2024年9月15日-9月21日　資金調達を実施したPJ 8選

Binance Labs、Breyer Capital、Big Brain Holdingsが主導するラウンドで、1500万ドルを調達。他には、Web3 Ventures、HyperChain Capital、Alchemy、SALT Fundなどが参加。

Hemi Networkは、優れたスケーリング、セキュリティ、相互運用性を目指して設計されたモジュール型ブロックチェーン・ネットワークであり、ビットコインとイーサリアムを単一のスーパーネットワークの構成要素として統合しています。

Hemi Networkの特徴のうち、3つを紹介します。

• Hemi Virtual Machine (hVM): イーサリアム仮想マシン（EVM）内に完全なビットコインノードを統合し、開発者は使い慣れたツールを使用して、ビットコインとイーサリアムの両方で動作するスマートコントラクトを構築できます。
• Bitcoin Programmability: Hemi Bitcoin Kit (hBK)は、ビットコインのステートへの直接的なスマートコントラクトアクセスを可能にし、ステーキング、レンディング市場、MEVマーケットプレイスなど、真に信頼性の高いビットコインネイティブアプリケーションを実現します。
• Superfinality: HemiのProof-of-Proof (PoP)コンセンサスは、完全に分散化され、パーミッションレスな方法でビットコインの完全なセキュリティを継承し、他のブロックチェーンネットワークに効率的にビットコインセキュリティを提供します。

Hemiのインセンティブ付きテストネットは現在稼働中であり、メインネットのローンチは2024年第4四半期を目標としています。

公式サイト：https://hemi.xyz/

X：https://x.com/hemi_xyz

Docs：https://docs.hemi.xyz/

Blog：https://hemi.xyz/blog/

Linkedin：https://www.linkedin.com/company/hemi-labs/

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Telegram：https://t.me/hemi_community

Chris Larsen氏（Ripple共同創設者）が主導するシードラウンドで、1000万ドルを調達。他には、ConsenSys、GSR Markets LTD、NxGen、Gate Labs、ZBS Capitalなどが参加。

Yellow Networkは、流動性の断片化、スケーラビリティ、カウンターパーティリスクなど、業界の重要な課題に対処するための分散型クリアリングプロトコルを導入しています。

Yellowは、システム設計者であるLouis Bellet氏率いる、フィンテックとクリプトの専門家チームによって設立されました。Bellet氏は、クリプト取引所ソフトウェアの大手プロバイダーであるOpenwareの創設者でもあります。

Yellow Networkは、RippleのXRPL EVMサイドチェーンを統合することで、Rippleとのパートナーシップを実現する予定としています。今回の資金調達を主導したのはRipple共同創設者Chris Larsen氏ですが、これは両社間の戦略的連携を明確に示していると言えるでしょう。

Yellow Networkは現在、2024年第4四半期に予定されている$YELLOWトークンのローンチに向けて準備を進めているとのことです。

公式サイト：https://www.yellow.org/

X：https://x.com/Yellow

Docs：https://docs.yellow.org/

Medium：https://medium.com/yellow-blog

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Multicoinが主導するラウンドで、1000万ドルを調達。

Pipeは、トークンを使ってインターネットインフラをホストする人々にインセンティブを与える「コンテンツ配信ネットワーク」（CDN：content delivery network）です。Permissionless Labsによって構築されています。

多くのウェブサイトは、ホスティングサーバーからエンドユーザーまでの長距離移動中にコンテンツが遅延することを防ぐために、エンドユーザーが地理的に近いリレーサーバーのネットワークに依存しています。

CloudflareやAkamaiのような強力なインターネット企業が、現代のインターネットを普及させ、高速に保つCDNを運営しています。彼らのシステムはうまく機能していますが、Permissionless Labsは、インセンティブによって、一般の人々が自身のコンピューティングパワーを競争力のある代替手段に貸し出すことができるとしています。

分散型仮想インフラネットワーク（DeVIN）は、以前流行した分散型物理インフラネットワーク（DePIN）の進化形と見做されています。Heliumがトークンを使って人々にランダムな場所にWiFiルーターを設置するよう促したように、PipeのDeVINセットアップにも同じ基本的なトークノミクス原則を適用させようとしています。

公式サイト：https://pipe.network/

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RRE Ventures、Reciprocal Ventures、Paxos、Accomplice Blockchain、Hack VC、Solana Foundation、Aptosが参加するシードラウンドで、900万ドルを調達。

TrueXは、ノンカストディアルでステーブルコインネイティブな取引プラットフォームです。True Marketsによって開発されています。

TrueXはCoinbase、Circle、Goldman Sachsの元幹部であるVishal Gupta氏とPatrick McCreary氏によって設立されており、取引プラットフォームは、独自のマッチングエンジン、分離された執行とカストディのセキュリティ、そしてシームレスなステーブルコイン決済を特徴としています。

また、主要なブロックチェーンインフラと規制されたカストディサービスを提供するPaxosと提携し、PayPal USDをデフォルトの決済通貨として利用しています。これにより、顧客が期待するセキュリティと効率性を備えたシームレスなステーブルコイン決済が可能になります。

TrueXはローンチと同時に、市場参加者への報酬とインセンティブを提供することを目的とした流動性プログラムも開始しています。このプログラムはすべての機関投資家クライアントに開放されており、割引されたテイカー手数料と優先的なメイカー手数料を得ることができるようになっています。

公式サイト：https://www.truex.co/

X：https://x.com/truex_exchange

Coinbase Venturesが主導するラウンドで、500万ドルを調達。他には、MH Ventures、Manifold、Auros Global、DeFiance Capitalなどが参加。

