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投稿日 2024年 01月 16日
目次
Binance Labsが主導するラウンドで、1500万ドルを調達。他には、VividThree、GuildFi、Jambo、BreederDAO、Bryan Pellegrino、Wangarian、S.Y. Leeが参加。
Skyark Chroniclesはブロックチェーンベースのゲームです。Play-to-Ownをコンセプトとしており、プレイヤーはゲーム内のアセットを所有したり、取引したりすることができます。
SkyTokensをエコシステムの一部として活用しており、、異なるタイトル間で相互運用可能なNFTを搭載することで、ゲームプレイの多様性を高めています。独自のNFTエンジンとして、「SkyEngine」を採用しており、従来のブランドとWeb3.0メタバースの橋渡しも目的としています。
それだけでなく、Skyark Chroniclesは、Web3.0空間に参入するゲームスタジオにGameFi-as-a-Service(GAAS)の提供も行なっています。
SkyArk Chroniclesの開発元であるSkyArk Studioは、シンガポールに拠点を置いているスタジオですが、以前にはBinance Incubator Season 3に選ばれていることでも知られています。
SkyArk Studioは、0xAdventureと提携することでオンチェーンゲームシステムの強化および、強力なGameFiエコシステムの構築を実現しようとしています。また、Esports 3.0アグリゲータープラットフォームであるGEMSとも提携することで、Web2ネイティブの取り込みにも注力しています。
公式サイト:https://www.skyarkchronicles.com/
Polychain Capital、ParaFi Capital、Warburg Serres、Dokia Capital、Draft Venturesが参加するラウンドで、700万ドルを調達(評価額は1億3000万ドル)。
Bitfinityは、ICP上に構築されたビットコインのスケーリング・ネットワークです。特徴としては、イーサリアムバーチャルマシン(EVM)との互換性を有していることであり、イーサリアムの開発者はBitfinity上でビットコイン対応の分散型アプリケーションを構築することが可能です。
ビットコインのエコシステムは、2023年のOrdinalsプロトコルの成長に続いて、2024年も重要なトレンドの一つとして見做されています。OrdinalsプロトコルのネイティブトークンであるORDIは15億ドルの時価総額を達成しており、BRC-20トークンは合わせて34億3000万ドルの時価総額を有していることからも、その大きさが窺えます。
Bitfinityは、ビットコイン・ブロックチェーン上での分散型金融活動を強化することを目指しています。Bitfinityの共同設立者であるMax Chamberlin氏によれば、分散型取引所Sonic、デリバティブ流動性プロトコルSynthetix、分散型借入プロトコルLiquity LQTYを含むいくつかのdAppsは、Bitfinity上に構築されているか、それを計画していると述べています。
Bitfinityトークンに関しては、メインネットローンチ後にいくつかの取引所で上場する見込みとのことです。
公式サイト:https://bitfinity.network/
X:https://twitter.com/bitfinitynet
Tioga Capitalが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達。他には、New Form Capital、GSR、G1、UDHC、Flow Ventures、Owl Ventures、Soft Holdings、Metavisionが参加。前回の資金調達も含めれば、合計額は610万ドルに及ぶ。
Altitudeは、DeFiローンの効率化に注力しており、主要なDeFiプラットフォームにおいて担保ローン管理をリアルタイムで自動化・最適化するプロトコルを提供しています。借り手が最良の金利にアクセスできるようにする一方で、担保を最大限に活用して利回りを生み出し、負債の軽減に努めています。
DeFiレンディングにおいて、お金を借りる際には、その額を上回る額の資産を預けなければなりません。ETHを預けてUSDやUSDTを借りるといったことが行われますが、担保に対していくら借りられるかを示すLTV(Loan-to-Value)比率は、担保の価格変動による貸し手のリスクを最小限に抑えるため、低い水準に設定されることが多くあります。
この低めのLTVの設定は、貸し手にとっては安全である一方で、未利用の資本が休眠資産として利用されないままになることを示しています。Altitudeは、LTV比率をリアルタイムで調整することで、担保付債務の管理を自動化することでソリューションを提供します。
担保の価値が上昇し、Altitudeが融資に余剰担保があると判断した場合、プロトコルはそれを様々なプラットフォームに割り当て、収益を生み出します。担保が突然必要となった場合は、プロトコルは自動的にローンのバランスを調整し、目標とするLTVを維持する仕組みとなっています。
