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2025年12月 DeFiマンスリーレポート

投稿日 2026年 01月 15日

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目次

本レポートは、2025年12月のDeFi市場動向をまとめたものになっています。

マーケット概観と定点データ


  • 12月の暗号資産市場はFRBによる25bpsの利下げ実施にもかかわらず、インフレ再燃への懸念とリセッションリスクが入り混じる複雑なマクロ環境に翻弄されました。FRB内での意見対立が露呈した「タカ派的利下げ」やパウエル議長が指摘した労働市場統計と実態の乖離が投資家の不確実性を高め、市場全体としては「事実売り」の様相を呈しました。
  • また、これまでビットコイン価格を後押しした企業によるBTC購入に危機が訪れました。MSCIが総資産の50%以上を暗号資産が占める企業を一部指数からから除外する方針を検討しているとの報道があり、ストラテジー社の株価は一時下落しました。(1月、MSCIは指数からの除外はなしと決定)
  • 価格面ではビットコインが9万ドル近辺で相対的な強さを見せたものの、DeFi Pulse Indexの下落に象徴されるようにDeFi活動は低迷しました。
  • しかし、11月のような市場からの完全な資金流出は起きていません。TVLの減少は軽微にとどまり、ステーブルコイン時価総額は微増。これは投資家が市場から撤退したのではなく、ボラティリティを避けて資金をステーブルコインへ退避させる「待機資金化」を示唆しているとみられます。
スクリーンショット 2026-01-15 14.26.38

プロダクト動向


Ethereum


イーサリアムネットワークは12月3日、待望の大型アップグレード「Fusaka」をメインネットで有効化しました。

この更新の核心は「PeerDAS」の導入によるデータ可用性の拡張にあります。これによりロールアップが利用できるデータ処理能力(Blobスループット)は理論上最大8倍まで拡張可能となり、L2ネットワークのコスト削減とスケーリングに向けた強固な基盤が整いました。

またユーザー体験の面では「R1曲線(secp256r1)」のサポートが追加された点が重要です。これによりiPhoneやAndroid端末のセキュアなチップを用いたパスキー署名が安価かつ容易に行えるようになり、スマートウォレットの普及とマスアダプションに向けた準備が完了しました。

Fusaka is live on Ethereum mainnet! - X

Metamask


ウォレット最大手MetaMaskは、機能の多角化を加速させました。

特筆すべきは「ネイティブBitcoinサポート」の開始です。これによりユーザーはアプリ内で直接BTCの購入・送金・スワップが可能となり、イーサリアム経済圏を超えた資産管理が実現しました。

同時にユーザー保護を強化する「Transaction Shield」を導入。月額制で最大1万ドルまでの損失を補償するこの機能は自己主権型管理(セルフカストディ)に伴うユーザーの不安を解消する大きな一歩と言えます。

さらにモバイル版ではPolymarketを統合し、手軽に予測市場へ参加できる環境も整備されました。

Bitcoin is now on MetaMask - Blog

Now introducing Transaction Shield - X

MetaMask Prediction Markets are LIVE - X

Kamino


Kaminoは単なるレンディングプロトコルから包括的なクレジット・RWA(現実資産)インフラへの転換を発表しました。

機関投資家の参入を見据え、変動リスクのない「固定金利・定期借入」や希望の借入条件を指値のように提示できる「Borrow Intents」といった高度な金融機能を追加しました。

さらにChainlinkやAnchorageとの提携によりカストディアンに預けた資産を裏付けとした借入を可能にするなど、DeFiの流動性と伝統的金融の安全性を接続する動きを本格化させています。

Introducing the new Kamino - X

DeFi ロック総額(TVL)推移


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  • DeFi TVLは停滞色が強まる展開となりました。これはイーサリアムの価格調整が直接的な影響を与えました。ETH価格の押し上げに寄与したDAT企業の購入もめぼしいものがなく資金流入が低迷しています。
  • 一方で、レイヤー2セクター内では依然としてBaseが好調となっています。これはエコシステムの拡大に加え、将来的なトークン発行(エアドロップ)に対する市場の根強い期待感が、継続的な資金流入とリテンションを支えているものとみられます。

免責事項


  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
  • 本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
  • 本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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