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投稿日 2025年 03月 11日
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本レポートでは、2月のNFT市場動向をまとめました。
1月に引き続き、NFT市場全体は減少傾向にあります。ただし、OpenSeaがOS2ベータ版のリリースに伴いXP配布施策を実施したため、一時的に取引ボリュームやトレーダー数が急増しました。その後、XP配布の一部機能が停止すると、数値は再び落ち着きました。
また、Doodlesは独自トークン「$DOOD」を発表したことでフロアプライスが13日から14日にかけて上昇しています。さらに、Solana上で「In the Lab」というNFTのリリースも行いました。
DMarketが取引ボリュームのプロジェクト別ランキングで1位となりました。Doodlesは独自トークンを発表した影響で取引ボリュームが増加し、4位にランクインしています。
ランクインしているプロジェクトは、いつもの顔ぶれであり、大きな変化は起きていません。また、2位以下ではXP配布施策を実施したOpenSeaの影響や、Doodlesが独自トークンを発表したことによる取引増加などが見られました。
トップ10のうち7つをCryptoPunksが占めており、その中でもCryptoPunks #4464が1011ETHで取引され、個別のNFT取引として突出して1位となりました。
このNFTは過去にも高額取引の実績があり、2022年には2500ETHで取引されています。今回の取引は、1000ETHを超える取引としては久々の事例です。
一方で、4位から10位の取引価格は低下しています。CryptoPunks以外では、残り3つのランクインはすべてAutoglyphsとなっており、1月と比べても大きな変化は見られませんでした。
冒頭にも記述しましたが、EthereumのNFTマーケットプレイスでは、OpenSeaがXP配布施策を実施した影響で、一時的にOpenSeaの取引ボリュームおよびトレーダー数が急増しました。
しかし、一部機能が停止されたことにより、取引量は2月19日以降、通常の水準に近い形まで下落しました。その結果、現在は再びBlurが取引ボリュームで若干上回っており、OpenSeaよりも取引がやや多い状況になっています。
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