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2024年12月22日-1月4日 資金調達を実施したPJ 12選

投稿日 2025年 01月 06日

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目次

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Fold


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ATW Partnersが主導するラウンドで、2000万ドルを調達。

ビットコイン金融サービスのパイオニア


Foldは、プリペイドデビットカードとアプリを通じて、日常の買い物でビットコイン報酬を獲得できる金融サービスプラットフォームです。

ユーザーは手数料ゼロでビットコインを購入し、請求書の支払いや、Amazon、Uber、Starbucksのようなトップ小売店での買い物を通して、ビットコインのキャッシュバック報酬を得ることが可能です。

今回の資金調達は、転換社債という形で行われましたが、その一部にはビットコインが裏付けとして用いられています。Foldが公開会社になってから3年後に満期を迎える予定であり、1株あたり11.50ドルの固定転換価格で普通株式に転換可能とのことです。

今回調達された資金は、イニシアチブの支援と製品開発の加速に使用されます。

公式サイト:https://foldapp.com/

X:https://x.com/fold_app

Avalon Labs


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Framework Venturesが主導するシリーズAラウンドで、1000万ドルを調達。他には、UXTO Management、Presto Labs、Kenetic Capitalが参加。

ビットコイン裏付けステーブルコインを発行


Avalon FinanceはMerlin Chain上に構築された分散型貸出プロトコルです。「過剰担保レンディング」、「デリバティブ取引」、「アルゴリズムステーブルコイン」の3つの主要コンポーネントで構成されています。

特に注目されているのが、ビットコイン裏付けステーブルコイン「USDa」の発行です。また、ステーブルコインにとどまらず、ビットコインに裏付けされた貸付、利回りを生み出す普通預金口座、クレジットカードも提供しています。

ユーザーは、BTCをUSDaで担保することで、8%の固定借入金利で活用することが可能です。

Avalon Financeは、12月初めには、7億ドルのTVLを達成しており、注目の高さを示しています。

公式サイト:https://www.avalonfinance.xyz/

X:https://x.com/avalonfinance_

Docs:https://docs.avalonfinance.xyz/

Trrue


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GEM Digitalが主導するラウンドで、1000万ドルを調達。

レイヤー1ブロックチェーンプラットフォーム


Trrueは、環境・社会・ガバナンス(ESG)のコンプライアンスと現実世界の資産のトークン化に焦点を当てたレイヤー1ブロックチェーンです。

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Trrueは、透明性、説明責任、持続可能な投資機会を促進するブロックチェーンエコシステムを構築することに専念しており、同社のユーティリティトークン$TRRUEがその中心に置かれています。

今回の資金調達を主導したGEMは、投資の見返りとしてTRRUEトークンを受け取ることが発表されており、調達資金はプラットフォーム開発に使用されます。

公式サイト:https://www.trrue.io/

X:https://x.com/trrueio

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/trrue/

Telegram:https://t.me/trrueio

Nodepay


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IDG CapitalがMythos主導するラウンドで、700万ドルを調達。他には、Elevate Ventures、IBCが参加。

リアルタイムデータインフラ


Nodepayは、未使用のインターネット帯域幅をAIトレーニング用のリアルタイムデータパイプラインに変換する分散型AIプラットフォームです。

Nodepayのインフラプラットフォームは、リアルタイムのデータ取得、Web3に焦点を当てた分散型回答エンジン、より正確なモデル出力のための強化学習、およびゲーム化された人間による検証を統合しています。これらのコンポーネントが組み合わさって、公正で協力的なAIエコシステムが構築されます。

Nodepayのネットワーク参加者は、余ったインターネット帯域幅を共有することで、正確でタイムリーな情報でAI推論を向上させるリアルタイムデータソースを作成することで報酬を得ることができます。これは、Retrieval Augmented Generation(RAG)と呼ばれるアプローチとして知られています。

公式サイト:https://www.nodepay.ai/

X:https://x.com/nodepay_ai

Discord:https://discord.com/invite/M5d3Hg8d9v

Telegram:https://t.me/+TOmtGZp6r3E4MGQ1

ChainOpera AI


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Finality Capital、Road Capital、IDG Capitalが主導するシードラウンドで、350万ドルを調達。他には、Camford VC、ABCDE Capital、Amber Group、Modular Capitalが参加。

レイヤー1とAIオペレーティングシステムを開発


ChainOpera AIは、分散型AIエージェントとアプリケーションの共同創造と共同所有のために設計されたブロックチェーンレイヤー1とAIオペレーティングシステムです。

ChainOpera AIは、AIの推論効率・スケーラビリティ・セキュリティのために最適化され、AIコインの発行を可能にしながら、AIエージェントを作成、展開、管理するためのプラットフォーム「Federated AI OS」を統合しています。

