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2025年3月9日-3月15日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2025年 03月 19日

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目次

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RedotPay


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Lightspeedが主導するシリーズAラウンドで、4000万ドルを調達。他には、Galaxy Digital、HongShan、Accel、Vertex Venturesが参加。

デジタル資産ウォレットと決済ソリューションに特化したブロックチェーン技術企業


RedotPayは、伝統的銀行に代わる暗号決済プラットフォームを提供しており、2023年4月の設立以来、300万人以上の登録ユーザーを有しています。

RedotPayのプラットフォームは、ユーザーが暗号資産を使って商品やサービスの支払いを行う際に非常に使いやすいインターフェースを提供し、従来の金融インフラを活用したスムーズな体験を実現しています。これにより、従来の銀行にアクセスできないまたはアクセスが制限されている地域のユーザーにも金融アクセスが提供され、金融包摂を促進しています。

今回調達された資金は、製品ロードマップの加速や決済エコシステムの強化、ユーザー体験の向上に使用されます。

公式サイト:https://www.redotpay.com/

X:https://x.com/redotpay

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/redotpayofficial/

Discord:https://discord.com/invite/officialredotpay

Telegram:https://t.me/redotpay

Axelar Network


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Arrington Capital、Distributed Global、Electric Capital、C Squared、WAGMI Ventures、Laser Digital, Plassa Capitalが参加するラウンドで、3000万ドルを調達。

クロスチェーン相互運用ネットワーク


Axelar Networkは、異なるブロックチェーンエコシステムを接続することで、クロスチェーン通信を容易にすることを目的としています。

Cosmos SDKで構築されており、General Message Passing (GMP)とAxelar Bridgeにより、開発者はスケーラブルでクロスチェーンのdAppsを作成し、複数のネットワークで資産を管理することが可能となっています。

今回調達された資金は、以下の用途に使用される予定とのことです。

  • 実世界の資産(RWAs)のトークン化:既存のブロックチェーンと実世界の資産をつなぐ新しい金融インフラを構築し、機関投資家に向けたトークン化支援を強化。
  • ステーブルコインの提供強化:米ドルへのアクセスを拡充するためにステーブルコインの対応を進め、特にブロックチェーン技術を用いたデジタル資産取引を支援。
  • クロスチェーン接続の強化:より多くのクロスチェーン接続を提供することで、ブロックチェーン間での相互運用性を高めるとともに、企業や金融機関のニーズに対応。

競合他社としては、Wormhole、LayerZero、Hyperlaneなどが挙げられています。Axelarは完全なオープンソース、ノンカストディアル、パーミッションレスに使用できる点で差別化を図っており、これは金融機関が求める安全な相互運用性ソリューションに最適であるとしています。

公式サイト:https://www.axelar.network/

X:https://x.com/axelar

Discord:https://discord.com/invite/aRZ3Ra6f7D

Telegram:https://t.me/axelarcommunity

Vest Exchange


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Jane Street、Amber Group、Selini Capital、QCP Capital、Big Brain Holdingsなどが参加するシードラウンドで、500万ドルを調達。

ZKPを活用する分散型永久先物プラットフォーム


Vest Labsは、金融市場での信頼性と効率を高めるため、リアルタイムでリスクを価格設定するインフラを開発しています。

これまでの金融システムでは、リスク評価が各機関ごとにバラバラで行われており、結果として資本の非効率的な配分、信用リスクの管理不全、システム全体の非効率性が生じていました。この状況に対し、Vestのユニバーサルリスクエンジンは、マーケット全体でリスクを一元的に動的に評価し、全ての金融商品に対してリアルタイムでリスク価格を提供します。

Vest Exchangeは、他の分散型取引所に比べてスプレッドとスリッページが4倍低いという成果を上げており、初期トレーダーに数十万ドルの節約を提供しました。今後、この技術をさらに改良し、伝統的なリスクインフラを超えて進んだソリューションを提供する予定です。

今回調達された資金は、リスクエンジンの精緻化と機関投資家向けの新しい製品の開発に使用されます。

公式サイト:https://www.vest.exchange/

X:https://x.com/vestexchange

Discord:https://discord.com/invite/vestexchange

MYX Finance


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FL Foundation、HashKey Capital、Metalphaが参加するラウンドで、500万ドルを調達。

分散型デリバティブ取引所


MYX Financeは、分散型永久取引における新しい時代を切り開くことを目指しています。

従来の取引所では、取引の効率性が低く、スリッページや高い手数料が問題でした。MYX Financeは、これらの問題を解決するために、マッチングプール機構(MPM)を導入しました。MPMは、取引の仲介者として機能し、無制限のオープンインタレストをサポートしながら取引手数料をCEXレベルに引き下げることが期待されています。

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また、MYX Financeは「チェーン抽象化信用」という新しいコンセプトを採用しており、ユーザーはアカウント抽象化(AA)ウォレット内の資産を、複数のチェーンで担保として利用できます。これにより、ユーザーは異なるチェーン間で流動性を移動させ、ポートフォリオを効率的に管理できます。このイノベーションにより、MYXは最も資本効率が高く、低コスト、ガスフリー、スリッページフリーの取引所となります。

