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2025年5月11日-5月17日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2025年 05月 21日

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目次

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Perpl


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Dragonfly CapitalとErgoniaが主導するラウンドで、925万ドルを調達。他には、Mirana、Hashkey、L1D、CMS、Breedなどが参加。

Monad上に構築された完全オンチェーンの永久先物取引所


Perplは、Monadブロックチェーン上に構築された、永久先物取引に特化した完全オンチェーン分散型取引所(DEX)です。

永久先物(Perps)は暗号資産取引の大部分を占めるほど人気がありますが、DEXはインフラの制約などから、中央集権型取引所(CEX)に市場シェアで後れを取っています。他のプロジェクトの中には、スループット向上のために独自のレイヤー1ブロックチェーンを立ち上げるものもありますが、その結果として流動性、構成可能性、分散性を犠牲にすることがあります。

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Perplは、高性能EVMブロックチェーンであるMonad上に構築することで、これらのトレードオフを回避し、ユーザーに以下のメリットを提供します。

  • 高性能CLOB(セントラルリミットオーダーブック):低いガス代と効果的なマーケットメイキングにより、スリッページを最小限に抑えます。
  • シームレスなUX:高速で信頼性が高く、決定論的なトランザクション体験を提供します。
  • 完全な自己管理:トレーダーは常に自身の資産をコントロール下に置くことができます。
  • 検閲耐性:地理的に分散した数百の独立したバリデーターによってネットワークが保護されます。

今回調達された資金は、コアチームの拡大、オンチェーンのトレーディングエンジンの構築、ユーザーインターフェースの開発、インフラテストに充てられます。

公式サイト:https://perpl.xyz/

X:https://x.com/perpltrade

Blog:https://blog.perpl.xyz/

Discord:https://discord.com/invite/6aNs4yFKac

KYD Labs


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a16z Cryptoが主導するラウンドで、710万ドルを調達。他には、Techstars、Finality Capital Partners、Ambush Capitalなどが参加。

Aptos上に構築されたWeb3チケットプラットフォーム


KYD Labsは、伝統的なチケッティング業界においてアーティストや会場が長年直面してきた、収益の損失や販売プロセスにおけるコントロールの欠如といった課題に対するソリューションを提供しようとしています。※「KYD」は「Keep Your Distribution」を意味しています。

Aptosブロックチェーンを活用するKYD Labsプラットフォームは、中間業者を排除することでダイレクト・トゥ・ファン(Direct-to-Fan)のチケット販売を実現し、コストを削減するとともに透明性を向上させます。

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また、同プラットフォームは、チケットの再販条件をアーティストや会場自身が設定できるリセールコントロール機能、ターゲットファン層へのリーチを拡大する自動マーケティングツール、ファンのエンゲージメントとリピート参加を促進するロイヤルティ報酬プログラムなど、一連の機能を提供しています。ファンにとっては、電話番号だけで迅速かつ簡単にチケットを購入できる利便性も特徴となっています。

将来的に、KYD Labsは2つの新しいプロトコルレイヤーの開発も計画しています。会場やツアーのための資金調達を目的とした「$KYDトークン」と、ファンロイヤルティをさらに強化するための「$TIXリワードトークン」です。

公式サイト:https://www.kydlabs.com/

X:https://x.com/KYDLabs

XP (Captain Labs)


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Blockchangeが主導するシードラウンドで、620万ドルを調達。他には、L1D、Reflexiveが参加。

チケット発行プラットフォーム


XPは、TicketMasterやSeatGeekといった既存の大手チケット販売・再販プラットフォームが抱える問題点に対処し、より透明でユーザーフレンドリーな体験を提供することを目指す新興のチケット再販取引所です。

同社は、Solanaブロックチェーンの技術を活用しており、チケットコードをNFTとして暗号化して管理しています。ユーザーは、オプションとして暗号資産ウォレットを接続し、USDCでチケット代金を支払うことも可能です。

XPの大きな特徴の一つは、価格表示の透明性です。デフォルトで総支払額(オールインプライス)を表示し、いわゆる「ジャンクフィー」(隠れた手数料)を排除しています。これは、最近米国バイデン政権によって施行されたチケットプラットフォームにおける隠れ手数料禁止のルールにも合致するものです。

創設者兼CEOのMike Saunders氏は、XPは単なるチケット販売プラットフォームに留まらず、将来的には「検証されたファンダム(熱心なファンであることの証明)」を活用して、XPコミュニティのメンバーに特別な報酬、壮大な体験、限定的な特典などを提供する計画があると述べています。また、ユーザーが自身のチケットを出品し再販できる機能も開発中であるとしています。

公式サイト:https://xp.xyz/

X:https://x.com/xpticket

Blog:https://xpblog.substack.com/

Turtle Club


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THEIAが主導するシードラウンドで、620万ドルを調達。他には、Susquehanna (SIG)、Laser Digital、Consensys、Seliniなどが参加。

オンチェーン流動性配布プロトコル


Turtle Clubは、ブロックチェーンやプロトコル間で流動性がますます断片化していく現状に対応するため、構造化され透明性の高い流動性配布メカニズムを提供することをミッションとして掲げており、流動性プロバイダー(LP)が複数の異なるプロトコルにわたって報酬を獲得できる仕組みを構築しています。

