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2026年1月18日-1月24日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2026年 01月 29日

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BitGo


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米国での新規株式公開(IPO)により、2億1280万ドルを調達。公開価格は予想レンジを上回る1株あたり18ドルに設定されました。

機関投資家向け大手カストディアン


BitGoは2013年に設立された米国パロアルトに拠点を置く、最大手の暗号資産カストディ企業です。機関投資家向けにデジタル資産の保管・保護サービスを提供しており、機関投資家の暗号資産市場への参入拡大に伴いそのインフラとしての重要性を高めています。

今回のIPOでは仮条件レンジ(15〜17ドル)を上回る1株あたり18ドルで1,180万株を売り出し、2026年におけるデジタル資産企業の株式市場デビュー第1号となりました。

今回の上場は米国の暗号資産業界にとって重要な試金石となります。10月の暗号資産市場の急落や証券とコモディティの境界線を再定義する市場構造法案の審議が進む中での上場となり、2025年前半の強気相場で上場したCircleやFigureとは異なる市場環境下での船出となります。

BitGoのIPOの成否は年内に上場を検討しているとされるGrayscaleやKrakenなどの他の暗号資産企業にとっても、投資家の意欲を測る上で重要な指標になると見られています。

公式サイト:https://www.bitgo.com/

X:https://x.com/BitGo

Superstate


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Bain Capital CryptoとDistributed Globalが主導するシリーズBラウンドで、8250万ドルを調達。他には、Haun Ventures、Galaxy Digitalなどが参加。

伝統的資産をブロックチェーンへ移行させるトークン化インフラ


Superstateは株式や国債などの伝統的な金融資産を、EthereumやSolanaなどのブロックチェーンネットワーク上に移行させるためのインフラを構築している企業です。

昨今BlackRockによるトークン化ファンド「BUIDL」の成功やニューヨーク証券取引所(NYSE)によるオンチェーンプラットフォームの計画など、ウォール街の資産をオンチェーン化する動きが急速に標準化しつつあります。Superstateはこのトレンドの中で、特に暗号資産に関連する企業が資産をオンチェーン化する際の主要なサービスプロバイダーとして機能しています。

同社CEOのRobert Leshner氏はトークン化された株式は今後、小売投資家の間で特に人気を集めると予測しています。投資家はこれまで単に保有するだけであった資産をDeFi(分散型金融)エコシステムに持ち込み、様々なローンの担保として活用することが可能になるためです。

Coinbaseなども「Coinbase Tokenize」を発表し市場参入するなど競争が激化する中、Superstateは今回の大型調達を通じて金融とブロックチェーンが交差するこの成長分野でのインフラ構築を加速させる方針です。

公式サイト:superstate.co

X:https://x.com/SuperstateInc

ZBD (ex Zebedee)


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Blockstream Capital Partnersが支援するシリーズCラウンドで、4000万ドルを調達。

ゲーム特化型の垂直統合型決済プラットフォーム


ZBDはゲーム内での「お金」の動きを円滑にするために設計されたフィンテックおよび決済企業です。法定通貨、ビットコイン、ギフトカードによる支払いや報酬の受け取りに対応しており、特にビットコイン決済にはLightning Networkプロトコルを活用することで、高速かつ柔軟な報酬システムを実現しています。

2025年には200万人の新規ユーザーを獲得し60以上の新しいゲームスタジオと提携、プラットフォーム全体で1億2000万件以上の報酬トランザクションを処理するなど、大きな成長を遂げました。また、同社のSDK(ソフトウェア開発キット)を統合したゲーム数は過去1年で倍増しています。

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同社はオランダでMiCAR(暗号資産市場規制)およびEMI(電子マネー機関)ライセンスを取得しており、欧州経済領域(EEA)全体で法定通貨および暗号資産決済サービスを提供するコンプライアンス体制を整えています。

今回の資金調達によりZBDは現在はモバイルが中心である市場をコンソールやPCにも拡大し、開発者がゲーム内でのお金の動きを完全にコントロールできる包括的な決済スタックの構築を目指すとのことです。

公式サイト:https://zbdpay.com/

X:https://x.com/zbdpay

Space


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パブリックセールを通じて2,000万ドル以上の資金を集め、最終的に1400万ドルの割り当てを実施(600万ドル以上は返金)。

Solanaのレバレッジ対応型・予測市場プラットフォーム


SpaceはSolanaブロックチェーンの高性能なインフラを活用したレバレッジ取引が可能な予測市場プラットフォームです。

ユーザーは将来のイベント結果に対してポジションを取ることができ、レバレッジを効かせることでエクスポージャーを増幅させた取引が可能になります。正確な予測を行ったユーザーに経済的な報酬を与えることで情報の真偽発見を促進する動的な環境の構築を目指しています。

今回のパブリックセールは「コミュニティファースト」を掲げ、クジラ(大口投資家)や短期的な利益を狙う資本ではなく、長期的なサポーターに報いる公平な分配メカニズムが採用されました。15万ドル以下の貢献、早期参加、紹介コードの利用、真正なエンゲージメントなどが優先基準となり大口の割り当てを制限することで、数千人のユーザーに所有権が分散される健全なトークン分布を実現しました。

トークン生成イベント(TGE)や請求(Claim)プロセスの詳細は近日中に公開される予定です。

公式サイト:https://into.space/

X:https://x.com/intodotspace

Finst


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Endeit Capitalが主導するシリーズAラウンドで、800万ユーロ(935万ドル)を調達。

