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2025年7月20日-7月26日 資金調達を実施したPJ 8選

投稿日 2025年 07月 30日

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目次

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Courtyard


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Forerunner Venturesが主導するシリーズAラウンドで、3000万ドルを調達。他には、NEA、Y Combinatorなども参加。

流動性提供に特化したマーケットプレイス


Courtyardは、ニューヨークを拠点とするコレクティブルのマーケットプレイスで、物理的なトレーディングカードやコミックブックの市場に革新をもたらしています。

同社のプラットフォームはNFT技術を活用して物理資産の所有権をデジタルで表現し、コレクティブル市場の流動性を高めることに焦点を当てています。

Courtyardでは仮想の自動販売機を通じて「ミステリーパック」を販売しています。ユーザーは固定価格(カードは$25~100、コミックは200)を支払うことで、厳選された在庫からランダムに選ばれたアイテムを受け取ります。

購入前には確率が明示され透明性が確保されています。また、満足できなかった購入者には90%での買い戻しを保証し、手数料無料の再販マーケットプレイスを提供することで従来の市場の大きな課題であった流動性の低さを解決しています。

ユーザーはブロックチェーン技術を直接意識する必要はありませんが、プラットフォームの裏側ではNFTが活用されており物理的なコレクティブルの安全な所有権と保管が保証されています。

今回調達された資金は、近日中に予定されているモバイルアプリのリリースや、さらなる事業拡大に充てられるとのことです。

公式サイト:https://courtyard.io/

X:https://x.com/courtyard_io

Docs:https://docs.courtyard.io/courtyard/

Medium:https://blog.courtyard.io/

Discord:https://discord.com/invite/courtyard-io

Bitzero


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投資家非公開の資金調達ラウンドで、2500万ドルを調達。

暗号資産マイニング事業を展開


Bitzeroは暗号資産マイニング事業を実施しており、水力発電や低炭素エネルギー源を活用し、持続可能な方法でハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とブロックチェーンのワークロードをサポートしています。

バンクーバーに本社を置くBitzeroは北米とヨーロッパで施設を運営しており、先月にはノースダコタ州、ノルウェー、フィンランドにおける4つの施設の開発を発表しました。

調達した資金の一部は、2,900台のBitmain S21 Proマイナーの購入に充てられます。この高効率なハードウェアの導入は4~6ヶ月以内に完了する予定です。これにより年間収益が推定1000万ドル増加し、市場をリードする同社の損益分岐点をさらに引き下げることが見込まれています。

公式サイト:https://bitzero.com/

X:https://x.com/bitzerodotcom

xTAO


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DCG、Animoca Brands、Arca、Borderless Capital、FalconXが参加する資金調達で、2280万ドルを調達。

分散型AIネットワーク「Bittensor」に特化


xTAOは、分散型AIネットワークであるBittensorのエコシステム発展に貢献することを目的とした公開企業です。

同社は7月23日、カナダのTSXベンチャー取引所(TSXV)にティッカーシンボル「XTAO.U」で普通株式を上場しました。

xTAOの主な目的はデータ、計算能力、機械学習モデルなど、Bittensor上で価値ある製品開発を促進することです。その一環として、同社はバリデーターを運営しネットワーク上で生み出されるプロダクトの品質を検証するとともに、それらを消費者や企業に結びつける役割を担います。

Bittensorはオープンかつパーミッションレスな形でAIの開発を調整するよう設計されており、ユーザーはAIシステムの改善に貢献することで、その有用性に応じてネイティブトークンである$TAOを獲得できます。

公式サイト:https://www.xtao.co/

X:https://x.com/xtaohq

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/xtao

Poseidon


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a16z cryptoが主導するシードラウンドで、1500万ドルを調達。

StoryによってインキュベートされるIPインフラ


Poseidonは、次世代AI開発における最大のボトルネックである「データ不足」を解決するために構築されたAIデータのためのインフラストラクチャレイヤーです。既存のWebスクレイピングデータでは訓練が難しいロボットや自律走行車などの物理AIシステム向けに、高品質な実世界データを供給することを目指しています。

このプロジェクトはIPプロトコル「Story」上で構築・インキュベートされました。Poseidonの最大の特徴は、収集されるすべてのデータがStoryのブロックチェーン上でIP資産として登録される点です。これによりデータの出所、ライセンス条項、管理履歴が不変の記録として保証され、エンタープライズAI導入におけるIPの安全性の懸念に対応します。

Poseidonはデータの収集、キュレーション、ラベリングからIP登録まで、AIデータのライフサイクル全体をカバーするソリューションを提供します。

  • 収集:スマートフォンSDKやDePINアプリを活用し、分散型のデータ収集を容易にします。
  • キュレーションとラベリング:MLパイプラインがデータの標準化や品質評価を行い、基盤モデルを活用してラベリングを自動化します。
  • IP登録:すべてのデータセットがStory上のIP資産として登録され、完全なトレーサビリティを確保します。

