投稿日 2026年 02月 06日

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Robinhood Markets、Sony Innovation Fund、IMC、QCP、Karatageが新たに参加したシリーズBラウンドで、4500万ドルを調達。既存投資家からは、a16z crypto、BNY、Fidelity Investmentsが追加出資。
Talosは機関投資家がデジタル資産を安全かつ効率的に取引・管理するための包括的なプラットフォームを提供しています。流動性の調達から価格発見、取引実行、決済、ポートフォリオ管理まで、投資ライフサイクルの全工程をサポートする技術・データ基盤であることが特徴です。
Talosのプラットフォームは単一のインターフェースを通じて取引所、OTCデスク、プライムブローカー、カストディアンなど、デジタル資産エコシステムの主要プレイヤーを接続します。これにより複雑な市場環境下でも機関投資家レベルのパフォーマンスと信頼性を確保しています。
直近2年間で売上高とクライアント数を毎年約2倍に成長させており、BlackRockのAladdinプラットフォームとの統合やCoin Metricsを含む4社の買収を通じて、データ分析やリスク管理機能を大幅に強化しています。
今回の調達資金はポートフォリオ構築、財務、決済ツールのさらなる製品開発に充てられます。従来の資産クラスがデジタル化(トークン化)される流れに合わせ、プラットフォームの対応範囲を拡大していく計画です。
なお今回の投資の一部はステーブルコインによって決済されており、機関投資家間の取引においてもブロックチェーンベースの支払いレールが浸透しつつあることを象徴しています。
公式サイト:https://www.talos.com/

パブリックセールで4400万ドルを調達。過去にはシリーズBラウンドで5700万ドル、シリーズAで7300万ドルを調達。
Zamaはデータを暗号化したまま計算処理ができる技術「完全同型暗号(FHE)」を開発するオープンソースの暗号学企業です。これによりブロックチェーン上のプライバシーを完全に保護しながらスマートコントラクトを実行できる「Zamaプロトコル」を提供しています。
2026年1月21日から24日にかけて実施された初のパブリックオークションでは、世界191か国から11,103人のユニーク入札者が参加。3日間でTotal Value Shielded(TVS:保護された総資産価値)は1億ドルを突破しました。

オークションはZama独自の「機密密封入札ダッチオークション」形式で行われ、入札額が第三者(さらには運営側)からも見えない状態で、暗号化されたデータのまま計算処理されました。最終的に1億1850万ドルのコミットメントを集め、清算価格0.05ドルで8億8,000万トークンが完売。218%のオーバーサブスクライブを記録しています。
ネイティブトークンである$ZAMAは、プロトコルの暗号化・復号化手数料の支払いやステーキングに使用されます。
公式サイト:https://www.zama.org/

Amber Group、Fasanara Digital、Paper Venturesが参加したプライベートトークンラウンド(シリーズA)で2550万ドルを調達。
FlyingTulipはスポット取引、無期限先物、レンディング、独自ステーブルコイン「ftUSD」など複数のDeFi機能を一つのシステムに集約したプラットフォームです。将来的には保険やオプション機能の追加も計画されています。
このシステムは固定されたルールに依存せず、流動性やボラティリティ、利用状況などのリアルタイムな指標に基づいて取引やレンディングのパラメータを調整するアダプティブ(適応型)・オンチェーン・リスクマネジメントを特徴としています。
今回の資金調達はすべてのトークン販売において「1トークン=0.10ドル」の価格で行われています。また投資家がいつでもトークンをバーンすることで拠出資産の元本を回収できる「パーペチュアル・プット」という権利が付与されており、投資家のダウンサイドを保護するモデルを採用しています。
調達された資金は直接消費されるのではなくAaveやEthenaなどの外部プロトコルでの運用に回されます。そこで発生する利回りをプロジェクトの運営、インセンティブ、トークン買い戻しの原資とする計画です。プラットフォームの主要機能は、パブリックセールの完了後に行われるトークン生成イベント(TGE)を経てローンチされる予定です。
公式サイト:https://flyingtulip.com/

Sony Innovation Fundが主導するシリーズAラウンドの初回クローズで1300万ドルを調達。
Startale GroupはWeb3のマスアダプションを目指し、インフラからアプリケーションまで垂直統合型で提供するブロックチェーン企業です。ソニーグループとの合弁会社「Sony Block Solutions Labs」を通じてイーサリアムのLayer 2ネットワーク「Soneium」を共同開発しています。
SoneiumはOptimismのOP Stackを採用したブロックチェーンで、エンターテインメント、IP(知的財産)ライセンス、AI統合に特化しているのが特徴です。2025年1月のメインネットローンチ以来5億件以上のトランザクションを処理し、540万のアクティブウォレットと250以上のdAppsを抱える巨大エコシステムへと成長しています。
今回の資金調達により、Soneiumへの入り口となる「Startale App」の開発やエコシステム内での決済を担うステーブルコイン「Startale USD (USDSC)」の展開を加速させます。またSBIホールディングスとの提携によるトークン化株式取引プラットフォームの開発など、RWA(現実資産)分野への進出も進めています。
Soneiumは世界中のIPやエンターテインメントをオンチェーン化するビジョンを掲げており、ソニーの強力なバックアップのもとクリエイター経済の革新とグローバル規模のWeb3インフラ構築を目指しています。
公式サイト:https://startale.com/en

