有料記事
投稿日 2022年 07月 08日
目次
4月末から5月末にかけて、DeFi全体のTVLは1000億ドル以上縮小しましたが、6月の1ヶ月では、そのおよそ半分の数値となる500億ドル相当のTVL縮小を記録しました。
12月末の3160億ドルと比較すると70%以上の下落幅となっています。
背景には、暗号通貨市場に影響を与える米国FRBのバランスシート縮小の政策などが影響しており、6月も回復の兆しを見せず、続落する形となりました。
6月22日に、EthereumのL2上でプロダクトを展開する、現状最も大規模のデリバティブDEX「dYdX」がv4で、Cosmos SDKを利用して作成された独自チェーンへと移行する旨を発表しました。
V4では、PoSを利用した独自のコンセンサスへと移行し、レイヤー2からは一旦身を引く結果となります。
また、合成資産の発行を行うSynthetixは6月に大きなプロトコル収益を獲得しており、こちらに関しても解説しています。
先月のUSTの崩壊による下落に続き、市場全体の続落でステーブルコインにも大きく影響が出ています。
特に債権的な特徴を持つステーブルコインは、担保資産となる現物価格の価格下落により、デレバレッジを余儀なくされる展開となり、時価総額が大きく収縮しています。
一方で、上位のステーブルコインの下落率が限定的である点は、クリプトからフィアットへの償還がそこまで起きていないことを示唆しており、潜在的な購買力とポジティブに見ることもできるでしょう。
この続きを読むには
この記事は会員限定の記事になります。
登録すると続きをお読みいただけます。
タグ
DeFi
月次レポート
お問い合わせはこちら
専門的なリサーチャーのリサーチしてほしい内容がある
新規事業のアイディア出しからコンサルティングしてほしい
その他、ブロックチェーン事業に関する全般的な相談をしたい