オランダ発の暗号資産プラットフォーム


Finstはオンライン証券DEGIROの元コアチームによって設立されたオランダ拠点の暗号資産取引プラットフォームです。取引手数料を一律0.15%に設定しスプレッドなどの隠れコストを排除することで、ドイツの市場平均よりも90%低いコストを実現するなど公正かつ透明性の高いサービス提供を特徴としています。

同社はすでに黒字化を達成しており設立から3年未満で収益は14倍に成長、検証済みユーザー数は約10万人に達しています。2024年にはドイツのAnycoin Directを買収しており、今回の資金をもとに欧州最大かつ成長著しいドイツ市場でのプレゼンス拡大や他の欧州諸国への展開を加速させる計画です。

安全性に関してはオランダ金融市場庁(AFM)に登録されており、EUの包括的規制であるMiCA(暗号資産市場規制)に準拠しています。またオランダでいち早くProof of Reserves(支払準備金証明)を公開し、顧客資産の分別管理やFireblocksを用いたウォレットセキュリティを徹底しています。

今後はステーキングサービスの拡充や取り扱い資産の追加に加え、機関投資家やフィンテック企業向けの取引・カストディソリューションの開発も強化する方針です。

公式サイト:https://finst.com/

X:https://x.com/finst_official

Cork Protocol


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Road Capitalとa16z CSXが主導するシードラウンドで、550万ドルを調達。他には、BitGo Ventures、Stake Capital、IDEO Ventures、G20 Group、Hyperithm Gateなどが参加。

ペッグ資産に伴うリスクを取引可能にするプロトコル


Corkはオンチェーン金融(DeFi)向けにトークン化されたリスクインフラを構築するプロトコルです。ステーブルコイン、ボールトトークン、現実資産(RWA)などのオンチェーン資産に対し、市場主導のリスクプライシング、ヘッジング、および流動性管理機能を提供します。

ステーブルコインの供給増やRWA市場の急成長に対し、DeFiのリスク管理インフラは未だ十分ではありません。Corkは資産運用会社や発行者が独自のカスタムスワップ市場を立ち上げられるようにすることで、この問題を解決します。これによりデペグリスクや流動性リスクを市場原理に基づいて価格付けし、ヘッジすることが可能になります。またRWAなどの資産に対して即時かつアトミックな償還流動性を提供し、オフチェーン決済の制約を補完する役割も果たします。

CorkのプロトコルはERC-4626ボールトなどの利回り資産と直接統合できるよう設計されており、リスク管理をオンチェーン利回りインフラのネイティブな構成要素にします。これによりこれまで暗黙的だったリスクを透明化し、取引可能なものへと変えることを目指しています。

機関投資家の参入が進む中、Corkはオンチェーン市場構造に不可欠な「リスクレイヤー」を提供することでより健全で効率的な資本市場の実現をサポートするとしています。今後数ヶ月以内に最初のリスク市場を本番稼働させ資産発行者との統合を拡大していく予定です。

公式サイト:https://www.cork.tech/

X:https://x.com/Corkprotocol

Akedo


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Karatageが主導するシードラウンドで、500万ドルを調達。他には、Sfermion、Collab+Currency、MARBLEX、Seed Club、The Open Platform、TON Ventures、Kenetic Capitalなどが参加。

AIネイティブエンジン


AKEDOは調整されたマルチエージェントAIシステムを活用したコンテンツ作成エンジンおよびローンチパッドです。「Vibe-codingプラットフォーム」を謳い、従来のLLM(大規模言語モデル)ベースのワークフローと比較して最大100倍の効率化を実現すると主張しています。

このプラットフォームではAIエージェントが作成、開発、トークン化、配信といった工程全体で協調して動作します。これによりクリエイターやスタジオはゲームコレクションやAIGCコンテンツを迅速に作成できるだけでなく、ワンクリックでコレクショントークンをローンチし、複数の収益源を確保することが可能になります。

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またローンチされるすべてのトークンに対して$AKEペアの流動性が提供されるほか、アクティブなプレイヤーやKOL(インフルエンサー)に自動的にトークンを配布する革新的なボンディングカーブシステムを採用している点も特徴です。

プラットフォームはすでに稼働しており登録ユーザー数は200万人以上、オンチェーン取引は100万件以上、オンチェーンのデイリーアクティブユーザー(DAU)は3万人を記録しています。

今回の資金調達によりマルチエージェントインフラの規模を拡大し、クリエイター主導のWeb3エコシステムの基盤構築を加速させる方針です。

公式サイト:https://akedo.fun/#/

X:https://x.com/akedofun

CheckSig


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戦略的個人投資家や選定された企業が参加するシリーズAラウンドで、350万ユーロ(410万ドル)を調達。

イタリア発のフィンテック企業


CheckSigは2019年にFerdinando Ametrano氏とPaolo Mazzocchi氏によって設立されたイタリアのフィンテック企業です。個人および機関投資家向けに、安全で透明性の高い暗号資産サービスを提供することを目的としています。

今回の調達は2024年に実施された270万ユーロのシリーズAに続くもので、イタリア国内での地位確立および海外展開の加速を目的としています。

同社は暗号資産のカストディ(保管)、取引、納税代行サービスといった製品群を展開しています。中でも銀行や金融仲介業者が暗号資産サービスを取り扱うためのCrypto-as-a-Serviceプラットフォーム「CheckSig Clear」が特徴的です。

2025年にはスイスでの事業を開始するなど国際化を進めており、今後2年間でさらなる欧州市場への拡大を計画しています。また2026年中に予定されているMiCAR(欧州暗号資産市場規制)ライセンスの取得を目指しており、規制に準拠した安全なサービスプロバイダーとしてのリーダーシップを強化する方針です。

公式サイト:https://www.checksig.com/it/en/

X:https://x.com/CheckSig

免責事項


・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。

・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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