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Federated AI OSは、Launchpad、ChainOpera AI(CoAI)SDK、AI Agent Framework、AI Agent Template Marketplaceをシームレスに統合しています。この他にも、世界初の分散型機械学習プラットフォーム「Federated AI Platform」やAIターミナルモバイルアプリの開発も行なっています。

ChainOperaのエコシステムは健全な収益モデルを維持し、エンタープライズAIサービスから多額の経常収益を生み出しています。7,000人のAIモデル開発者が参加しており、毎日高いモデル推論が使用されています。さらに、Web3分野では、コミュニティのメンテナンス、プラットフォーム料金、AIモデルとエージェントサービスなどを通じて、収益が生み出されています。

公式サイト:https://chainopera.ai/

X:https://x.com/ChainOpera_AI

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/chainopera

Discord:https://discord.com/invite/cGUTfKmeeN

Telegram:https://t.me/ChainOpera

Accountable


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MitonCとZee Prime Capitalが主導するシードラウンドで、230万ドルを調達。

プライバシー重視の分散型データプラットフォーム


Accountableは、ゼロ知識証明のような高度な暗号技術を使用して、資産、負債、取引エクスポージャーのライブ検証を提供する、プライバシー重視の分散型データプラットフォームです。

ユーザーはカストディアル口座と取引所口座を接続して信用リスク・レポートを作成し、それを各自の裁量で貸し手と安全に共有することが可能です。

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Accountableは、借り手と貸し手がパーミッションレスなやり取りを続けられるように、暗号化を活用することを目指していますが、MakerDAOのような過剰担保のオンチェーンプラットフォームとは異なり、無担保の貸付エコシステムの構築を支援するとしています。

加えて、Accountableでは、オンチェーンの信用格付け機関であるCredoraのような既存のプロジェクトとは異なり、ユーザーはAPIキーやウォレットアドレスを共有する必要がないため、「静的な」測定が行われるとしており、これも他プロジェクトとの差別化につながっています。

公式サイト:https://www.accountable.capital/

X:https://x.com/AccountableData

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/accountablecapital/?viewAsMember=true

Swan Chain


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DWF Labs、Optimism Foundation、Promontory Technologiesが主導するラウンドで、200万ドルを調達。

AIの導入を加速するために設計された分散型インフラ


Swan Chainは、OPスタックのイーサリアム・レイヤー2技術を活用しており、Web3とAIを融合させ、ストレージ、コンピューティング、帯域幅、決済にわたる包括的なソリューションを提供しています。

SwanChainは、コミュニティ・データセンターのネットワーク全体で十分に利用されていないコンピューティング・パワーを活用することで、コンピューティング・コストを最大70%まで大幅に削減するとともに、コンピューティング資産の収益化を可能にします。

また、1月2日から「SwanFi」のローンチが予定されています。 SwanFiは、コンピューティングリソースと流動性をブリッジし、それらを流動的で収益化可能な資産に変えると同時に、参加者にステーキング報酬を提供するものです。

SwanFiでは、流動性ステーキングのための新しいトークン「fSwan」が導入されます。SWANトークンをステーキングすることで、fSwanを受け取ることができ、ステーキングを解除することなく柔軟性を得ることができます。

この他にも、SwanChainは分散型ストレージ、AI、ゼロ知識証明のためのマーケットプレイス、LagrangeDAOを介したAIモデルの効率的なデプロイメントなど様々なソリューションを開発しています。

公式サイト:https://swanchain.io/

X:https://x.com/swan_chain

Docs:https://docs.swanchain.io/core-concepts/core-concepts

Medium:https://swanchain.medium.com/

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/swancloud/?originalSubdomain=ca

Discord:https://discord.com/invite/swanchain

Github:https://github.com/filswan

Telegram:https://t.me/swan_chain

RuneMine


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個人投資家から、200万ドルを調達。

ビットコインブリッジングプロトコル


RuneMineは、Runesを導入し、ビットコインとSolanaやレイヤー2ネットワークなどの他のブロックチェーンエコシステムとの間の安全で効率的な相互運用性を可能にしています。

RuneMineを通じて、ユーザーはビットコインレイヤー1、Solana、ビットコインレイヤー2、および多くの一般的なブロックチェーンネットワークなどのエコシステム間でビットコインにリンクされた資産を転送でき、ビットコインメインネットでのトークン取引に関するUXの問題が解決されます。

相互運用性は、ビットコインの採用が加速するにつれて、ユーティリティとユーザーエクスペリエンスを向上させるために不可欠になりつつあります。RuneMineはこうした需要に応えるものであり、RuneMineの資金調達と開発は、複数のプラットフォームでビットコインの保有を最大化しようとしている小売および機関投資家のパートナー、開発者、およびユーザーに価値の高いソリューションを提供しようとするものです。

