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2026年1月 DeFiマンスリーレポート

投稿日 2026年 02月 16日

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目次

本レポートは、2026年1月のDeFi市場動向をまとめたものになっています。

マーケット概観と定点データ


  • 1月の暗号資産市場は概ね横ばいの推移となりました。この背景には、金や銀といった伝統的資産のボラティリティが高まったことで、機関投資家を含む広範な資金がそれら市場へと流出した状況があると考えられます。
  • またマクロ経済要因も悪化しました。ケビン・ウォルシュ氏の指名に伴い、タカ派的な金融政策への懸念が台頭。さらに市場が機関投資家主導の構造となった結果、マクロ指標に対する感応度が極めて高い状態となっています。
  • 一方で、エコシステムの技術開発は着実に進展しています。HTTP 402をベースとしたAI専用即時決済プロトコル「x402」や、AIエージェントに偽装不可能な履歴を付与する規格「ERC-8004」が誕生し、Baseチェーンを中心として強力なAIトレンドが発生しました。またイーサリアムにおいては、大型アップデート「Fusaka」の最終段階が完了。BPOフォークを成功させたことでスケーラビリティは一段と向上しています。
  • 対CEXにおけるDEX取引高の減少やDeFi指数の代表格である$DPIの下落に表れている通り、足元の市場は停滞から下落基調へと転じています。しかしながら水面下での開発は継続しており、現在は来るべき次の強気相場に向けて着実な準備が進められている段階であると言えるでしょう。
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プロダクト動向


Jupiter


Jupiterは現在、利便性と信頼性を高める大幅な刷新を進めています。

Jupiter Mobile V3のローンチによりアプリ内ブラウザ不要のシームレスなUXを実現。これによりトークン分析から取引までを低コストかつ直感的に完結できます。

またエコシステムの持続性を重視し、CEOはJUPバイバックの停止を提案。2025年の巨額投資を踏まえ、資金使途を価格維持からユーザー成長支援へと転換する構えです。

その他にもEthena Labsと共同でJupUSDを展開。準備金の90%をBlackRockのBUIDL裏付け資産であるUSDtbで管理するという堅牢な金融基盤を構築しています。

We are announcing Jupiter Mobile V3 - X

JUP buyback - X

Introducing: JupUSD - X

Ethereum


イーサリアムはAIエージェントの身元や評判をオンチェーンで管理するための新規格「ERC-8004」を発表しました。この規格はアイデンティティ、評判、検証という3つのレジストリを通じて、AIエージェントが自律的に相互作用するための信頼基盤を構築するものです。

各エージェントにはNFTベースの固有IDが付与され、その活動履歴や評価がブロックチェーン上に刻まれます。これにより特定のプラットフォームに依存することなく、エージェントが自らの実績を携えて組織の枠を超えて活動できる「評判のポータビリティ」が実現します。

中央集権的なゲートキーパーを介さずAIサービス同士がグローバルに発見・連携し合える、開かれたエージェント経済圏の確立が期待されています。

ERC-8004 is going live on mainnet soon - X

Arbitrum


Arbitrumはネットワークの性能と利便性を大幅に向上させる最新アップグレード「ArbOS Dia」を実装しました。

今回のアップデートでは需要急増時のガス代変動をなだらかにする価格設定モデルが導入され、より安定した取引環境が整いました。技術面では同じハードウェア構成でより高いスループットを実現するための基盤を構築したほか、イーサリアムの大型アップグレード「Fusaka」への対応も完了しています。

ユーザー体験の面ではパスキーや生体認証を利用したオンボーディング機能を搭載。従来の複雑な署名プロセスを簡略化し、モバイル端末などから安全かつ直感的にアプリを利用できるようになります。

The ArbOS Dia upgrade is now live on Arbitrum - X

DeFi ロック総額(TVL)推移


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  • 1月のDeFi TVLは全体として横ばいで推移したものの、L2セクターではBaseのTVLが大きく増加しました。これはAIエージェント関連のトレンドが、Baseのエコシステム内で顕著に反映された結果と見られます。
  • 一方、Fusakaアップグレードによりメインネットのスケーラビリティが改善したことで、L2の低コストという優位性は相対的に低下しています。今後L2がTVLを維持するには、ガス代の低さ以外の独自の特色を打ち出せるかが重要な分岐点となるでしょう。

免責事項


  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
  • 本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
  • 本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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