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投稿日 2022年 07月 28日
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今回のレポートは、2022年1月にEthereumの共同創業者Vitalik Buterin氏より初めて発表された譲渡不可能なトークン「Soulbound Token (SBT)」をテーマとして、ブログと22年5月公開の論文をもとに解説しています。
SBTとNFTの違いや、SBTが譲渡不可能であることでどのようなユースケースが生まれるのか、といった点を理解していただける内容となっています。
SBTは、公に公開される/譲渡不可能/発行体による取り消しといった特徴を持つトークンで、SBTの保有者(アカウント)はソウルと呼ばれます。
SBTには過去の実績やコミットメント、資格情報などが記録され、これらを保有することでWeb3の世界で、より社会性を重視したアプリケーションを生み出すことができると期待されています。
アーティストはソウルを活用することで、第三者的なウェブ上のプラットフォームに依存することなく、自らの発行する作品(NFT)の出所を自己証明的に客観的な事実として提示することができます。
アーティストは自分の過去の作品や経歴をSBTとしてソウルにバインドすることで、OpenSeaのVerifiedやTwitterのフォロワー数などの権威に依存せず、自らの公式の作品であることを証明することができるようになります。
レポート内では、この他にもSBTのさまざまなユースケースを紹介しています。
個別のユースケースのみではなく、SBTの権利設計に注目した比較なども行っています。
SBTは、発行者が取り消しをできるという特徴から、発行者の定める任意の権利をSBTとした付与し、ある種の複雑な権利関係をラップした契約が実現可能です。
賃貸や楽曲など、現実にはNFTの保有のみでは表現できない権利関係が存在しており、SBTは設計の柔軟性から、新規のユースケースを創出できる可能性を期待することができます
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