投稿日 2025年 05月 12日
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本レポートは、2025年4月のDeFi市場動向をまとめたものになっています。
価格の低迷が続くEthereumですが、4月中旬、財団は開発方針の転換を表明しました。
研究開発の優先順位を見直し、今後はL1のパフォーマンス向上、レイヤー2拡張への継続的な支援、そして長年の課題であったユーザビリティ問題の解決に注力しするとしています。また、次期共同ディレクターのTomasz Stańczak氏は一部の長期的な開発目標について、当初の予測よりも早く実現する可能性があることにも言及しました。
加えて、今回の方針転換と最近のリーダーシップ体制変更の一環として、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が、今後は研究と探索的な作業に専念することが発表されました。
ブテリン氏は、アーキテクチャ簡素化のために、長期実行レイヤーとしてイーサリアム仮想マシン(EVM)をRISC-Vに置き換えることを提案しており、抜本的な改革が行われることが期待されています。
イーサリアム財団、開発方針を大転換|L1改善とUX向上へシフト、ヴィタリック氏は研究専念へ - CryptoTimes
Long-term L1 execution layer proposal - Ethereum Magicians
Jupiterは、低MEVレートのMEV Protect、詐欺検出のJupShield、ガスレス取引のサポート、50+ AMM間のスワップを最適化する自己学習型流動性システム「Juno」を搭載したUltra v2を公開しました。
このほかにも、Metis v1.5のようなルーティングアルゴリズムの並列テストを可能にするJunoフレームワークをローンチするなど、ユーザー体験の向上に注力しています。
Baseは、正式にステージ1の分散化へ到達しました。
パーミッションレスま障害証明の起動、セキュリティカウンシル(security council)とのコントラクトアップグレードプロセスの分散化が実現されています。
これはパーミッションレスでレジリエントなL2に向けた重要なマイルストーンといえます。
Base has reached Stage 1 Decentralization - X
ブテリン氏が
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