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投稿日 2024年 09月 10日
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本レポートは、2024年8月のDeFi市場動向をまとめたレポートです。
BitGoはラップドビットコイン(WBTC)製品を香港拠点のBiT Globalとの多司法管轄区合弁事業(a multi-jurisdictional joint venture)に移管し、BitGo、ジャスティン・サン氏、およびTronエコシステム間の「戦略的パートナーシップ」を形成すると発表しました。
しかしながら、この動きは管理一元化の可能性やセキュリティリスクへの懸念を巻き起こし、分散型金融プラットフォームであるMakerDAOは、WBTCを担保とした新規融資を一時停止しました。これはあくまでも新規融資に関するものであり、既存のWBTC担保融資への影響はありません。
MakerDAOのこの動きは、DeFiコミュニティが中央集権化リスクに敏感であり、分散型エコシステムの維持を重視していることを反映していると言えます。
WBTC関連の動きは、未だ決着を見せていませんが、WBTCの普及に関して大きな影響を与えるかもしれません。
WBTC Changes and Risk Mitigation - 10 August 2024 on Forum
Baseは、Basenamesのローンチを発表しました。Basenamesは、オンチェーンでのアイデンティティを確立するために、ユーザーがユニークなbase.ethユーザーネームを要求できるようにするものです。
この他にも、8月はじめには、MiCA準拠のユーロステーブルコインEURCがBase上にてローンチされました。AerodromeFi、Coinbase、CoinbaseWallet、UniswapなどがBaseでEURCをサポートを開始しており、Coinbaseと連携した積極的な動きが見られました。
Basenames are now live on Twitter / X
OpenSeaは、米国証券取引委員会(SEC)から、プラットフォーム上のNFTが有価証券とみなされる可能性があるという理由で法的措置の可能性を示唆するウェルズ通知を受け取りました。
OpenSeaのCEOを務めるDevin Finzer氏は、SECの動きに驚きと反対を表明し、NFTクリエイターや開発者の法的費用を支援するための500万ドルの基金設立を発表しました。
SECのこの動きに対して、米国下院議員のワイリー・ニッケル氏は、強い批判を表明し、同機関が「法執行による規制」の手法を取っていることで、規制システムへの信頼を損なっていると指摘しました。
OpenSeaとSECの対決がどのような決着を迎えるかは未だ不明ですが、規制当局が、投資家保護とイノベーション促進のバランスをどのように取っていくのか、今後の動向が注目されます。、
OpenSea has received a Wells notice from the SEC on Twitter / X
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