また、利用者のローンを継続的に借り換えることで、利用者が返済に失敗しても、負債が徐々に減っていく仕組みとなっているとのことです。
クローズドベータ版が近日公開予定とのことです。
公式サイト:https://www.altitude.fi/
X:https://twitter.com/AltitudeFi_
Discord:https://discord.com/invite/GJXjxx9Tz6
Telegram:https://t.me/altitudefi_announcements
Lightspeed Venture Partnersが主導するラウンドで、600万ドルを調達。他には、Pantera Capital、Aptos Foundation、Wintermute、Altonomy、Shima Capital、Kraken Venturesが参加。
Pontemは、EVMとMove言語の両方に対応したアプリ構築の支援を行っています。Pontemの技術はAptosのチームメンバーによって開発されています。
同社は、Moveの利用拡大を目的としています。Moveは、安全で効率的なスマートコントラクトを作成するために設計されたRust由来のプログラミング言語です。Solidity言語を利用するEVMとは異なり、Move VMは並列処理によるスループットの向上を目指しています。
今回調達された資金は、イーサリアムのようなEVM互換のブロックチェーン上でMoveVM製品を開発するために使用されます。これには、新しいMoveベースのレイヤー2 Lumio(Aptosのような代替レイヤー1を活用するイーサリアム上のOptimistic Rollup)が含まれるとのことです。
公式サイト:https://pontem.network/
X:https://twitter.com/PontemNetwork
Docs:https://docs.pontem.network/00.-about-pontem/about
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Big Brain Holdings、Launch Code Capital、Istari Vision、LBank Labs、Crypto Timesなどが参加するラウンドで、400万ドルを調達。
Entangleは、Web3向けに設計されたカスタマイズ可能なメッセージングインフラであり、ブロックチェーン上に安全で相互運用可能なデータストレージを提供し、ビルダーに独自のクロスチェーンアプリケーションを作成する権限を与え、エコシステムの流動性を最適化することを目的としています。
Entangleは、1月10日にUniversal Data Feedsを発表しました。このイノベーションは、データストリーミングをユニバーサルフォーマットに標準化するモジュラーメカニズムを導入することで、従来のデータオラクル以上に、スマートコントラクトがあらゆるネットワーク上で多様なWeb2およびWeb3データにシームレスにアクセスできるようにするものです。
Entangleが実現するユースケースとしては、以下が挙げられます。
Entangleは、2月にメインネットのローンチを予定しているとのことです。
公式サイト:https://entangle.fi/
X:https://twitter.com/Entanglefi
Docs:https://entangle-protocol.gitbook.io/welcome/
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Solana Ventures、Hashed、Spartan、Arche Fund、GBV、Assym、IF、Genblock、K300、Cryptomind、Kyros、Evernewが参加するラウンドで、375万ドルを調達。
Saros Financeは、Solanaブロックチェーン上に構築された包括的なDeFi製品群であり、中央自動マーケットメーカー(AMM)としてSarosSwapを使用していることが特徴です。Sarosエコシステムでは、イールドファーミングのためのSarosFarmや、ステーキングのためのSarosStakeなどがあり、包括的なDeFiサービスを提供しています。
最近では、Saros Super AppとSarosIDが発表されました。
Saros Super Appは、デジタル資産を利用したグローバルな決済、購入、送金のワンストップ・ソリューションとして機能するノンカストディアルアプリです。同サービスは、2024年第1四半期に提供が開始される予定とのことです。
SarosIDは、プライバシーを保護するためのデジタルIDソリューションです。Sarosエコシステムへのゲートウェイとしても機能し、Saros Super Appとの連携が促進されます。
公式サイト:https://www.saros.finance/
X:https://twitter.com/Saros_Finance
Docs:https://docs.saros.finance/
