https://tonx.ai/
Taisu Ventures、G20、Fat Cat Ventures、GemHead Capital、Foundership Ventures、DCI Capital、Absolute Digital VC、Gydra Capital、AstraX Capitalなどが参加するラウンドで、400万ドルを調達。
Zothは、DeFi利回りインフラ企業であり、米国財務省証券(T-Bills)や大手金融機関の社債などの安全な低リスク資産で構成されるトークン化流動性証券(Tokenized Liquid Note)の立ち上げを行っています。
同社の最初の製品である「Zoth-Fixed Income(Zoth-Fi)」は、チェーンにとらわれない機関投資家向けのプラットフォームであり、機関投資家や認定投資家にステーブルコインを通じて安全な金融資産へのアクセスを提供しています。
Zothは、これまでに1300万ドルのプライベートクレジットを展開し、1億ドル以上を組成し、2億ドルのパイプラインを構築しています。
Zothはまた、包括的なDeFi利回りソリューションを目指すパーミッションレスな利回り商品である「Atlas」も開発中です。
現在、テストネット段階にあるAtlasは、DeFiユーザーを教育し、RWAとクリプト戦略を組み込むように設計されています。この製品は、BerachainとBase Network上のゲーミフィケーションされたRWAインデックスを通じて、すでに100万以上のウォレット数を達成しています。
公式サイト:https://zoth.io/
1kxが主導するシードラウンドで300万ドルを調達。他には、Primitive Ventures、Gnosis、Evan Van Ness氏、Alex Svanevik氏、Kartik Talwar氏、Anton Bukov氏、Stefan George氏などが参加。
Blockscoutは、すべてのEVMベースのチェーンに対応した主要なオープンソースのブロックエクスプローラーです。
Blockscoutの特徴として、以下が挙げられます。
また、Explorer-as-a-Service(EaaS)の展開を容易にし、EaaSのカスタマイズを求める新規プロジェクトをサポートし、既存のチェーンとの連携を深めることで、カスタマイズ可能なデータを提供するとのことです。
今回調達された資金は、製品スイートのさらなる構築とユーザー体験の向上のために使用されるとのことであり、ソーシャル要素やAI対応ツールのダッシュボードへの直接統合などが計画されています。
公式サイト:https://www.blockscout.com/
Latticeが主導するプレシードラウンドで220万ドルを調達。他には、HTX Ventures、Artichoke Capital、Morningstar Ventures、Sharding Capital、SNZ Holding、Sats Ventures、Wise3 Venturesなどが参加。
Nexioは、MoveVMを搭載した並列化ビットコインロールアップ技術を開発することで、ビットコインにスケーリングソリューションを提供しています。
Nexioの技術によって、1秒あたり3万件以上のトランザクションをサポートし、ガス料金を0.01ドル以下に抑えることが可能になるとのことです。また、MoveVMの採用により、従来のEVMベースのシステムが抱えていた脆弱性を克服し、ビットコインのスケーリングソリューションにおけるセキュリティの新たな基準が確立されるとしています。
また、zk-Rollup、マルチパーティ計算閾値署名スキーム、およびFractalインタープリターを組み合わせることで、速度、セキュリティ、相互運用性が改善され、MPC閾値署名を利用することで、単一障害点を防止し、従来のマルチシグアプローチよりも堅牢で分散化されたトランザクション検証も提供されるとしています。
Nexioは、今後6~12ヶ月の間に、パーミッションレスなテストネットの展開とその後のメインネットソリューションの立ち上げなど、いくつかの重要なマイルストーンを達成することを目標としています。
Discord:https://discord.com/invite/nexio
Telegram:https://t.me/buildnexio
Binance Labsが主導するラウンドで、資金調達(額は不明)。
Solayerは、Solana上にネイティブに構築されたリステーキングネットワークです。PoSの経済原則を活用し、Solanaのベースレイヤーのセキュリティを他の分散型システムやdAppsに拡張していることが特徴です。
Solayerは、Solanaの中でも急成長しているプロジェクトであり、フェーズ1の開始から60日足らずで、Solanaで13番目に大きなプロトコルに成長しました。また、TVLは1億5000万ドル以上を達成しており、7万以上のユニークな入金アドレスを誘致しました。
Solayerは将来的に、ステーカーがSOLを使用してSolanaを保護し、dAppsがネットワーク帯域幅とトランザクションスループットを確保できるフルシステムのロールアウトや、Solana以外のシステムである外因性AVSを保護する一般的な資産リステーキングへ注力するとしています。
同プロジェクトが多くの資産を集めた背景として、Sanctumのエアドロップキャンペーンが一段落し、Solanaユーザーの資金の行き先として適任なプロジェクトと見做されたことが考えられます。Solanaエコシステムは現在、ミームコインを代表として非常に盛り上がっていますが、そうした中での各プロジェクトの勢力争いに注目が集まります。
公式サイト:https://solayer.org/
Docs:https://docs.solayer.org/getting-started/introduction
Discord:https://discord.com/invite/solayerlabs
Github:https://github.com/solayer-labs
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