投稿日 2025年 05月 28日
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Goodwater Capitalが主導するラウンドで、4100万ドルを調達。
Slashは、オンラインビジネス向けに構築されたネオバンキングプラットフォームであり、既存の銀行や多くのフィンテック企業が提供する「ワンサイズ・フィットオール(画一的)」なビジネスバンキングモデルに対し、各業界特有の金融ニーズに応える「バーティカルアプローチ」を採用しています。
同社は当初スニーカーリセラー向けにサービスを提供していましたが、主要市場の縮小を受けて事業をピボットしました。現在では、eコマース企業向け広告運用を行うマーケティング専門業者や、法定通貨と暗号資産の取り扱いが必要な暗号資産業界など、新たな分野へサービスを拡大しています。
Slashのプラットフォームは、当座預金口座、物理的および仮想法人カード、電信送金およびACH支払い、主要な会計プラットフォーム(Quickbooks、NetSuite、Xero、Zohoなど)との統合、複数ユーザー対応といった機能を提供し、企業が財務を効率的に管理できるよう支援しています。
公式サイト:https://www.slash.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/joinslash
a16z Cryptoが主導するラウンドで、1800万ドルを調達。他には、Breyer Capital、Circle Ventures、Coinbase Venturesが参加。
Catena Labsは、AIエージェントが経済取引の大部分を担う未来を見据え、AIによって運営され、AIエージェントと人間のコーディネーターのために構築される完全に規制された金融機関の実現を目指しています。
CEOであるSean Neville氏(USDC発行企業Circleの共同創設者)は、従来の金融システムがAI技術の進展に対応できておらずAIエージェント経済の成長を妨げているとし、Catena Labsはこの課題に対するソリューションとなっています。
同社はステーブルコイン(USDCなど)を「AIネイティブマネー」と位置づけ、これらを活用することでAIエージェントがその能力を最大限に発揮できるとしています。
この構想の一環としてCatena Labsは、「Agent Commerce Kit (ACK)」という検証可能なエージェントIDのためのオープンソースのコンポーネントおよび新しいプロトコルのセットを公開しており、これを初期の構成要素として利用すると発表しました。
AIとステーブルコインの両方の領域へ関心が集まる中、Catena Labsは先駆的な金融機関となれるかに関心が集まっています。
公式サイト:https://catenalabs.com/
Draper Associates、Borderless Capital、ego death、Kingsway Capitalが参加するラウンドで、1790万ドルを調達。
Roxom Globalは、ビットコイン(BTC)建ての証券取引所と、ビットコインに特化した24時間年中無休のメディアネットワークであるRoxomTVの構築を進めているプロジェクトです。
Roxom Globalが構築中のビットコイン建て取引所では、先物、現物市場、そしてBTCで価格設定および決済される合成商品が提供される予定です。この取引所は、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部、中東の市場に焦点を当てており、現時点では米国でのサービス提供は行っていません。
メディアネットワークであるRoxomTVは、MicroStrategy社や日本企業の株式会社メタプラネットのモデルに倣い、その準備金の100%をビットコインで保有することを特徴としています。RoxomTVは現在84.72 BTCを保有しており、そのうち52.65 BTCは今回の資金調達ラウンドで得た資金を使用し、1コインあたり平均約76,300ドルの価格で購入されました。Roxom Globalは、今後数週間以内にさらに30 BTCを購入する計画とのことです。
RoxomTVは現在、X、Rumble、Twitch、Kick、Dliveといったストリーミングプラットフォームで放送されており、将来的にはLinkedIn Live、Facebook Live、TikTok、Instagramへの拡大も計画しているとのことです。
公式サイト:https://roxom.com/
Hack VCとArrington Capitalが主導するシリーズAラウンドで、600万ドルを調達。他には、Delphi Ventures、Proof Group、SIG、Caladan Group、Amber Group、CMS Holdingsなどが参加。
Hyperdriveは、Hyperliquidブロックチェーン上で稼働する主要なステーブルコイン・マネーマーケットとなることを目指しています。
HyperdriveはHyperliquidの堅牢なインフラと成長性を活用し、プラットフォームの「イールドハブ」及びHyperCoreエコシステム全体の流動性向上のための基盤レイヤーとして機能します。ユーザーは以下の機能を利用できます。
Hyperdriveのローンチは27日に予定されています。
公式サイト:https://hyperdrive.fi/
X:https://x.com/hyperdrivedefi
Discord:https://discord.com/invite/GPmdpqBEnA
Telegram:https://t.me/HyperdriveChat
1kxとMakers Fundが主導するラウンドで、500万ドルを調達。他には、RockawayXなどが参加。
VOYA Gamesはベルリンを拠点とするWeb3ゲームスタジオであり、Web3ゲーム「Craft World」を開発しています。
Craft Worldは、隕石の衝突によって人類が滅亡した後、プレイヤーが友好的な恐竜たちと協力して文明を再建していくという設定のカジュアルな資源管理ゲームです。現在はテストネット版としてiOS、Android、およびウェブブラウザで基本無料でプレイ可能となっています。
既にテストネット期間中に大きな成果を上げており、登録プレイヤー数は24万人以上、月間アクティブユーザー数は5万人に達しています。また、オンチェーンでの取引は累計110万件を記録しています。
Craft Worldは2025年夏にテスト段階を終了し正式ローンチされる予定です。また、将来的には、ユーティリティトークン「Dyno Coin」によって統一される、Voya Gamesのより広範なエコシステムの基盤となることが計画されています。
公式サイト:https://www.voya.games/
Discord:https://discord.com/invite/AngryDynomites
Bloccelerate、Animoca Ventures、CMS Holdings、UTXO、Maelstromなどが参加するシードラウンドで410万ドルを調達。
RoverはBotanix上で、ビットコイン保有者に主要なリキッドステーキングソリューションを提供することを目指しています。Botanixはビットコイン向けのリキッドステーキングプロトコルであり、初の完全分散型ビットコインベースブロックチェーンとして知られています。
Roverでは、ユーザーは自身のビットコインをステーキングすることで、プロトコルのリキッドステーキングトークンである「rovBTC」を受け取ることができます。rovBTCを保有することにより、ユーザーは利回りを得ることが可能です。さらに、rovBTC保有者は、BotanixのDeFiエコシステム内で、取引、貸付、または担保としての利用といった様々なDeFi活動に参加できるようになります。
Roverは近日中にメインネットでのローンチを予定しており、ここ数ヶ月でChainlink、Dolomite、Vertex、Kilnなどとののパートナーシップを強化しています。
公式サイト:https://testnet.roverstaking.com/
Discord:https://discord.com/invite/roverstaking
Telegram:https://t.me/roverstaking
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