公式サイト:https://www.runemine.com/

X:https://x.com/minelabs_

Docs:https://runemine.gitbook.io/runemine

Discord:https://discord.com/invite/runemine

Telegram:https://t.me/runeminecommunity

DataDance


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Hash Globalが主導するラウンドで、資金調達。(額は不明)

消費者データ資産サービスに焦点を当てたレイヤー2ブロックチェーン


DataDanceはイーサリアムのレイヤー2ソリューションであり、プライバシーを確保しながらAIがユーザーデータを活用可能にしているだけでなく、消費者向けデータ資産サービス向けに設計されていることが特徴です。

また、企業や個人がデータ資産をトークン化し、オンチェーンで取引することを可能にしており、分散型のデータ資産サービスと取引プラットフォームの育成にも注力しています。

DataDanceのCEOであるGeoffrey Tong氏は、現在のデータ資産取引はインターネットの巨人によって独占されていると指摘し、その結果世界中でトラフィックコストが高くなっていると述べています。DataDanceは、こうした中央集権的な独占から、中央集権化と分散化の並行システムへの転換を目指しているとのことです。

公式サイト:https://datadance.co/

X:https://x.com/DataDanceChain

Docs:https://datadance.gitbook.io/ddc

Medium:https://datadance.medium.com/

Hyperfluid


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AnkaaとBlockBoosterが参加するラウンドで、資金調達。(額は不明)

Aptosブロックチェーン特化DEX


Hyperfluidは、Aptosブロックチェーン用にネイティブに設計されたオンチェーンハイブリッドオーダーブックと自動マーケットメイカー(AMM) DEXです。AMMの効率性とオーダーブック取引の柔軟性を組み合わせ、Aptos上でのシームレスな資産スワップと取引を可能にしています。

また、セントラルリミットオーダーブック(CLOB)による深い流動性の提供、スマートクロスレイヤールーティングによる最適な取引パスの自動的発見も行なっています。

今回の資金調達に参加したAnkaaは、Aptos、OKX Ventures、Alcoveによって立ち上げられたWeb3アクセラレーターです。 また、BlockBoosterは、OKX Venturesなどの大手団体が支援するアジアのWeb3ベンチャースタジオであり、HyperfluidはAptosエコシステムからの包括的な支援を得ていると言えるでしょう。

公式サイト:https://hyperfluid.xyz/

X:https://x.com/Hyperfluidxyz

Discord:https://discord.com/invite/hyperfluid

Haedal


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Hashed、Comma3 Ventures、OKX Ventures、Animoca Ventures、Sui Foundation、Cetus、Scallopなどが参加するシードラウンドで、資金調達。(額は不明)

Sui上のリキッドステーキングプロトコル


Haedalは、Suiブロックチェーン上のリキッドステーキングプロトコルであり、ユーザーはSUIトークンをステーキングし、haSUIトークンを受け取ることができます。

haSUIトークンには利回りがあり、Suiエコシステム内の様々なDeFi活動で利用することが可能です。これにより、ユーザーは流動性を維持しながらステーク報酬を得ることができます。また、HaedalのStakeNetは、ネットワーク全体のすべてのバリデーターに対して常に監視を行うことで、ユーザーにとって優れた利回りを提供するようになっています。

現在、HaedalのTVLは2億ドル近くあり、分散型取引所やDeFiプロトコルでは1億5,000万ドル以上の流動性が流通しています。

Haedalは今回の資金調達に続いて製品のアップグレードを続けており、今後数か月で多くの発表を準備しているとのことです。

公式サイト:https://www.haedal.xyz/

X:https://x.com/haedalprotocol

Medium:https://medium.com/@haedal

Discord:https://discord.com/invite/haedalprotocol

Arbelos Markets


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FalconXによるM&A。

クリプトデリバティブ市場に主要流動性を提供する取引会社


Arbelos Marketsは、デリバティブスタートアップであり、昨年5月、Dragonfly Capitalが主導する2800万ドルの資金調達を成功させるなど、大きな注目を集めていました。

Arbelos Marketsを買収したFalconXはデジタル資産のプライムブローカーであり、米商品先物取引委員会に登録されている仮想通貨デリバティブに焦点を当てたスワップディーラー「FalconX Bravo Inc.」を運営しています。今回の買収によりFalconXのデリバティブ事業の拡大が期待されています。

また、この買収の背景には、ドナルド・トランプ氏の大統領選の勝利があります。FalconXの最高経営責任者であるRaghu Yarlagadda氏は10月、デリバティブ分野において「統合の波」があると予想し、積極的に買収ターゲットを探すと述べていました。そうした中、トランプ氏が当選したことで、デジタル資産の合併が相次ぐと予測され、今回のArbelos Marketsの買収へとつながりました。

公式サイト:https://arbelos.xyz/

X:https://x.com/Arbelosxyz

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/arbelos-markets/

免責事項


・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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