投稿日 2025年 12月 27日

目次


United Century United Holdingsが主導するラウンドで、5000万ドルを調達。他には、M2M Capital、Vertex Capital、Alpha Capitalなどが参加。
MetYaは従来の金融とAIやブロックチェーン、分散型資産管理といった新技術を融合させるグローバル資産サービスプラットフォームです。デジタル金融サービスやトークン化資産プラットフォームが台頭する中でその地位を確立しています。
また、ユーザーに資産管理に関する鋭い洞察を提供するための「AI主導の投資ツール」のアップグレードやユーザーやパートナーがより多くの資産タイプへ容易にアクセスし、国境を越えてスムーズに取引できるようにするための「グローバルな流動性接続」の構築も進めています。
MetYaのプラットフォームはDeFi技術、ソーシャル機能、AI分析を統合しており、ポートフォリオの状況や市場動向を把握するAI投資インサイト、金融活動とコミュニティ交流を一箇所にまとめたソーシャルツール、そしてクロスボーダー送金やトークン化資産のための決済・清算システムなどを提供しています。
今回調達した資金はグローバルな資産サービスの拡大、プロダクトの改善、およびプラットフォーム全体の技術強化に充てられます。具体的には、クロスボーダー(国境間)の金融取引を円滑にするためのソーシャル機能と決済統合の強化に注力するとしています。
公式サイト:https://metya.com/
Telegram:https://t.me/metya_official

BBVAが主導するシリーズAラウンドで、3000万ドルを調達。他には、XDC Network、theDOCKなどが参加。
Oleaは世界の流動性と貿易およびサプライチェーンの機会を接続するデジタルインフラストラクチャプラットフォームです。シンガポール金融管理局(MAS)からキャピタル・マーケット・サービス(CMS)ライセンスを取得しており、機関投資家レベルのガバナンスと堅牢なリスク管理を基盤としている点が特徴です。
Oleaは2022年のローンチ以来、急速に実績を積み上げています。これまでに30以上の機関投資家と提携し、世界70以上の貿易回廊において1,000を超えるサプライヤーおよびバイヤーのクライアントに対し累計30億ドル以上の資金調達を支援してきました。

BBVAがリード投資家として参加したことで、今後はヨーロッパ、米国、ラテンアメリカ、アジアといった新たな市場への拡大を加速させます。BBVAとOleaはデジタルサプライチェーンソリューションとリスク分析において共同でイノベーションを推進するとしています。
今回の調達資金はAI主導の分析技術やWeb3への対応(トークン化やステーブルコインを活用した貿易フローのサポートなど)の加速に充てられます。特にレイヤー1ブロックチェーンであるXDC Networkとの連携によりデジタル資産領域での取り組みを強化する方針です。
公式サイト:https://olea.net/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/olea-global/

Polychain Capitalが主導するシリーズBラウンドで、1300万ドルを調達。
DAWNは個人や組織がワイヤレスブロードバンドインフラを所有し、収益化することを可能にする分散型プロトコルです。ニューヨークを拠点としSolanaブロックチェーン上に構築されています。
従来の集中型プロバイダーによる所有構造を回避し、インフラの所有権をネットワークのエッジ(ユーザー)に分散させる「分散型物理インフラネットワーク(DePIN)」のアプローチを採用しています。
DAWNは現在米国内で400万世帯以上にリーチしており、初期の国際展開として光ファイバーの敷設が遅れているガーナのアクラにて十分なサービスを受けていない地域を対象とした展開を開始しています。
DAWNのシステムでは個人や組織がワイヤレスノードを展開し、ネットワークホストとして機能します。ホストはインターネットアクセスを提供することでカバレッジの質や需要に基づいた報酬を獲得できます。
またプロジェクトは消費者向けハードウェアとして「Black Box」デバイスを導入しています。これはルーターと分散型インフラノードの機能を兼ね備えており、複数のブロックチェーンエコシステムをサポートしています。ユーザーはこのデバイスを通じてブロードバンド配信に直接参加し、報酬を得ることが可能です。
今回の資金調達はHeliumなどのプロジェクトと同様に、現実世界の通信インフラサービスに分散化を取り入れるDePIN分野への投資家の高い関心を裏付けています。
公式サイト:https://www.dawninternet.com/

