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投稿日 2024年 10月 14日
目次
本レポートは、2024年9月のDeFi市場動向をまとめたものになっています。
世界最大の金融決済ネットワークの一つであるSWIFTは、トークン化された資産取引を簡素化するソリューションを発表しました。
デジタル資産の大きな成長が予測される中、スタンダードチャータード銀行とシンパルス銀行は最近、現実世界のトークン資産の市場規模が2034年までに30兆ドルに達すると推定しています。しかしながら、断片化された「デジタルアイランド」エコシステムの出現といった課題も指摘されています。
SWIFTの今回の発表は、こうした相互運用性の問題に対処し、迅速で摩擦のない安全な取引を可能にすることが目的と見られています。
今後数ヶ月以内に、Sibos 2024に先立ってより詳細なワークフローや要件などの公開が予定されています。
Streamlining the global movement of digital assets and currencies - SWIFT
Circleの本社がニューヨークに移転する予定です。Circleは今年1月にIPOを申請しており、今回の本社移転はそれに先立って行われました。
2025年初頭にワン・ワールド・トレード・センターでの本社開設が予定されており、伝統的な金融業界や規制当局とのさらなる協力関係を模索しているものと見られます。暗号資産ETFを発行しているBlackRockも、ニューヨークに本社を構えています。
Circle is moving the Global HQ to New York City on Twitter / X
9月はEigenLayerに多くの動きが見られました。
EigenPodアップグレードが導入され、残高チェックポイントシステムでネイティブETHのリステークが改善されました。また、新しくミントされたEIGENトークンを毎週報酬として提供する機能「Programmatic Incentives v1」を開始するなど、報酬周りの機能が強化されています。
9月30日にはEIGENトークンの送金制限が解除され、主要取引所への上場も相まってユーザーは自由にEIGENトークンを取引できるようになりました。
リキッドステーキングトークンだけでなく、EIGENトークンも活用したEigenLayerのエコシステムに注目が集まります。
Introducing the EigenPod Upgrade on Twitter / X
Introducing Programmatic Incentives v1 on Twitter / X
The evolution of EIGEN is coming soon on Twitter / X
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