プロジェクトの最初の焦点はロボット工学の学習データ、特に一人称視点(POV)のデータです。将来的には音声、生体認証、ヘルスケアデータなどへの拡大も計画されています。

公式サイト:https://psdn.ai/

X:https://x.com/psdnai

DSRV


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Intervest、SK Securitiesが参加したシリーズBラウンドで、約1160万ドルを調達。

ブロックチェーンインフラ


DSRVはブロックチェーン技術を通じて次世代の金融インフラを構築する、世界有数のインフラ企業です。

同社はステーキング分野で世界トップ10のバリデーターとして認められており、70以上の主要ブロックチェーンネットワークをサポートし、30億ドル以上のデジタル資産を管理しています。

今回調達された資金は ステーブルコインソリューション、グローバル決済インフラといった新規事業、米国、日本、アフリカなどの主要市場への進出強化、RPCサービス「All That Node」、マルチチェーンウォレット「WELLDONE Wallet」の強化などに使用されます。

公式サイト:https://dsrv.com/

X:https://x.com/dsrvlabs

Gaia


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ByteTrade、SIG Capital、Mirana、Mantleが主導するシリーズAラウンドで、1000万ドルを調達。他には、EVM Capital、Taisu Ventures、NGC Ventures、Outlier Ventures、Consensysなどが参加。

分散型コンピューティングAIインフラ


Gaia Labsは中央集権的なAIプラットフォームとは対照的に、独立して運営されるノードのオープンなメッシュ上で実行されるインフラを開発しています。

同社の分散型AIインフラは、すでに70万以上のアクティブノードをサポートし、これまでに17兆回以上の推論(Inference)を生成しています。また、100万以上のウォレットに支えられネットワークは数千のApp-Chainドメインに及んでいます。

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特に注目されるのが、Gaiaの分散型AIをネイティブで実行する消費者向けスマートフォン「Gaia AI Phone」の開発です。Galaxy S25 Edgeのハードウェアをベースに構築され、ユーザーのデータがデバイス上に留まるローカル推論を可能にします。限定リリースは年内に予定されています。

今回調達された資金は、モバイルAI、インフラ拡張、オープンAIツールキットに充てられます。

公式サイト:https://www.gaianet.ai/

X:https://x.com/Gaianet_AI

Docs:https://docs.gaianet.ai/intro/

Medium:https://medium.com/@Gaianet.ai

Discord:https://discord.com/invite/gaianet-ai

Telegram:https://t.me/Gaianet_AI

Freename


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Entrée Capitalが主導するシリーズAラウンドで、650万ドルを調達。Polymorphic Capital、Sparkle Ventures、Blockchain Founders Fund、Golden Record Venturesなどが参加。

ドメインレジストラ


Freenameは従来のDNSインフラとWeb3の機能を融合させ、Web2とWeb3のオンライン世界を繋ぐドメインレジストラです。ウォレットアドレスがWebサイトや各種サービス、デジタルアイデンティティとネイティブに連携できる統一されたインターネットの基盤を構築しています。

Freenameの技術により、ユーザーや企業は独自のトップレベルドメイン(TLD)を作成・収益化し新たな収益源を確保できます。また、同社の独自DNS技術はChromeやSafariといった標準的なブラウザからのアクセスを可能にしながら、Polygon、Solana、Base、BNB Chainなどの主要なブロックチェーンネットワーク間での互換性を保証します。

同社の主なイノベーションには、衝突管理システム、オンチェーンDNS、ICANNライセンスが含まれます。

今回調達された資金は、製品革新の推進、グローバルな事業展開の拡大、そしてWeb2とWeb3のデジタルアイデンティティエコシステムのさらなる統合に充てられます。

公式サイト:https://freename.com/home/

X:https://x.com/freenamecom

Blog:https://freename.com/blog

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/freename/

Questflow


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CyberFundが主導するシードラウンドで、650万ドルを調達。他には、Delphi Labs、HashKey Capital、Animoca Brandsなどが参加。

分散・自律型AIエージェントネットワーク


Questflowはオンチェーンのインセンティブによって駆動する自律型AIエージェントが、様々なアプリケーションやブロックチェーン環境を横断してシームレスに連携し、タスクを完了させるための基盤インフラを構築しています。

これにより、「あらゆるワークフローのためのAIエージェント経済」の確立を目指します。

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同社のコア製品には自律型AIエージェント群がオンチェーンで協調作業を行うための統一プロトコル「Multi-agent Orchestration Protocol (MAOP)」や、ユーザーの多様なアプリケーションに接続してタスクを自動化するAIエージェント「Tars 2.0」などがあります。

Questflowの技術はソーシャルメディア管理を自動化する「Twitter Engagement Swarm」や、暗号資産のモニタリングを行う「Crypto Token Signal Swarm」など、マーケティングから金融、リサーチに至るまで様々な業界のワークフローを革新する可能性を秘めています。

公式サイト:https://questflow.ai/

X:https://x.com/questflow

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