Polychain Capitalが主導するラウンドで、1200万ドルを調達。他には、Stake Capital、BlueYard Capital、SIG DT、Amber Groupなどの著名なETH投資家が参加。
ETHGasはイーサリアムの「ブロックスペース」をプログラム可能な実際の金融市場へと転換することを目指すプロジェクトです。すべてのトランザクションを即時かつ不可視にし、予算管理可能なものにすることに焦点を当てています。
ETHGasは資金調達に合わせて、バリデータ、ビルダー、ネットワーク参加者から8億ドルのコミットメントを得て「ブロックスペース市場」をデビューさせました。これによりブロックスペースは流動性のある取引可能な資産となり、機関投資家やアプリケーションはブロックスペースの購入、先渡し(フォワード)、ヘッジ、および正確な割り当てが可能になります。

特に注目すべきは「事前確認(Pre-confirmations)」機能です。これにより参加者は定義された時点でのトランザクション実行を確保でき、10,000 TPS(秒間トランザクション数)を超える決済能力を実現します。
また資金の一部は「Open Gas Initiative(OGI)」の拡大にも充てられます。OGIはガス代を排除するための業界全体の取り組みであり、ether.fiやEigenLayerなどのプロトコルがユーザーのガス代をスポンサー(肩代わり)することを可能にします。これによりガス代はユーザーにとっての「摩擦」から、アプリケーションにとっての「獲得・維持ツール」へと変わります。
ETHGasはかつてインターネット初期に帯域幅やストレージが取引可能なリソースになったようにブロックスペースを「戦略的コモディティ」として確立し、次世代のリアルタイムでガスレスなイーサリアムアプリケーションの基盤となることを目指しています。
公式サイト:https://www.ethgas.com/
X:https://x.com/ETHGASofficial

Foundation Capitalが主導するシリーズAラウンドで、1000万ドルを調達。他には、Coinbase Ventures、Scribble Ventures、Launchpad Capitalなどが参加。
YO Protocolは複数のDeFiプロトコル間で資本を自動的にリバランスし、リスクを考慮しながら収益を最大化する分散型プラットフォームです。サンフランシスコを拠点とするYO Labsによって開発されています。
YO Protocolの最大の特徴は、単なる表面的な高利回りではなく「リスク調整後利回り(Risk Adjusted Yield)」を重視している点です。同チームが開発したExponential.fiのリスクスコアを活用し、プロトコルの運用期間やコード監査履歴など何千ものリスク要因に基づいてデフォルト確率を計算し最適な運用先を動的に決定します。
またクロスチェーン運用に伴うセキュリティ上の脆弱性(特にブリッジリスク)を軽減するため、「大使館(embassies)」と呼ばれる独自のアーキテクチャを採用しています。これは資金を頻繁にチェーン間で移動させるのではなく、各ブロックチェーン上にネイティブ資産を保持する独立したボールトを設置する仕組みです。これによりブリッジへの依存を最小限に抑え、安全性を高めています。
さらに「DeFi Graph」と呼ばれるシステムを用いて市場の依存関係を最大5段階の深さまで監視しています。これにより関連する資産やプロトコルに破綻の兆候が見られた際(いわゆるハルマゲドン・シナリオ)に自動的に資金を引き上げる防御機能も備えています。
今回の調達資金は対応するブロックチェーンの拡大およびインフラの改善に充てられます。
公式サイト:https://www.yo.xyz/

