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2025年4月13日-4月19日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2025年 04月 21日

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目次

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Auradine


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StepStone Groupが主導するシリーズC資金調達ラウンドで、1億5300万ドルを調達。他には、Maverick Silicon、Premji Invest、Samsung Catalyst Fund、Qualcomm Ventures、Mayfield、MARA Holdings、GSBackersなどが参加。

ブロックチェーンとAIインフラに注力


Auradineは、ブロックチェーンおよびAIインフラ向けにエネルギー効率の高いソリューションを提供するリーダー企業です。

同社の主要事業の詳細は以下の通りです。

  • ブロックチェーンインフラ:エネルギー効率に優れた最先端のTeraflux™ 3nm Bitcoinマイナーを開発・提供しています。これには高度な冷却ソリューションも含まれており、既に40以上の主要なBitcoinデータセンター運営者に導入されています。高性能かつエネルギー効率の高いソリューションへの強い需要を背景に、受注も急速に拡大しています。
  • AIインフラ:シリーズCのクローズと同時に、新事業グループ「AuraLinks AI」の設立を発表しました。この部門は、次世代AIデータセンターにおける帯域幅と冷却に関する喫緊の課題に対応するため、オープンスタンダードに基づいた高速・低遅延のネットワーキングソリューションに特化しています。

現在、ブロックチェーンとAIは急速に成長を遂げている分野であり、今回の大規模な資金調達は、Auradineがそれら分野に対して効果的なソリューションを提供していることの表れと言えるでしょう。

公式サイト:https://auradine.com/

X:https://x.com/Auradine_Inc

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/auradine/about/

ZenMEV


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VC VentureXが主導するラウンドで、1億4000万ドルを調達。

MEVおよびZenBotsアグリゲーターソリューションを提供


ZENMEVは、MEV(最大抽出可能価値)の捕捉と再分配を中心とした独自のビジネスモデルを構築するDeFiプロジェクトです。MEVとZenBotsアグリゲーター機能を統合し、複数のブロックチェーンネットワーク、DeFiプロトコル、分散型取引所(DEX)にわたる裁定取引、フロントランニング、バックランニングといった機会を最適化します。

特に、独自開発の「ZenBots Shield」エンジンは、MEVを単なる脅威ではなくユーザーにとっての収益機会として活用します。これにより、ステーキング参加者や流動性提供者は、複雑な設定を行うことなく、MEVに基づいた報酬を自動的に受け取ることが可能になります。

今回調達された資金は、グローバルなDeFi展開、流動性とMEVベース報酬の強化、ZenBots Shield技術の推進に活用されます。

公式サイト:https://zenmev.com/

X:https://x.com/zenmev

Medium:https://medium.com/@zenmev

Telegram:https://t.me/ZENMEV_Channel

ZND


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Rollman Management Digitalが主導するラウンドで、2000万ドルを調達。

デジタルファイナンスプラットフォーム


ZNDは、zondacryptoおよびICEOと共同で開発された規制されたデジタルファイナンスプラットフォームであり、デジタル資産の探索、収益、取引、および借入のためのオールインワンソリューションを提供しています。

ZNDプラットフォームは、パーソナライズされたインサイトを得るためのAI搭載アシスタントを備えており、暗号資産、株式、ETFなどの幅広い資産をサポートし、ステーキング、ファーミング、担保付きクレジットラインなどのサービスを提供します。

また、$ZNDトークンはエコシステムのバックボーンとして機能し、ユーザーは限定特典へのアクセスやロイヤルティプログラムへの参加、手数料の削減が可能となります。

今回調達された資金は、ZNDプラットフォームの技術開発と事業運営の継続的な発展を支援するために活用されます。

公式サイト:https://znd.co/#hero

X:https://x.com/ZND_co

Docs:https://gitbook.zndtoken.com/

Telegram:https://t.me/ZND_Official

Optimum


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1kxが主導するシードラウンドで、1100万ドルを調達。他には、Robot Ventures、Finality Capital、Spartan、CMT Digital、SNZ、Triton Capital、Big Brain、CMSなどが参加。

あらゆるブロックチェーンに対応する高性能メモリインフラ


Optimumは、ブロックチェーンにおけるデータの保存、アクセス、伝播の方法を、より速く、より安価にすることを目指しており、Web3のメモリレイヤーを構築しようとしています。これは現在のWeb3アーキテクチャは、専用のメモリレイヤーがないため非効率であり、スケーリングが困難であるという課題認識に基づいています。

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このイノベーションの中核となるのは、分散システム向けの分散符号化方式「Random Linear Network Coding(RLNC)」です。RLNCは、分散システムにおけるデータ伝播とストレージ効率を向上させることで、Optimumが目指すメモリレイヤーの実現を可能にします。

Optimumは現在プライベートテストネットを稼働させており、L1、L2、バリデーター、ノードオペレーターを招待し、分散型メモリレイヤーを実際に体験する機会を提供しています。

公式サイト:https://www.getoptimum.xyz/

X:https://x.com/get_optimum

Resolv


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CyberFundとMaven11が主導するシードラウンドで、1000万ドルを調達。他には、Coinbase Ventures、SCB Limited、Arrington Capital、Animoca Venturesなどが参加。

独自のステーブルコインプロトコル「Resolv」を開発


Resolv Labsは、異なるリスク許容度の投資家向けに設計された2種類のトークン(USR、RLP)を提供する、イールド(利回り)生成型ステーブルコインプロトコル「Resolv」を開発・運営しています。