今回調達された資金は、MPMやチェーン抽象化信用レイヤーの強化に使用されます。また、TGEの準備が進行中であり、これにより新しいトークンユーティリティの導入と初期支援者への報酬が予定されています。

公式サイト:https://myx.finance/en

X:https://x.com/MYX_Finance

Medium:https://myxfinance.medium.com/

Discord:https://discord.com/invite/myx

HOPR


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GnosisDAOが主導するラウンドで、480万ドルを調達。

分散型プライバシープロトコル


HOPRは、Web3エコシステム全体のトランスポートレイヤーセキュリティの強化に焦点を当てた分散型プライバシープロトコルです。現在、Gnosisと提携し「Gnosis VPN」と呼ばれる新しいタイプのVPNを開発しています。

Gnosis VPNは、ユーザーのIPアドレスやメタデータを隠蔽する技術を使用しており、インターネットプロバイダーがトランザクションをIPアドレスにリンクすることを防ぎます。現在では、Gnosisエコシステム内でサービスにアクセスするためのブラウザ拡張機能として提供されており、今後はWeb3ネイティブな技術とインセンティブ構造を採用した本格的な製品として完成させることを目指しています。

さらに、Gnosis VPNは、GnosisエコシステムのCircles v2を利用して、従来のサインアッププロセスなしでユーザーをオンボードできるようにし、よりシームレスな体験を提供するとしています、

今回調達された資金は、ユーザー向けモバイルアプリやデスクトップアプリの開発、HOPRネットワークを500ノードから数千ノードへ拡張するために使用されます。

公式サイト:https://hoprnet.org/

X:https://x.com/hoprnet

Templar Protocol


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Robot Ventures、DACM、Blackdragon VC、Proximity Labs、NEAR Foundationなどが参加するプレシードラウンドで、400万ドルを調達。

初のサイファーレンディング・プロトコル


Templar Protocolは、ビットコインを担保にしてドルを借りるための非中央集権的なレンディングプロトコルを開発しています。

従来の中央集権的なサービス(CoinbaseやBlockFiなど)は、ユーザーがBTCを預けることで資金を借りる仕組みでしたが、これにはセキュリティリスクや中央機関による検閲が伴いました。

一方でTemplarは、NEARテクノロジーを活用したマルチパーティ計算(MPC)を使って、ユーザーがBTCを自分で管理したままドルの流動性を得ることができる非中央集権的なレンディングを提供します。また、MetaMaskのようなウォレットを使用せず、BTCを直接担保として送金し、ステーブルコインを受け取ることができるユーザー体験も実現しています。

将来的には、Templarはさらに多くの資産サポートを追加し、差分プライバシーやゼロ知識証明(ZKP)などの機能を加える予定としています。

公式サイト:https://www.templarfi.org/

X:https://x.com/TemplarProtocol

Discord:https://discord.com/invite/KAvMtYpbep

Telegram:https://t.me/templarprotocol

M10


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Sui Foundation、GSR、Big Brain Holdings、Monoceros、Blockchain Founders Fund、Presto Labsが参加するシードラウンドで、300万ドルを調達。

Web3ゲーム開発会社兼パブリッシャー


M10は、競技型マルチプレイヤーゲームを開発・提供するWeb3企業です。M10のチームは、Ubisoftの「アサシンクリード」や「レッド・デッド・リデンプション2」などの大手ゲームに携わったベテランたちによって構成されています。

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M10は従来の無料プレイ(F2P)モデルでは、過度な収益化がプレイヤー体験に悪影響を与えていると指摘します。M10の新しいゲームモデルでは、プレイヤーが自己の価値を創造し、それをマネタイズできる環境を提供するとしています。

M10のデビュー作は、Web3マルチプレイヤーシューティングゲームとなっています。同ゲームは、Sui Foundationと提携し、Web3技術を駆使して、新しい体験を提供することを目指しています。

公式サイト:https://m10.xyz/

X:https://x.com/m10_xyz

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/m10xyz/

Rakurai


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Anagram Venturesが主導するシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、Colosseum、Slow Ventures、Robot Ventures、GlobalStake、Cyber Fundなどが参加。

Solana上のステーキングプラットフォームを提供


Rakuraiは、Solanaネットワーク上で最高のパフォーマンスを提供することを目指した新しいステーキングプラットフォームです。Rakuraiにより、ユーザーは取引スループットを最大化し、ブロック報酬を増加させることができます。

Rakuraiの独自技術は、スケジューリングとパイプラインの最適化によって取引を迅速に処理しTPSを大幅に増加させ、従来のSolanaクライアントよりも最大5倍のパフォーマンス向上が期待できるとされています。また、Solanaのネットワーク全体の帯域幅を増加させ、レイテンシを削減することを目指しており、効率改善によってユーザーやステーカー、ノード運営者が利益を得られる環境を提供しています。

Rakuraiは、過去数ヶ月間で急速に成長し、2025年1月25日から27日のエポック732以降、ネットワークのステークが390%増加しました。

今回調達された資金は、高性能なノード展開の加速や効率的なステーキング環境の提供に使用されます。

公式サイト:https://www.rakurai.io/

X:https://x.com/Rakurai_io

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