Tetherが主導するラウンドで、800万ドルを調達。
Speedはビットコインのライトニングネットワークとステーブルコインを活用し、即時かつグローバルな決済レールを構築している決済インフラ企業です。
Speedは消費者、クリエイター、プラットフォーム、および企業加盟店を対象に年間15億ドル以上の決済処理を行っています。同社の製品である「Speed Wallet」と「Speed Merchant」は現在120万のユーザーと企業に利用されており、BTCおよびUSDTによる即時決済や企業統合のための高信頼性なグローバルルーティングを提供しています。
Speedのアーキテクチャは、ライトニングネットワークの「スピード」とステーブルコインの「価格安定性」を統合している点が特徴です。これにより国境を越えた取引、クリエイターへの報酬支払い、加盟店決済などにおける摩擦を軽減し、大規模かつ低手数料での資金移動を実現しています。
公式サイト:https://www.speed.app/
Telegram:https://t.me/speedhelp

Bitrise Capital、CatcherVC、Cryptomeria Capital、Generative Venturesなどが参加するラウンドで、500万ドルを調達。
HolmesAIは「AI + デジタルアバター」セクターに特化したAIエージェントプラットフォームです。独自のペルソナシステムを使用して、ユーザー自身に限りなく近いAIエージェントを作成することを目指しています。
HolmesAIの最大の特徴は汎用的なAIとは異なり、個々のユーザーの口調、知識、意思決定ロジックを深く複製できる点にあります。これにより「あなたのように考え、あなたのように行動する」能力を実現しデジタル世界におけるユーザーの分身(アバター)として機能します。
プラットフォームは急成長を続けており、現在までに登録ユーザー数は100万人を突破しました。これまでに作成されたペルソナ(パーソナライズされた知識ベース)は156万以上、インタラクションデータは3,636万件を超えておりこの膨大なデータがペルソナの進化を支えています。
またAIのコアエンジンを現在のソーシャル用途から、トレーディングや予測市場へと拡大する計画です。これによりアバターがユーザーに代わって投資判断を行ったり、利益を創出したりすることが可能になります。近日中にはステーブルコインの入金やNFTセールの実施も予定されています。
今回調達した500万ドルはデジタルアバターの「資産化」と「多用途化」の推進に充てられます。ブロックチェーン技術を活用してアバターの所有権を明確にし、アバターが生み出す収益をユーザーが享受できる仕組みを構築します。
公式サイト:https://www.holmesai.xyz/
Docs:https://holmesai.gitbook.io/holmesai/

Susquehanna CryptoとTriton Capitalが主導する戦略的ラウンドで、420万ドルを調達。他には、Selini、Auros、Hermeneutic、Kronos Researchなどが参加。
Harborはウォレットやアプリケーション、そしてグローバル市場のために構築された、ネイティブ資産対応の高性能な分散型取引所(DEX)です。
Harborの共同創設者は、初期のEthereum DEXであるAirSwapの創設者Michael Oved氏と、THORChainの元コアエンジニアであるPluto氏です。 Oved氏は高頻度取引(HFT)企業Virtu Financialのパートナーを務めた経歴を持ちMetaMask Swapsの開発にも携わりました。一方、Pluto氏はTHORChainのセキュリティ再構築とスケーリングを主導し、クロスチェーンインフラにおける深い技術的知見を持っています。
この「Founder-Market Fit(創業者と市場の適合性)」がHarborの強みです。Harborは透明性と自己主権を維持しながら、伝統的な金融(TradFi)並みの資本効率とパフォーマンスを提供することを目指しています。
Harborは「チェーンに依存しない流動性レイヤー」として設計されており、プロの流動性プロバイダー(LP)にとって予測可能な実行環境と狭いスプレッドを実現します。まずはビットコインとステーブルコインを中心に展開し、将来的にはあらゆる資産がオンチェーン化される際のバックエンドインフラになることをビジョンに掲げています。
今回の調達資金はプロトコルの市場投入、流動性の拡大、および初期のウォレット統合の推進に充てられます。
公式サイト:https://harbor.xyz/
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