Blog:https://blog.saros.finance/
Discord:https://discord.com/invite/tkkH5vF3c7
Telegram:https://t.me/saros_finance
Woodstock、Morningstar Ventures、Faculty Groupが主導するシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、Cypher Capital、Matterblock、Andromeda Capital、NxGen、Rarestone Venturesなどが参加。
Kasuは、RWA融資とリスク管理に注力しています。同社は、Faculty GroupとApxium Technologies(Apxium)のジョイントベンチャー(JV)です。ビジネス・キャッシュフローを最適化して信用リスクを改善し、分散型金融において優れたリスク管理と高品質の利回りを提供することに焦点を当てていることが特徴です。
Kasuのテクノロジーは、売掛債権自動化融資技術を含んでおり、債務者の回収遅延へ対処し、最適化された融資を行うようになっています。これにより、リスクが最も最適化されたRWA利回りが実現されます。
Apxiumの顧客には世界的な会計事務所が含まれており、同社のソフトウェアは現在、世界中のユーザーベースで年間20億ドル以上の請求書を管理しています。これは、Kasuが事業開始初年度に約1億5000万ドルの融資機会を有することを意味しており、これらの企業の既存の顧客帳簿を通じて更なる事業拡大も可能であるとのことです。
公式サイト:https://kasu.finance/
X:https://twitter.com/KasuFinance
SevenX Ventures、Maven Capital、MetaBros、Contango Digital Assets、Basement DAOなどが参加するプライベート及びシードラウンドで、285万ドルを調達。
Eeseeは、ゲーミフィケーション・マーケットプレイスです。安価で安全な抽選システムを提供しており、同プラットフォームは、デジタル資産トークン、リアルワールドアセット(RWA)に対応しています。
Eeseeは、デジタル資産マーケットプレイスの問題として、NFTコミュニティに参加する唯一の方法はアセットを購入することであるものの、NFTのフロア価格を購入できない新規参入者にとっては大きな障壁となっていることを挙げます。
Eeseeを使うことで、売り手は分散型オンチェーンくじのようなゲーミフィケーションドロップを作成し、現在のフロアプライス以上にアセットを売却することが可能になるとのことです。そして、買い手側にとっては、特定のタスクを完了することでくじに参加し、エアドロップのインセンティブと同様に、アセットという形で報われる可能性が提供されます。仮に、くじに外れたとしても、ポイントやエアドロップの機会が与えられるとのことであり、プラットフォーム全体で相互インセンティブが確保される仕組みになっています。
同社のネイティブ・トークン$ESEは、第1四半期のTGEで発表される予定とのことです。
公式サイト:https://eesee.io/
X:https://twitter.com/eesee_io
Rarestone VenturesとMorningstar Venturesが主導するラウンドで、150万ドルを調達。他には、BasementDAO、NxGen、Spark Digital、Marshland Capitalなどが参加。
Ringfenceは、アートワークから固有の「フィンガープリント」(fingerprints:指紋)を作成することで、オリジナルアートワークの保護に努めます。
Ringfenceは、現在のAIツールはオリジナルアーティストの同意なしにウェブから50億以上の画像をスクレイピングしており、クリエイティブの権利が報われておらず、クリエイターに収益が入っていないことを指摘します。
そして、Ringfenceは、無料の無制限クラウドストレージ、デジタル実証を確立するためのコンテンツ所有権の検証、AIがモデルトレーニングのためにクリエイターのコンテンツを使用する際の永続的な補償といった機能をクリエイターに提供することで、クリエイター支援を実現しようとしています。
同社は2024年第1四半期にベータ版のリリースを予定しており、クリエイターは、公式サイトからウェイティングリストへの登録が可能となっています。
公式サイト:https://ringfence.ai/
X:https://twitter.com/RingfenceAI
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・筆者は、本文中で触れている暗号資産を保有している可能性があります。こちらのレポートに書かれている見解は、筆者の個人的なもので、情報提供のみを目的としています。トークンの売買やプロトコルの利用を推奨するものではありません。また、本レポートは投資アドバイスではないことをご留意ください。
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