デルタニュートラル戦略を採用することにより、Resolvは暗号市場のボラティリティをヘッジし、価格の安定と利回りの生成を目指しているだけでなく、リスクを実質的に2つのレイヤー(トランシェ)に分割している点が特徴です。

一つはステーブルコイン「USR」で、これは暗号資産市場から得られる安定した利回りを保有者に提供しつつ、急激な価格変動から保護されるように設計されています。もう一方は変動価格の「RLP」トークンで、これはプロトコルの保険レイヤーとして機能し、よりリスク許容度の高い投資家向けに設計されています。

今回調達された資金は、Resolvプロトコルのスケールアップに使用される予定です。

公式サイト:https://resolv.xyz/

X:https://x.com/ResolvLabs

Docs:https://docs.resolv.xyz/

Discord:https://discord.com/invite/resolv

Telegram:https://t.me/Resolv_Community

ORO AI


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a16z cryptoとDelphi Venturesが主導するシードラウンドで、600万ドルを調達。他には、Ocular、Orange DAO、NEAR Protocol、0G Labsなどが参加。

分散型AIプラットフォーム


ORO AIは、AI企業が直面している高品質なプライベートデータの不足という課題に取り組んでおり、個人が自身のプライベートデータを安全にAI開発へ提供し、その対価として公正な報酬を得ることを可能にする分散型プラットフォームを開発しています。

OROは、ユーザーが提供するデータの価値に対して公正な報酬(OROポイント、将来的なOROトークン)を提供します。これにより、個人は自身のデータを収益化でき、オンチェーンでの検証とスコアリングメカニズムを採用することで、報酬分配プロセスの透明性と公正性を担保します。

また、zkTLS暗号技術やTrusted Execution Environments(TEE)といった最先端のプライバシー保護技術を活用することで、ユーザーデータの安全性と匿名性を確保しています。これにより、生データそのものではなく、それによって改善されたAIモデルのみがセキュアな環境の外に出る仕組みとなっています。

公式サイト:https://www.getoro.xyz/

X:https://x.com/getoro_xyz

Blog:https://www.getoro.xyz/blog

Discord:https://discord.com/invite/joinoro

Telegram:https://t.me/official_oro

Neutrl


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Accompliceが主導するシードラウンドで、500万ドルを調達。他には、Amber Group、SCB Limited、Figment Capital、Nascentなどが参加。

ロックアップされたアルトコインの裁定取引戦略をトークン化へ


Neutrlは、これまで高度な専門知識を持つ投資家に限定されていたヘッジファンドの取引戦略を、「NUSD」という単一のトークンを通じて一般の投資家にも提供することを目指す、新しいDeFiプロトコルです。

NUSDは「合成ドル」トークンとして設計されており、そのリターンはOTC市場におけるロックアップされたアルトコインの割引取引を利用した裁定取引から生み出されます。

Neutrlの戦略は、プライベート市場で割引価格で提供されるロックアップ期間付きのアルトコイン(例えばSOLやAVAXなど)を購入し、同時にそのトークンの永久先物でショートポジションを建てる(デルタニュートラルヘッジ)です。この戦略により、リターンは市場価格の方向性ではなく、割引購入価格と市場価格との差(価格ギャップ)から得られます。

Neutrlは、ユーザーがこれらの取引を手動で管理する代わりに、NUSDトークンを保有するだけでこの戦略に参加できるようにし、より広範な投資家層にアクセスを開放します。Neutrl共同創設者のBehrin Naidoo氏によると、今後数年間でアルトコインのロック解除が相次ぐことから、ロックアップされたトークンの市場規模は約100億ドルに達すると推定しており、特に現在のDeFi市場全体の利回りが数年ぶりの低水準に落ち込んでいる中で、魅力的な利回り機会を提供できるとしています。

現在プロトコルは立ち上げ段階にあり、今後2年間で管理資産(AUM)を20億ドルまで成長させることを目標としているとのことです。

今回調達された資金は、

公式サイト:https://www.neutrl.fi/

X:https://x.com/neutrl_labs

Glider


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Andreessen Horowitz (a16z)が主導するシードラウンドで、400万ドルを調達。他には、Coinbase Ventures、Uniswap Ventures、GSRが参加。

ポートフォリオ管理のための分散型ノンカストディアルプラットフォーム


Gliderは、AIを活用して暗号資産の取引、スワップ、ポートフォリオ管理を自動化し、ユーザーが自身の資産を完全にコントロールできるノンカストディアルな投資プラットフォームです。

Gliderのプラットフォームは、AIを利用して暗号資産の取引やスワップといった活動を自動化します。共同創設者のBrian Huang氏によると、ユーザーはこのプラットフォームを活用し、ETFのような構造で複数のコインからなるポートフォリオを構築したり、特定のブロックチェーン上でトレンドとなっているトークンを保有したりするなど、自身の望む戦略に合わせて暗号資産投資を調整できます。

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他のデジタル投資プラットフォームとは異なり、Gliderはユーザーの資産を預かる(カストディする)ことは計画していません。ブロックチェーン技術を活用することで、ユーザーは常に自身の資産をコントロール下に置くことができます。

Gliderのプラットフォームは現在テスト段階にあり、今後数ヶ月以内のローンチを予定しています。

今回調達された資金は、チームの拡大とマーケティング戦略の展開に充てる予定です。

公式サイト:https://glider.fi/

X:https://x.com/glider_fi

Discord:https://discord.com/invite/sZwTzqG8DV

Telegram:https://t.me/gliderfi

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・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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