また、Turtle Clubはプロジェクトや配布パートナーがインセンティブを効果的に調整し、複数のチェーンにまたがる流動性コストの可視性を高めることを支援します。さらに、プロトコルのカテゴリごとにリスク調整済みのベンチマークを確立し、より持続可能なインセンティブモデルの設計をサポート。これにより、資本を提供する側は、透明性の高いメトリクスに基づいて戦略的に資本を展開することが可能になります。

今回調達された資金は、エンジニアリングチームの拡大、新しいプロトコルとの統合サポート、配布ネットワークの成長に使用される予定です。

公式サイト:https://turtle.club/

X:https://x.com/turtleclubhouse

Docs:https://docs.turtle.club/

Discord:https://discord.com/invite/WRY7C7TWn2

Nirvana Labs


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Crucible CapitalとJump Cryptoが主導するシードラウンドで、600万ドルを調達。他には、RW3 Ventures、Castle Island Ventures、Hash3が参加。

Web3に特化した高性能クラウドプロバイダー


Nirvana Labsは、高性能なブロックチェーンインフラで開発者や企業を支援するWeb3インフラストラクチャプロバイダーです。

同社は、最も要求の厳しいブロックチェーンのワークロードに対応するため、ベアメタルサーバーの速度、専用インフラ、最適化されたストレージを提供することに注力しています。また、暗号資産に最適化されたハードウェア、カスタムネットワーキング、高速ストレージを組み合わせた独自のクラウドスタックを開発しています。

Nirvana Labsのソリューションによって、Web3プロジェクトのクラウドインフラ費用は65%以上削減されるとのことであり、特に、データ転送費用(Egressコスト)は主要なクラウドプロバイダーと比較して90%安価であると報告されています。

今回調達された資金は、最先端のチップセット、NVMeストレージ容量、および次世代ネットワーキング技術の拡張に使用される予定です。

公式サイト:https://nirvanalabs.io/

X:https://x.com/nirvanalabsai

Docs:https://docs.nirvanalabs.io/

Blog:https://nirvanalabs.io/blog

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/nirvana-labs-ai

TrendX


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Animoca BrandsとCream Labsが参加するラウンドで、520万ドルを調達。

オンチェーン資産取引プラットフォーム


TrendXは、トレンドを追跡し、インテリジェントな取引を促進するために設計されたAI搭載のWeb3プラットフォームです。

DEX取引やオンチェーン分析から、KOLインサイト、スマートマネーシグナル、カスタムストラテジートリガーまで幅広い領域に対応していることが特徴となっています。

TrendXはこれまでにAI、DePIN、DeFi、その他のフロンティアセクターの14の主要機関から支援を受けており、今回の調達額も含めて合計1120万ドルを集めています。

今回調達された資金は、製品のイノベーションとグローバル展開の加速に使用されます。

公式サイト:https://www.trendx.tech/ja

X:https://x.com/TrendX_official

Discord:https://discord.com/invite/NEmEyrWfjV

Github:https://github.com/vedao-eco

Telegram:https://t.me/+Qr_UNk7UbRswMWZl

XSY


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Protagonist VenturesとBorderless Capitalが主導するシリーズAラウンドで、500万ドルを調達。他には、Paper Ventures、Chainview Capital、Blizzard the Avalanche Fund、Sonic Boom Venturesなどが参加。

Avalanche上のDeFi資本管理プラットフォーム


XSYは、Avalancheブロックチェーン上で稼働し、デジタル合成ドル「Unity ($UTY)」を提供するDeFi資本管理プラットフォームです。

Unityは、AVAXのロングスポット保有と、AVAXのショートパーペチュアル先物を組み合わせることで構築されており、これによりAVAX保有者は既存のAVAXへのエクスポージャーを維持しながら、持続可能な利回りへアクセスすることが可能になります。

また、XSYプラットフォームでは、利回りを自動計算するyUTYと、XSYトークンと交換可能なガバナンス・ポイントを付与するxUTYの2つのVaultオプションが提供されています。

公式サイト:https://xsy.fi/

X:https://x.com/xsy_fi

Docs:https://xsy-1.gitbook.io/xsy-main

DoubleUp


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Karatageが主導するラウンドで、400万ドルを調達。他にはMysten Labs、Selini Capital、EBlock Capital、Comma3 Ventures、Four Pillars、Alpha DAOなどが参加。

分散型カジノプラットフォーム


DoubleUpは、オンラインギャンブル業界における主要な懸念事項である信頼性の問題に対処するため、Suiブロックチェーンを活用した分散型カジノの開発を進めています。

DoubleUpプラットフォームは、スマートコントラクトとブロックチェーン技術を駆使することで、全てのゲーム結果が改ざん不可能であり、かつプレイヤーによって検証可能であることを保証しています。

DoubleUpは、コインフリップやその他の運ベースのオプションを含む、様々な種類のゲームを提供しており、Suiの高いスループット(処理能力)と低いレイテンシ(遅延)を活用しスムーズでシームレスなゲーミング体験を実現しようとしています。

今回調達された資金は、チームの拡大、プラットフォーム上で提供されるゲーム種類のさらなる開発、ターゲットを絞ったマーケティングキャンペーンの実施に充てられます。

公式サイト:https://www.doubleup.fun/

X:https://x.com/doubleup_app

Telegram:https://t.me/doubleupofficial

免責事項


・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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Turtle Clubは、ウォレットのインタラクションを追跡し、パートナープロトコルを通じて報酬を分配することで、流動性の提供、スワップ、ステーキング、紹介など、ユーザーのオンチェーン活動を収益化するWeb3配信プロトコルです。

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