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投稿日 2025年 04月 07日
目次
本レポートでは、3月のNFT市場動向についてまとめました。
2月との比較では、取引ボリュームに大きな変化は見られず、Ethereumの取引ボリュームはやや減少傾向、Solanaの取引ボリュームは2月下旬から大きな変動は確認されておりません。
また、Doodlesが新プロトコル「DreamNet」を発表し、これに伴いトークン「$DOOD」のユーティリティが明らかとなりました。
Ethereumでは、新たに登場した3D PFPプロジェクト「Good Vibes Club」がトップ10にランクインしており、Solanaでは、フリーミントとして提供された「Sr Manzano」が約3SOLというフロアプライスを付け、同様にランクインしています。
3月のランキングでは、Courtyardが1位となり、2月から1位と2位が入れ替わりました。1位から5位までに関しては、2月と比較して取引ボリュームに大きな変動は見られておりません。
新規にランクインしたプロジェクトは3つで、それ以外はこれまでと同様の顔ぶれです。そのうちの1つであるGood Vibes Clubは、3月11日にリリースされたプロジェクトであり、今回が初のランクインとなりました。
プライマリーセール時の価格よりもフロアプライスが上回っていることから、現時点では好調に推移している印象です。
OpenSeaはXPの配布仕様を変更して以降、ほぼ同じような取引ボリュームで推移しており、大きな変動は見られません。一方でBlurは、3月に入ってから徐々に取引ボリュームが減少傾向にあることが確認できます。加えて、CryptoPunksの取引ボリュームが目立ってきている点も見逃せません。
トレーダー数については、全体的に大きな変化はなく、Blurが徐々に減少していることが特徴的といえます。3月に入ってからは、Blurの取引ボリュームとトレーダー数のいずれもが減少している動向が表れています。
Duneのデータによると、Blurと同様にTensorの取引ボリュームも下がっている状態にあります。この傾向が続く場合、大きな施策が行われない限り、Magic EdenがSolana市場を独占していく可能性があります。
一方で、長期的な視点から見ると、Tensorは一時的にボリュームを伸ばした時期があったことも確認できます。しかし、Magic Edenは継続的に取引ボリュームを確保しており、これまでの実績を踏まえると、今後もSolana市場において大きなシェアを確保し続けることが予想されます。
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