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投稿日 2023年 06月 09日
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今回のレポートは、5月のNFTマーケットの動向を調査した内容になっています。5月は4月よりNFT市場は全体的に取引ボリュームが減少傾向にあります。EthereumとSolanaの両方のNFT市場が低下していることがわかりました。その反面、Ordinal NFTの市場は活性化しております。
また、NIKEをはじめ大手企業がNFTの販売を行っていますが、「NFT」というワードを使用していない傾向が見られます。代わりに「デジタルコレクション」などの表現を使い始めていることが観察されます。
プロジェクト毎のランキングでは、DMarketが初のランクインを果たしています。 Milady Makerは、イーロン・マスク氏のツイートの影響で一時、フロアプライスが急増し取引ボリュームが増加した影響でランクインしています。
少しづつゲーム系のプロジェクトがランクインすることが多くなりました。国内外で様々なブロックチェーンゲームのプロジェクトが開発されているので、ゲームの領域は今後、注目です。
個別のNFTの取引ランキングでは、引き続き全体的に価格が下がっています。いつも通り、BAYCとCryptoPunksのNFTが高額取引されランクインしています。目立ったところですと、OthersideのExpandedされていないOtherdeedがランクインしていました。Othersideは、ExpandedされていないNFTがまだ大量に残っています。
これは、Fee関連でまだ変換していないユーザーがいるのではないかと思われます。おそらく、トレーダーたちが残している可能性が考えられます。
Solana NFTの市場は、4月より下落を見せています。DeGodsとy00tsがSolanaから移行した穴がまだ埋めれていないように見えます。4月に大きな取引ボリュームを記録したMad Ladsは、5月は低下し落ち着きを見せています。
5月23日に取引ボリュームが上昇しているのは、The Boxのリビールフェーズが発表されたことが影響していると考えられます。5月22日にリビール方法の案内がされると、5月23日にフロアプライスが上昇しました。また、スウィープをしまとめ買いをしているユーザーも観測されています。
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