Pantera Capitalが主導するシードラウンドで900万ドルを調達。他には、Variant、Figment Capital、Coinbase Venturesなどが参加。
Dopplerはトークン発行から流動性の構築、ベスティング、ガバナンス設定、手数料ルーティングまで、数ヶ月かかるインフラ構築作業を一つのインターフェースに集約するプラットフォームです。
プロトコルの核心はボットによるスナイピング(先行買い)を抑制しつつ、初日からプロトコル所有の流動性を生成するように設計された「価格発見オークション」メカニズムです。これによりプロジェクトチームは複雑なローンチの仕組みを自前で構築することなく、製品開発やコミュニティ構築に専念することができます。

ローンチからわずか9ヶ月でBaseネットワークにおける新規トークンのデフォルトプラットフォームとなっており、現在では毎日40,000以上の資産がDopplerを通じて作成されています。これまでの累積評価額は15億ドルを超え累計取引高も10億ドルを突破するなど、圧倒的なシェアを誇ります。
ユーザーはDopplerを通じて発行された資産を関連製品である「Pure Markets」などのインターフェースで取引することが可能です。またDopplerはプロトコルを通じて作成された資産の取引手数料から収益を得るビジネスモデルを採用しています。
今回の資金調達によりセルフサービス市場への拡大や、より大規模なトークン生成イベント(TGE)のサポート、そしてオンチェーンエコシステム全体との統合をさらに深めていく計画です。
公式サイト:https://www.doppler.lol/
X:https://x.com/dopplerprotocol

CGV、GAINS Associates、DuckDAO、Genesis Capitalが共同で参加した戦略的資金調達ラウンドで800万ドルを調達。
AetheriumXは分散型資本インテリジェンス・プロトコル(DCIP)を活用し、DeFi、GameFi、予測市場、クリエイター経済を一つのプラットフォームに統合するWeb3プロジェクトです。
最大の特徴は短期的なインセンティブに依存する従来のモデルとは異なり、ユーザーの非託管型オンチェーン資産をベースとした「インタラクティブ(対話型)オンチェーン成長システム」を構築している点です。プログラマブルな戦略実行レイヤーを通じて、受動的な収益を参加型で構成可能な継続的成長プロセスへと変換します。
エコシステムは参加と戦略実行のマッピングを担う「AXT」と、ガバナンス、リスク管理、エコシステム調整を担う「VEXA」のデュアルトークン構造で運用されます。すべての収益生成とガバナンスプロセスがオンチェーンで検証・監査可能な透明性を備えています。
今回の資金調達によりDCIPプロトコルの最適化に加え、開発者やコミュニティを支援する「エコシステム基金」を設立します。また日本や韓国を中心としたアジア太平洋地域でのコミュニティ構築と戦略的拡大を加速させる計画です。
公式サイト:https://axt.fun/
X:https://x.com/aetheriumX_fun

Galaxy Venturesが主導するシードラウンドで700万ドルを調達。他には、Wintermute Ventures、GSR、Variant、Archetype、FalconX、Nascent、Bankless Venturesなどが参加。
Tenbin Labsはニューヨークを拠点とし、機関投資家レベルのトークン化コモディティおよび外国為替市場を構築するスタートアップです。従来のRWA(現実資産)プロジェクトが抱えていた「低い流動性」「遅い決済」「実勢価格との乖離」という課題の解決を目指しています。
最大の特徴は一般的なカストディベースの「ラップドトークン」形式ではなく、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物契約を活用して価格を固定し、エクスポージャーを管理する点です。これにより実世界の価格をより正確に追跡できるだけでなく、先物と現物の価格差から生じる利回りをトークン保持者に還元することが可能になります。
同社の独自設計により通常条件下では手数料無料での迅速なミント(発行)と償還(約30秒)を実現。発行されたトークンはDeFiプロトコル間で自由に移動でき、高い流動性と相互運用性を備えています。
2026年初頭に最初の製品として「利回り付きトークン化ゴールド」をローンチする予定であり、その後ブラジルレアル(BRL)やメキシコペソ(MXN)などの新興市場通貨に連動した高利回りのFXトークンを展開する計画です。
米ドルステーブルコイン以外の収益機会を求めるDeFiユーザーをターゲットにオンチェーン資本市場の拡大を加速させます。
公式サイト:https://www.tenbinlabs.xyz/

ハンファ投資証券(Hanwha Investment & Securities)から100億ウォン(約690万ドル)の戦略的投資を完了。本投資は2026年1月に開催された世界経済フォーラムで締結された基本合意書(MOU)に基づくものです。
Xangleはブロックチェーン上のオンチェーンデータや独自のグローバルリサーチネットワークを活用し、デジタル資産の価格情報、リサーチレポート、開示データなどを提供するプラットフォームです。情報非対称性の解消をミッションに、機関投資家やWeb3プロジェクト向けにエンタープライズ級のソリューションを展開しています。
今回の投資を通じてハンファ投資証券が持つ伝統的金融における資産運用のノウハウと、Xangleの高度なオンチェーンデータ分析力を融合させます。具体的には、投資情報の高度化やデジタル資産の制度化を見据えたグローバルなビジネスインフラの拡大を共同で推進する計画です。
両社は今後、デジタル資産が本格的に制度圏へと統合されるフェーズにおいてデータに基づいた客観的な指標を提供し、グローバルなWeb3金融エコシステムにおける競争力を強化していくとしています。
公式サイト:https://xangle.io/en
X:https://x.com/Xangle_official
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