Vanaは、ユーザーがReddit、LinkedIn、Xなどのソーシャルメディアプラットフォームのデータをプールし、AI研究者に販売することで収益化を可能にするDAO（分散型自律組織）ネットワークを構築しています。現在、Reddit DAOが完全に統合されており、将来的には十数個以上のDAOをサポートする予定です。

Vanaの共同創設者兼CEOであるAnna Kazlauskas氏によると、Redditで多くの「カルマ」を持つユーザーは、最大300ドルから400ドルを稼ぐことができるとのことです。また、約14万人のユーザーがすでにReddit DAOに参加しており、VanaのDAOネットワークを通じて、人々がAIモデルのステークホルダーになれるとしています。

AIモデルは、より効率的になるためにユーザーデータに依存しています。オンラインで入手可能な情報は多いものの、Gmail、X、Reddit、LinkedInのような安全なプラットフォームからの情報を活用することは、データが保護されているため、AI研究者にとってかなり価値があるとされています。

ブロックチェーン技術により、DAOはユーザープライバシー権を侵害することなくこのデータを使用でき、同時にユーザーに収益機会を提供します。Vanaは、この革新的なアプローチを通じて、ブロックチェーン技術と人工知能の融合を促進し、新たなデジタル経済を創造することを目指しています。

公式サイト：https://www.vana.org/

X：https://x.com/withvana

Discord：https://discord.com/invite/Wv2vtBazMR

Draper Associatesが主導するシードラウンドで、500万ドルを調達。他には、Skybridge、Penrose、SNZ、Mozaik、NGC、Foresight Ventures、Monke Ventures、DraperDragon、Block Patch、Trinitoなどが参加。

CUDISは、健康指標をモニタリングするウェアラブルリングを開発しており、ユーザーはSolanaブロックチェーンを介して自分の健康データにアクセスし、参加することで受動的な報酬を得ることができます。

リングにはAIコーチも搭載されており、ユーザーの生体データに基づいてパーソナライズされたウェルネスアドバイスを提供します。競合他社としてOura、Fitbit、Apple Watchなどが挙げられますが、ブロックチェーン技術の活用や報酬システムの点で差別化を図るものと見られます。

現在、CUDISの売上の約15%はEUおよび英国市場からのものですが、同社はこの地域での大幅な成長を見込んでいます。新たな資金と生産能力の拡大により、CUDISは欧州市場シェアを大幅に増加させることを見込んでおり、この成長を支援するために、11月にSuperteam UKおよびドイツと協力して欧州での製品発表イベントを開催する予定です。

今回調達された資金は、AIコーチとゲーミフィケーション機能の強化、分散型インフラの強化に使用されます。

公式サイト：https://www.cudis.xyz/

X：https://x.com/CudisWellness

Medium：https://medium.com/@CudisWellness

Discord：https://discord.com/invite/cudis

a16z Crypto Startup Accelerator（CSX）が参加するプレシードラウンドで、300万ドルを調達。

Magicblockは、Solana開発者にWeb2のようなパフォーマンスを提供し、Solana上で信頼性が高いゲームやアプリケーションの作成を可能にする「Ephemeral Rollups」技術を開発しています。

現在のオンチェーンアプリケーションは、パフォーマンスとスケーラビリティに課題を抱えています。イーサリアムのレイヤー2ソリューションは、流動性の断片化やコンポーザビリティの喪失により、断片化やユーザー体験の低下を招くことがあります。

しかし、MagicBlockのEphemeral Rollupsは、コプロセッサやSolanaの拡張機能のように機能します。Solana仮想マシン（SVM）は、ステートとロジックをネイティブに分離しているため、開発者はステートの一部のみをEphemeral Rollupセッションに移動し、コアプログラムはSolana上に保持することで、dAppsのためのマルチスレッド環境を効果的に作成できます。この設計により、Solanaとのシームレスなコンポーザビリティとリアルタイムのパフォーマンスが保証されるようになっています。

今回調達された資金は、チームの拡大、開発者へのアウトリーチ、技術開発の加速に使用されます。

公式サイト：https://www.magicblock.gg/

X：https://x.com/magicblock

Docs：https://docs.magicblock.gg/introduction

Linkedin：https://www.linkedin.com/company/magicblock/

Discord：https://discord.com/invite/MBkdC3gxcv

1confirmationが主導するプレシードラウンドラウンドで、300万ドルを調達。他には、Paper Ventures、Collider、Public Worksが参加。

Limitlessは予測市場プラットフォームであり、過去1週間で取引高は800%増加し、現在1日あたり20万ドル以上の取引を処理するなど大幅な成長を見せています。

予測市場は今年、米国大統領選挙の結果をめぐる数億ドルの取引が行われるなど、大きな盛り上がりを見せています。Limitlessコミュニティは、Telegramの創業者Pavel Durov氏の逮捕やブラジルのXの将来など、話題性のあるテーマを中心とした市場取引を楽しんでいます。これらの市場は、従来の予測市場よりもはるかに短い期間で決着するため、長期間資金を拘束したくないユーザーにとって魅力的なものとなっています。

Limitlessは、予測市場とSocialFiの交差点となっています。Limitlessでは、ユーザーは独自の市場を作成し、取引手数料を得ることができます。これにより、人気のある新しい市場カテゴリーが爆発的に増加することが期待されています。

今回調達された資金は、Limitlessプラットフォームの開発加速、および独自の分散型ソーシャルネットワークを含む新製品や機能の立ち上げに使用される予定です。

公式サイト：https://limitless.exchange/

X：https://x.com/trylimitless

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